もう上司が部下に教えられない時代-ロザンの楽屋を見て考えたこと-
ロザンの楽屋を見て考えたこと。
今回はたしかになーと思った回について。
動画はこちら。
内容は、デジタル関係を中心に今の時代の流れが早すぎて上司が部下に仕事を教えられなくなっている(上司が部下の立場だった頃に当時の上司から教えてもらったことが時代遅れになっていることが多い)というようなこと。
それに関連して日本はそういう上司が部下を育てるという体制が中心だったので今それができなくて苦戦している、海外はもともと外部の機関に研修しに行くなどの能力開発費をかけて育てるやり方で日本の企業もそういう方向になりつつある、という話など。
時代の流れが早くて上司が部下に教えられないというのはある程度納得できる話。
僕の経験で言えば、僕がライブハウスでPAしたりレコーディングをやり始めたりする頃に機材がアナログからデジタルへ移行することだったので当時いろいろそういうことがあった。
ライブハウスはまさに過渡期で僕が初めて勤務したライブハウスはアナログ卓だったし全体的に見てもアナログ卓の方が多かった。
しかしそこから数年でデジタル卓の方が多くなり僕が働いたりPAをやりに行く場所のほとんどがデジタルになった。
そこでデジタルに対応できなくて苦労したり仕事を離れる先輩や上司というのもそれなりにいた。
下っ端の若いスタッフの方がデジタル機器については詳しい、ということも実際あったのでまさにこの動画で話題にしている、上司が部下に教えられない時代、という感じ。
ただしっかりデジタルに対応していく先輩や上司もちゃんといた。
レコーディングの方はもうちょっと時期がずれていて僕がやり始めた頃はアナログがめずらしくなってほぼデジタルに移行した直後という感じだった。
先輩や上司の中にはアナログ経験者がいる、という程度。
そこでもやはり同じで対応できてる人とできてない人両方がいる感じだった思う。
PAやレコーディングだとシステムが変わるとは言え仕事の本質(良い音を出すこと)はあまり変わらないのでロザンのお二人が話している内容とはちょっと違うかもしれないけど、それでも対応できなくなる人がある程度いたのは確かでもっと大きく変わった業界だと多くの上司が部下に教えられなくなる、ということになってもおかしくない気がする。
そこから能力開発費をもっとかけるべき、とか、むしろ上司が部下に教えられなくてよくない?(細かい仕事内容をわかる必要はなく仕事を割り振ったり管理したりすることが上司の仕事だから)とかという話になったり。
あとは僕もすごく同意だなと思ったのが、上司も部下もお互い敬意を持って接するべき(特に上司が部下に敬意を持つべき)、という話。
上司が部下に仕事を教えられなくなることで部下が上司を侮るんじゃないか、敬意を持つことができるのか、という懸念からそういう話になったのだが、そもそも最初からお互いに敬意を持って接していれば何も問題はないよね、という感じ。
実現するのはなかなか難しいことだとは思うけど(周りの人間に敬意を持ってない人をどう教育するか、とか)理想はみんながお互い敬意を持って接することだと思う。
僕も気をつけたいと思います。
というわけで今日はここまで。
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