一卵性の双子は「遺伝的に同じ」ではないらしい
以下の結論自体は目新しいものじゃないけど、包括的レビューの結果というのが重要ですね。
「その結果、平均すると、本人の特性や疾患に遺伝と環境がそれぞれ影響を及ぼす可能性は同等だという結論に達した。」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/080400405/
あとのポイントは以下かな。
一年間の宇宙滞在では、エビジェネティクス(じゃなくて、遺伝子発現の方が正確かな)的な変化はあっても遺伝子自体は変化しない。エビジェネティクス的な変化の可塑性は7%と少なく、多くは時間が経過すると元に戻ること。
99.99%同じ遺伝子をもつ一卵性双生児も、生まれたときは同じ遺伝子だが人生レベルの長い期間でも化学変化が生じ、遺伝子的に同じではなくなること。
ここから考えると一年間の宇宙滞在では遺伝子は変化しなかったけど、放射線などの環境が厳しい宇宙では遺伝子は地球以上に化学的に変化すると考えられるから、人類が宇宙に進出すると地球人類とは異なる宇宙人類が生まれるのは必然ですかね。