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XLモデルのRefiner対Hires fix(再検証)


はじめに

前回の検証から時間を経ってモデルも何回変更した、1.6にはRefiner機能もビルトインになったため、それを合わせて再度テストしようと思います。

比較画像

やっはり若干変形はしたものの、顔が大きく歪んだわけでもない。目が細くで顔が丸くなって幼く見えるぐらいだ。全体的に描写が繊細になって(特に髪の毛の部分)、背景の花も細かく描いてくれました。なぜか絵柄はさらにソフトになりました。顔の変形はADetailerを任せましょう。

オリジナルの画像 ADetailer後
Hires. fix 1.5倍 ADetailer後

生成時間がネック

これは使えなくもないね、問題は生成時間だ。ただでさえデカいのXLサイズでhires をONにすると、2M SDEで50Step 2分10秒のものが、+15Step Hiresでは5分台になってしまいました。

せっかくなので、Refinerもテストしましょう。

比較画像②

オリジナル
Hires. fix 1.5
Steps: 50, Sampler: DPM++ 2M SDE Karras, CFG scale: 7, Seed: 2161633221, Size: 1024x1280, Model hash: 82bc6f6ae9, Model: kohakuXL_alpha7, Denoising strength: 0.545, Clip skip: 2, Refiner: sd_xl_refiner_1.0 [7440042bbd], Refiner switch at: 0.8, Version: v1.4.0-989-g5ef669de

生成時間

  • 修正加えない  2分12秒

  • Refiner(A111)  3分1秒

  • Refiner(extension)2分30秒

  • Refiner(ext 70Step)2分40秒

  • Hires. fix 1.5(15step)5分

  • Hires. fix 1.5(25step)5分36秒

感想

背景が細かく描いてくれました。特にバスケットネットの部分。でもHires fixのほうは手が化けました。でも一番大事なのは生成時間です!

4090やAシリーズのつよつよカードを持ってる人は別として、長時間放置生成の場合は5分はそれほど痛くないが、普段作業の場合は3分間を賭けて細部の追加と手の修正を狙うのはうちには耐えられないね。

逆にRefinerは予想以上仕事をしてくれます。モデルロードに十数秒長くなりましたが、細部の修正が効く。ただし、使う場合はA1111の機能より拡張のほうがおすすめです。多分A1111の機能はモデルをVRAMにロードするから、途中外してRefiner後またモデルをロードし直してADetailerを走るから、ロード時間が2倍になってしまいます。

Step数を50から70に上げるのはRefinerにもHiresと同じ15Stepぐらいほしいからです。

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