即興こそが能力なのか
ドラマやテレビ番組の感想文と化しているこの毎日note。しかも録画をみることが多いのでタイムリー性もうすい。きょうは岡村靖幸さんと斉藤和義さんのユニット岡村和義が出演した『SONGS』について。ふたりがたまたま同時期に徒歩30秒くらいのところに住んでいたという吉祥寺をロケしていた。そして近くのライブハウスで即興でギターを演奏し、その時代のことを歌っていた。この即興について、経験がなせるものだなぁと思った。即興で歌う歌詞がなんとも切ない。それは下積み時代を歌ったものだから当然といえば当然なのだが、下積みを何十年もたって思うからでてくることばたち。この、こころとことばの距離がいいのだな。
即興は芸人ならばフリートークやノリのようなものだろう。役者ならば立ち回りと言えるかもしれない。どれもなったことがないので正確かはわからない。しかし即興性は表に立つ人だけでなく裏方にも重要だったりする。ぼくでいうと打ち合わせのときのふとだすアイデアやブレストのようなとき。どうもぼくは即興性の弱い人だと思う。「こういうのはどうでしょう」といって「いいですね」となる確率があまりにもひくいのだ。だからぼくはあまり即興的アイデアを話さない。「これいいかも」と思うとだまっておいて、形にしてだす。そうすると「いいですね」の確率がグンと上がる。要は、即興的アイデアの段階では解像度がひくくて、伝わらないってことだ。これはよくないことなのですが、即興的アイデアで却下されてしまうことがあるので精度を高める練習ができてない。即興的アイデアを却下されても形にしてしまうくせがあるのだが、一度否定したものを受け入れてくれる人はめずらしい。
ま、そんなこと言っても岡村和義さんの即興ソングを聴くと、単純に経験がたりない。能力がたりない。とも思うのですがね。精進します。
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