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たりない理由がわかった
「詩がたりない」。
きのう撮影があり、厚木へと車でいった。海沿いを走りスピッツの『ロビンソン』を流したとき、そう思った。『プレバト』を見ているだけで俳句を勉強している気になっているぼくは、夏井先生の言う「詩がある」ということばがずっと頭の片隅にあったような気がする。「詩がある」というのは語られない物語がある。という意味だと思う。17音の中のたった数音で語られていないものまで伝わってしまうことば、組み合わせ、シチュエーション。
これは映像にも言えるなぁとふと思った。映像は見えすぎてしまうからカット割で視線を限定させたりするのだけど、それ以上に大切なことが「詩」なのだなと、きのうやっとわかった。見えすぎるとかどうとかの前に、何をしているか。もちろん自然にする様ではない。こちらで指定するその仕草、その仕草をどこでするのか、だれとするのか。この意識がぼくにはうすかったかもしれない。ぼくは自分の仕事にはきびしい方だと思う。何年も前の仕事でも、あのときこうできたかな、ああできたかなと、いまでも考えてしまうことがある。もちろん満足しているものもたくさんあるし、自分の満足度以上に喜んでいただけている仕事も多いと思う。でもきのう、自分が満足しきれていないものには「詩がたりない」ことがわかった。なんでこんなにもわからなかったのだろう。20代でとっくに気づいてる人もいそうだ。無意識的に詩ができていることもあったけど、それ、たまたまじゃなくて狙ってやってよ。いままでのことを言っても仕方ない。そうだよそうだよ、詩だよ、詩。感動するカットには物語があるもの。CMなんて短いんだから詩がぜったいに必要じゃん。俳句とCMは似ているなんて偉そうに言っていたのに、詩に気づいていなかった。これからは詩を意識してやっていく。きのうはそう決めた日なのでした。
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