2025年の「やらないこと」
「これなら簡単にできそうだな」「これが自分の得意分野だな」ということ、誰にでもあると思います。
ただ、自分の得意技に頼りっぱなしでアップデートされないままだと、どんどん陳腐化していくし、何より自分の可能性を閉ざしてしまうことになりかねないかも…。
そんなことを安斎さんのこちらのVoicyを聞いていて思ったのでした。
得意技をあえて封じることで新たな技を編み出す機会を意図的に作るのって、クランボルツさんのいう「計画的偶発性」を自ら生み出すという考え方に近いように思います。
今のところ私の一番の推しキャリア理論家はクランボルツさんなので、カラーバス効果かかってる気もしますが…😅
自分にとっての「魅惑的でやめられないルーティンって何だろう」と考えたところ、以下の事柄があげられそうです。
スケジュール・タスク管理:AsanaやOutlookをついつい見ちゃう病
雑駁な読書:その時々の興味に応じてサクサク気の赴くままに読む
思いつきアウトプット:Twitterなどでその時の思考を気ままに出す
それぞれについて、どういう意図でやめようと思ったか書いていきたいと思います。
1.スケジュール・タスク管理
市街地再開発事業のPMをはじめ、これまで「コト」の管理を中心にやってきたため、何かをやるとなったら自然とフローチャートとスケジュールが頭に湧いてくるのが私の癖の一つです。
全体像が何となくわかったらタスクと想定リスクを洗い出すところまでが一連の流れ。ここまでは一定必要なことだと思います。(PMのプロは全然違うかもしれませんが)
ただ、ふと気づけばAsanaやOutlookを確認して、タスクの抜け漏れがないか、スケジュールは前後していないかなどを確認するのがクセになっています。得意であるが故に、この行動自体が快感になってるんじゃないかな、と気づきました。
良く言えば「リスクなく」「安定」のためにやっていることと言えますが、この時間って知的生産には使われているわけではありません。作業はしていても、創造性はない…。
そのため、チェックする時間を決める、忘れるのが怖いならタスクをプールするところを作ったりアプリの使い方を工夫するなど、「こまめにタスク・スケジュールを管理すること」を辞めたいと思います。
2.雑駁な読書
いろんなジャンルの本を気が赴くままにサクサク読む、特に気になるものやインプットが必要なものは少しじっくり読む、というのが普段の読書スタイルです。
Twitterを見ていると、興味をそそられる本の情報がたくさん入ってきます。本屋さんに行くと、いろんな面白そうな本が目に飛び込んできます。この状態、カジュアルに楽しむことを目的とするならいいと思うのですが、私が読書に求めているのはそれだけではありません。
現時点で目的にしたいのは、人・組織に関わる知識の習得や、直面している課題へのアプローチとひらめき、実践に向けて背中を押してくれるものです。
知識の定着には少なからず時間がかかるものです。さらに、知識を知恵や形式知に昇華させるにはもっと時間がかかるし、実践してようやく納得・理解できるものも多いはず。そのためには、”サクサク”ではなく、”コツコツ”や"じっくり"という、ある程度時間をかけることを惜しまない読書が必要だよな、と思った次第です。
「雑駁な読書」を辞めて、2か月で1テーマにまつわる書籍を数冊、じっくり読んでそれぞれの関連を楽しんだり、自分の中の経験と紐づけるなど、「腰を据えた読書」をやってみたいと思います。
3.思いつきアウトプット
実は本アカでは15年以上つぶやき続けているツイ廃なのですが、Twitterって本当に便利で、思ったことを深く考えなくてもすぐにアウトプットできてしまいます。(一定、それが楽しいから15年以上続いているのかもしれませんが)
Twitterは文字数の制限があっても、うまくまとめれば文章3つくらい書けてしまうので、何か重要なことを言えたように感じられてしまいます。これが恐ろしいところで、「深く考えなくても」書けてしまうので、言語化することで本当に思考が深まっているわけではないと思います。
自分の気持ちや考えたことをアウトプットするのが苦手な人がその訓練として利用するのは効果はあると思いますし、私も少なからずそういう使い方をしています。ただ、考え深めるには、単発的にいつでもなんでもアウトプットする方法では表面的な言葉にしかなりません。
そのため、"もう少し深く考えてみたいな"ということを、思いついたままにアウトプットすることを意図的にやめてみようと思います。
スマホのメモ帳でも、noteでも散逸しない方法はいろいろあるので、自分に合った方法を考えていきたいです。(このnoteも、その試みの一環です…!)
「やらないこと」という、敢えて自分に制限や負荷をかけることをしようとしているのに、不思議とワクワクしている自分がいます…!!
どこまで実践できるかわかりませんが、「やめる」仲間がいたら心強いので、「自分も辞めること考えました!」という方がいたら、ぜひ反応いただけると嬉しいです😊
新年もお仕事始まったばかりですが、頑張っていきましょう!