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石塚正英著作選【社会思想史の窓】第3巻 身体知と感性知─アンサンブル 読了考察

これは、所謂「読書感想文」として書くのではなく、読了考察として書きます。故に本の紹介とはなりません。 まず、この本を読むきっかけとなったのは、僕のFacebookでこの本の著作者である石塚先生からコメントを貰ったところから始まります。 少しやりとりがあったあとの僕のコメント >僕の場合は愛国者とはちょっと違ってるのですが(たぶん)、近代国民国家というシステムの「成果」について再評価すべきではないかと考えています。現代は、近代の負の部分を否定するあまり成果のほうも忘れてし

    • 繰り返される人類の愚行・やらかしの世界史 【第1章】19世紀アメリカ ②

      繰り返される人類の愚行・やらかしの世界史 【第1章】19世紀アメリカ ②(ゴールドラッシュ) 19世紀アメリカの100年間を、ちょうどその真ん中の頃に起こったゴールドラッシュの前か後かで理解すると全体の流れがイメージしやすくなる。 ・1848.1 .24 金鉱発見 ・1848.2.2 グアダルーペ・イダルゴ条約(米墨戦争終結) ・1849 ゴールドラッシュ本格化(フォーティーナイナーズ) ・1850.9.9 カリフォルニア州成立 金鉱が発見されたとき、まだアメリカ西海

      • 近代という時代区分

        近代という時代区分 中世→近世→近代→現代という時代区分は、その定義の仕方が諸説あり、地域によっても変わるので、細かく語るのは案外難しいものだが、しかし、歴史をざっくり理解するにはとても便利なものである。 そして、僕は近代という時代に注目することが多い。それは現代人類社会での矛盾や不合理、諸課題の元凶が近代にあることが多いからだ。一方で、近代の成果を忘れてしまったことで、現代が退化しているという事象もある。近代が全て悪ということでも無い。歴史には必ず二面性がある。 近代

        • 繰り返される人類の愚行・やらかしの世界史【第1章】19世紀アメリカ①

          繰り返される人類の愚行・やらかしの世界史 【第1章】19世紀アメリカ ①(関係時系列メモ) まずは、本章で書いていく関連項目について、時系列をメモする。 学校の勉強ではないので暗記する必要は全く無い。 真の歴史オタはこういうメモだけであっちとこっちが繋がり想像が広がる。 ゴールドラッシュ ・1848.1 .24 金鉱発見 ・1848.2.2 グアダルーペ・イダルゴ条約(米墨戦争終結) ・1849 ゴールドラッシュ本格化(フォーティーナイナーズ) ・1850.9.9 カリ

        石塚正英著作選【社会思想史の窓】第3巻 身体知と感性知─アンサンブル 読了考察

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