宗派に背いてマキタの充電工具を買ってしまったはなし。
もりです。
(充電工具はHiltiとPanasonic派です。)
今回は『株式会社マキタ』の『充電工具』を購入した話です。
なぜならとても安かったのです。
衝動的に購入。だって安いし。
レジに向かうまで、呼吸も3回位しかしなかった気がします。
しかしマキタ用のバッテリパックは持っていません。
クルマに戻っていくぶん冷静になり、店内に戻って以下も購入。
バッテリがないのに本体を買い足し。
『充電工具』についてご存じない方には「ふーん。」な話なのですが、充電工具には『バッテリ問題のジレンマ』があるのです。
丸ノコとかドリルとか、とても便利な電動工具には、『コンセント式』と『充電(コードレス)式』があります。
勿論工具の使い勝手的には、コードの無い充電式が良いです。
ですが、接続できるバッテリが、メーカ独自規格なんです。
コンセント式はコードを繋げれば何でも動くのに、『充電工具』は、そのメーカに応じたバッテリが必要になります。
そしてこの独自規格のバッテリが、結構お高いんです。
つまり、最初にあるメーカの充電工具を買うと、当然そのバッテリも買うことになり、そのバッテリを使うためだけに、以後同じメーカの充電工具しか買いたすことが出来ない。という沼が始まります。
最大宗派の『マキタ』は現在日本の皇、君臨状態。
たくさんの種類の充電工具をラインナップされており、言い換えれば日本最大の沼と、その沼の信者を形成しているメーカーです。
広大な沼の具合をご覧ください。
HILTI派から改宗する?
マキタ様の沼に比べると、HILTIなんて水たまり?
マキタのバッテリ純正品
充電器
15,920円+9,770円、合計25,690円。
うーん。
500円のキカイを動かすのに25,000円?
毎回こんなことばかり書いている気もしますが。
作る?
手元にHILTIの14.4V(1.6Ah)のバッテリがあるので、これが使えないか検証しましょう。
はい使えました。
あとは『HILTIのバッテリからマキタの電動工具に変換するアタプタ』が売られていれば大変話が早いのですが、ネットを探してみても見つかりませんでした。
「変換アタプタ」とはこんなモノです。
(コレは国内2大宗派の日立製をマキタ様につなげるアタプタ)
困っている方(同じジレンマを抱えている方)は世界中にいるようで、他メーカ⇔他メーカのアタプタはたくさんありましたが、HILTI社の信者は少ないようで、Amazon、AliExpress、ebayなどを探しましたが、見つけれませんでした。
作ろう!
だって、世界にまだないものですよ。
より良い世界に!みたいでかっこいい。
個人的に困っているだけですが。
まずマキタ(本体)の接続部を見て、『マキタ側』を作っていきます。
ずっと悩んでいたのが、電源と接触する”端子部分”です。鉄片を曲げて作るだけだと、結構な電流が流れ、何度抜き差ししても大丈夫なバネ構造と耐久性を持つものを作るのは難しいなぁと考えていました。
とても良いものがありました。
147円!
本体とマキタ側のアタプタ(というかスペーサ)を裏から見たところ。
更にHILTI(バッテリ)側の形状を見て、作っていきます。
端子部分が入れ子になっています。
この部分のみを別部品で作成。
入れ子側の端子も悩んでいたのですが、良いものがありました。
さすが松下。かゆいところに手が届く。
HILTI(バッテリ)側は、この入れ子とベースを組み合わせた形になりました。
合体させます。
完成しました\(^o^)/。
OK~。
そしてなぜか楽しい。
(ただ他派の電池をつないで動いただけなのに。)
コレがヒトを無理やり改宗させる宣教師の原動力なのかも?
以上を2つ作って、マキタ2台ともHILTI派に改宗させました!
何となく(足元だけ無理やり邪教に改宗させられた)気の毒な信者の様にも見えますが、携帯電話会社的な契約だと、「マキタ側から2台奪って、HILTI側に2台呼んだ。」のでOKなのではないでしょうか。
(auの機種だけど、docomoのSIM通話みたいな。)
今回は変換するアタプタの設計を、
①電動工具本体に接続するベース
(今回はマキタ)
③バッテリ側に接続するベース
(HILTI社のバッテリしか持ってないけど)
② ①と②のはめあわせを丁度良くするスペーサ
上記の3層構造としたので、
①の部分だけをまた頑張れば、ウチのBOSCHさんも改宗できますね…。
この記事でHILTIの赤い信者が増えないかな。
(邪教とは何なのか。足元だけでも良いのか?)