メキシコの独立記念日の伝統的料理といえば!チレスエンノガダ
メキシコ人にとって最も大切な記念日といって過言ではない!9月16日のメキシコ独立記念日は、とにかく盛大!!
独立記念日の雰囲気を味わいたい場合は!カンクンよりもメキシコシティで過ごすのが超絶おすすめです!
この日はメキシコの国旗赤・白・緑を使ってデザインされたお土産品や国旗のレプリカが店頭中に並び、メキシコシティのソカロでは大統領までも登場し、連発花火が上がるなど朝方まで最高潮に盛り上がります。
そんな大切な!!独立記念日の前後にしか食べることができない貴重なメキシコの伝統的料理が『チレスエンノガダ Chiles en nogada』になります。ぜひ期間限定メニューなのでメキシコ来られる方は1度試してみて欲しい料理です。
チレスエンノガダってどんな料理??
メキシコの美食文化の中でも、期間限定でしか食べるこのできないチレスエンノガダの中身は↓↓
メキシコの巨大な唐辛子『チレポブラーノ』の中に、スパイスがきいたひき肉、トマト、野菜のみじん切りやナッツなどを炒めたピカディージョを詰め、クルミを使ったクリームソースとザクロ、パセリを上にトッピングした料理。
パセリの場合もあれば、唐辛子の緑ソースを使ったお店もあり、緑、クルミソースの白、ザクロの赤色で、メキシコの国旗を表した見た目も華やかで、食べるのが!なんだか勿体なくなるようなメキシコの伝統的料理!!
なぜ期間限定なの?
まず『チレスエンノガダ』の名前の由来はスペイン語で、『クルミの木』を意味するNogalからきてると言われてます。
そのチレスエンノガダの材料に欠かす事のできない、クルミとザクロが8月〜9月がシーズンになるため、メキシコのレストランで、チレスエンノガダを食べれるのは、6月〜9月の期間中になります。
レストランのチレスエンノガダの料金は、大体250ペソ〜500ペソの間になり、他のメキシコ料理に比べると割高!!
ちなみに、私たちがメキシコシティのレストランで、チレスエンノガダを食べた時は!450ペソでした。(一皿3千円程)
辛くなくクルミソースのほんわかな甘味と、メキシコ唐辛子の中に入ってるひき肉たちとの味のバランスが良くまたコクがきいていて美味しいです。
節約旅行の時は、2人で1つ、もう1つを手頃な価格のメキシコ料理を頼み分け合うのもいいかもしれない♫
チレスエンノガダの歴史
今でこそ、メキシコの全国民で独立記念日に祝って食べられるチレスエンノガダの歴史はいろいろな諸説がありますが、最もメキシコ人から聞いて有力な説。
それは…。
アグスティン・デ・イテゥルビデ(Agustin de Itrubide)が1821年にメキシコ独立法・コルドバ条約に署名したところまで遡ります。
1821年、彼はメキシコの東海岸ベラクルス(Veracruz)にてコルドバ条約に署名し、正式にスペインから独立を果たします。
スペインから独立後の、、、
8月28日アグスティンが、聖人を祝うためにプエブラの市内にいることを知ったサンタモニカ修道院のアウグスチナ人の母親たちが、国旗の色を使った特別なお祝いの料理でおもてなししようと考え思いついたのが、今の『チレスエンノガダ』になります。
8月はまさにザクロとクルミがプエブラで収穫される時期!!
まさにメキシコの国旗の色合い、またメキシコ料理に欠かせないチリ、季節の食材を使った『チレスエンノガダ』は、メキシコ独立記念日に、うってつけの伝統料理になりました。
メキシコ人の特徴として、仲良くなると『Mi casa es tu casa 』自分の家のようにくつろいでね!と家族総出で大歓迎を受けおもてなしをしてくれます。
基本的に、人に料理をよそってあげたり、飲み物出したりサービス精神が旺盛なので、ぜひホームステイや友達作りも気軽に挑戦してみてくださいね♪
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