見出し画像

【誰も知らない時代劇作家】地図を持って旅に出よう!

こんにちは。
「誰も知らない時代劇作家」その名もナカるん♪、
略して、〝誰しら〟です。

私が毎月一度、地元の南海日日新聞社様で、書かせていただいている
紬エッセイが載りましたので、ご紹介いたします。

題して「地図を持って旅に出よう!」
です。

☆南海日日新聞社様は、コチラから
 ⇩


こちらでは読みづらいので・・・下記からどうぞ(^O^)/

2024年9月12日(木)発刊「紬エッセイ」

「地図を持って旅に出よう!」


 記録的猛暑が落ち着いてきて涼しくなると、無性に旅へ出掛けたくなります。私の知る限りでは、江戸の人々も割合、旅には出ていたようです。

 有名な所ではお伊勢参りで、これは、御師(おんし)と呼ばれる今で言うツアーコンダクターが、団体旅行の宿の手配や案内をしていました。最後は御師の家でご馳走を振る舞われたというので、旅館も兼ねていたようです。

「伊勢名所 二見か浦の図」

 私は、拙著「嫁の家出」の中で、武家の奥方が、八丁堀から江の島まで旅をした話を書いた事があるのですが、その時、実際に自分の足で歩いてみました。物の本によると、日本橋から江の島まで、「成人男性の足で片道一日」と書かれてあったのですが、運動不足な私の足では、なんと、4日も掛かってしまいました!

 嘘は書けないので、そのまま書いたのですが、東海道の地図を見ながら、道に迷ったり、寄り道したりしてようやく辿り着いた頃には、もう息も絶え絶え…。海に落ちる夕日を眺めては感無量でした。


 この時、参考にした本があります。「〝きよのさん〟と歩く江戸六百里」。現在の山形県鶴岡市から伊勢参りに出かけた豪商の奥方「きよのさん」の108日間にも及ぶ旅の記録です。彼女は知人男性に同行してもらい、荷物持ちを付けての豪勢な旅でした。

 
 これを読むといかに江戸時代の旅が、現代と通底しているかと感じます。

 関所を通るのが面倒だと、関所抜けしたり、疲れると駕籠(かご)や馬に乗ったり、荷物が邪魔になると、次の目的地まで運んでもらったりと(今の宅配便)、何だか現代の旅のようです。旅費が足りなくなると、為替を使って買物三昧(今の銀行)。吉原で豪遊し、江戸藩邸を見学しては、若様が見られなかったと残念がる(推し活?)。実に自由奔放、豪放磊落な旅でした。


 昔も今も旅はいいですね。旅は見聞を広げ、人々を自由にしてくれます。私もこの秋、どこかに出掛けてみようかな? 江の島より先を歩いてみたいな。昔にならって地図だけ持って。でも、その前に痩せなければ!でなければ膝にくる!と思った私です。
  

江の島の夕焼け


 これを書いた時は、少し涼しくなってきたので、こんな脳天気な記事を書いたのですが・・・(;´Д`)

いやあ~・・・今日も暑い!暑いですね。
(現在31度。日中34度予想)

最近、もう冬とか来ないのではないかと、絶望的な気持ちになっております、ハイ・・・。

このまま、熱射地獄のような世界で息絶えるのか・・・
そんな気すらするこの頃です。

雨乞いならぬ、〝冬乞い〟しなければならなくなったのかもしれませんね、我々人類は・・・(^^;)。

やれやれ・・・。

どうぞ皆さまも暑さに気をつけて。
頑張って、生き延びましょう♪


☆それでは今日もよい一日を。


いよいよ、ナカるん♪ の新作が、10月4日(金)に発売されます💖

よければ、覗いて見てくださいね。

(^O^)/

こちらもあるよん♪