第4回はサトウカエデさんをお迎えして配信します。7/16(木)【 #ブリリアントブルー 】
文章フィードバック番組『ブリリアントブルー』、早いもので第4回目です。さて、7/16(木)配信のゲストは何とニュージーランドにお住いのサトウカエデさんをお迎えしてお送りいたします。
Zoom、凄いです。だってニュージーランドですよ。
ほら、日本からこんなに遠い。直線距離にして9,500kmです。それがリアルタイムでこうして繋がっているのだからネット通信に我々は感謝すべきなのでしょう。
南半球にある日本と似た大きさの島国、ニュージーランド。
羊の数が人口の六倍の国、ニュージーランド。
南十字星が見える国、ニュージーランド。
画像引用元:https://blog.goo.ne.jp/vacanze-venezia/e/f6a54cc6cbe2bced04d9f06d9b815fe5
南十字星ついでにちょっとだけ小噺をはさむ。
実はニュージーランドから見えるオリオン座は日本から見えるモノとは大きく違うという。何とその姿が上下逆さまになるというのだ。不思議な話だが、理由を聞くと我々は地球が本当に球であることを思い知らされる。
これは人が磁石のように巨大な球の引力に引き寄せられてくっついているから起こりうる現象なのだという。
ほら、上の絵を見てごらん南半球の人は天井に足が貼り付いているように立っているだろう?そりゃオリオン座も上下逆になるってわけだ。
すみません。いきなり余計なウンチクを語り出したように見えるかもしれないが、これにはちょっと理由がある。実はこれ、私が星空観測にハマった時にサトウカエデさんがそっと教えてくれたお話なのだ。「ニュージーランドの空ではオリオン座が上下逆になるの…」ってね。
日本で定点観測してるだけでは分からない世界を、移住したからこそ見た景色を言葉にして伝えられる人、それが彼女だ。
だから私は皆さんにもこのことをお伝えする。
私が知っているサトウカエデさんはこういう人なのだ。
プロフィールには載っていないけど、とても大切なこと。
人が人を紹介するということは本来こういうことなのかもしれないね。
物書きとしてのサトウカエデさんの美しさもきっとこういうところから生まれてくるのだろう。
さて、全国に一千万人いると言われるサトウカエデファンの皆様に盛大にマウントを取ったところで本題に移る。
そのサトウカエデさんが我々、池松潤・嶋津亮太・仲高宏の三人に公開での文章フィードバック番組に応じてくれる。
我々が受け取った依頼文は以下の通り。
私の頭のなかにある世界が、読んだ人に「見える」ようになるにはどうしたらいいだろう? そして、その見えた物語が「おもしろい」となるにはどうしたらいいだろう?
そんなことを考えています。
面白いというのは、泣けるとか笑えるとかだけではなくて、読んだ後に心が一歩でも半歩でも動いたような状態になること。
お送りしたURLの作品は、構想的には2万字~4万字ぐらいのお話にふくらませたいなあという気持ちがあります。
だから、『読む』と『フィードバック』を繰り返しているお三方に、これを読んで何を見たか、何を感じたか、
そして「もっとこれを見たい(読みたい)」が出てくるのか。そんなことを伺いたいです。
送られてきたnoteの文章は以下のタイトル。
『若葉のころの僕らは』
この作品は先日行われた入谷さん個人主催の私設コンテスト、 #磨け感情解像度 でお披露目された作品でもあります。
サトウカエデさんは何日もかけてこの作品を書き上げたと仰られました。
それを我々三人が僭越ながらフィードバックします。
私は番組内でこう切り出します。
この作品は、夏の日の思い出というか、淡い性への目覚めがテーマとして根幹にありますよね。
それを美しい描写でストーリー展開してゆく。
途中、境内からの暗がりの山道を二人で走り抜けてゆくようなスリリングな場面もあるんですが、それはあくまで偶発的に発生する試練的なエピソードなんですね。
この試練はオチがかわいらしいんですがそれは横に置いといて、幼さ残る若者が試練的なエピソードを通じて、少し成長する過程を描く。
これはジュブナイル的な要素が強い作品になりますね。
現時点でおよそ5,000文字。これだけでも完成された作品なのですが、
これをここから2万から4万文字に膨らませたいという想いがあるんですね、サトウカエデさんは。
ここからグッと文字数を増やしても読者がついてこれるような文章にするためには、何が必要か?
そのためには読者の方に、文章を通じて、書き手の見えている世界がパッと見えなくてはならないのではないだろうか?
どうしたらそういった文章が書けるのか?
この問いに対して我々三人がお答えします。
ぜひ、お楽しみに。
次回出場者も募集いたします。
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