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自分んとこで解決しなくてもいいんじゃない?【#聞いてよ20歳】

「たらいまわし」って言葉、イメージ悪いよね。
何だかやる気のない悪い大人が責任転嫁で使う情けない姿の代表例みたいな感じでしょ。

でもね、これを上手に使えるようになると生きやすくなるので、今日は上手なたらいまわしとは何であるのかを解説する。

特に私が偉そうに語ることもないんだけど、社会経験20年をかけて編み出した珠玉の技だから是非とも聞いていっておくれ。20代前半の若者にはちょっと毒かもしれないが、頑張りすぎる人には薬になる、これはそんな話だ。

たとえば、明らか儲けにならなさそうな面倒な客人からの面倒な電話があったとする。
お金も払わないのに大層な要求ばかりを押し付けてくる客人だ。

あなたならどう回避する?
さぁ、たらいまわしの出番だ。
ここであなたは同じ会社内の別の部署に面倒な仕事をあて付けようとしてないだろうか?
だとしたらそれは下手糞なたらいまわしだ。下の下である。

それは今すぐにやめた方が良い。振られた部署の人も迷惑だし、何より客人の怒りの矛先があなたの所属する会社内だけでグルグルと回ってしまう。いずれ二次関数的に客人の怒りのボルテージは上昇してゆくだろう。

違うのだ。
視野をもっと広く持つのだ。
世の中には同業他社という便利な存在があるじゃないか。

気付いたかい?
どうしようもない客人は全部ライバル会社に振ってしまえば良いのだ。
ひたすら客人の声に耳を傾けた後、小さな声でこのように切り返せばいい。「まことに情けない話ですが、その相談でしたらあそこの会社に良い商品(サービス)がありますよ。いや、ここだけの話ですけどね。」そうこっそりと伝えるだけでいい。

それだけで対顧客の厄介事の八割は解消する。
部署間で揉め事は起きないし、ブラックリストを共有する必要もなくなる。ストレスフリーだ。

ライバル会社には気の毒な話だが、そんなことは気にしなくても良い。


若い内は何とかお客様の言うことを聞いて信頼を勝ち取ろうとする人がいるけど、実は先方の言うことを聞いて便宜をはかったとしてもそれほど信頼には結びつかない。残酷なようだけど利用されてポイっとされるだけだ。

そもそも厄介事なんて勝手に向こうから降りかかってくる火の粉のようなものだ。パパっと払えばよい。

そもそも格好つけて全部を自分んとこで解決しなくてもいいんだ。それを知っておくだけでも世の中は渡りやすくなる。


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下記のきゆかさんの企画に参加するために書きました。
応募締切:2020年2月9日~3月9日 日本時間23:59までだそうです。


#聞いてよ20歳 #エッセイ


ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー