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サンタさんは知らない人だから #Xmasアドカレnote2019(12日目)

6歳というとそろそろモノの価値が分かってくる頃だ。
あ、ここで話しているのは小難しい話じゃなくて金銭的なスケールでの話ね。

即座に買ってもらえるモノとそうでないモノってあるじゃない?
その一つの判断基準に値ごろ感というものがあって、子供からしても2~300円くらいの食玩なら「お!これぐらいなら夕食の買い物ついでに買ってもらえるぞ。」とかいう計算がだんだんできるようになってくる。

その感性は買ってもらえるor買ってもらえないを繰り返しながらどんどん磨かれてゆく。さて、500円というのが高いのかどうか、1,000円というのが高いかどうかを肌で感じるようになってきて、ある日「10,000円のモノなんてとてもじゃないけどすぐには買ってもらえないよ」となってくる。

それと同時に社会性も備わってくる。
モノをもらうことに遠慮の気持ちも出てくるんだな。

また、「知らない人からモノを貰っちゃいけませんよ。」なんて言葉をよく耳にするようになる。

すると、なんとなく「知らない人からモノを貰うことはいけないことなんだな」って思うんだよな、きっと。

サンタさんは知らない人?

そんな娘が「パパ、サンタさんは知らない人だよ。そんな人からプレゼントなんてもらってもいいの?」と言い出した。なかなか鋭い指摘である。こどもはそんな細かいことなんて気にしなくてもいいんだけれども、私自身もそういう細かいことを気にしながら、人間的な器を大きくせずに身体だけ大人になったようなものなので、娘のピュアな気持ちは痛いほどよくわかる。

そして娘のピュアさ加減は加速してくる。

なんて言ったと思います?


「パパ、わたしね。


サンタさんからじゃなくて、、、


パパからプレゼントが欲しいの。」


ガツン!!
これはなかなかのフルスイングで私の頭をかっとばした。
もうクラクラした。こんなキラーパスないよな。

これならまだ「サンタさんて本当にいるの?」ぐらいの質問の方が良かったよ。

娘はいまニンテンドースイッチのマインクラフトが欲しいそうだ。
6歳の女の子が遊ぶのに適したおもちゃなのかどうか判断に苦しむところではあるが、とにかく娘はビデオゲームが欲しい。そして、娘の目が私にうったえかける。「ねぇ、パパ。そんな高価なものを知らない人(サンタさん)から頂くのは気が引けるのよ、わたし。ねえパパ、聞いてる?わたしはニンテンドースイッチのマインクラフトが欲しいの。それはパパが買うべきよ。私が欲しいって言ってるの。知らない人(サンタさん)にその道をゆずってもいいの?そこはパパがカッコよくプレゼントするべきじゃないの?」

6歳児の視線はどストレート。
実際にそんなセリフをはいたわけじゃないけど、目がそう訴えかけてるのよ。わかりますか?

もう詰んだな。

心が折れかかったその時、横にいる妻に助けを求めようとアイコンタクトを送ったところ、『もう少し頑張れ。負けるな。』という視線と表情が返ってきた。

無情だな。
私は今、家族団らんの最前線で集中砲火を浴びている。


#Xmasアドカレnote2019
#エッセイ

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さて、このアドカレのリレーイベント。

昨日はぽこねんさんでした。
でね、これ。すっごい充実のコンテンツでした。8,000文字以上あるみたいなんですが、さらさら読めちゃう。おもわず福岡出張したくなっちゃったよ。

さて、明日は誰かなー。
(ヒントはこちら)チラッ

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わかったかな

またね

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仲 高宏
ここのコメントを目にしてくれてるってことは最後まで読んでくれたってことですよね、きっと。 とっても嬉しいし ありがたいことだなー