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世界に誇る日本のスーパーフード【味噌汁】その効果とは?
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みなさんこんにちは、【イケてるおじさんになる】のじまです。
前回の投稿にて日本人こそ味噌汁を主体に料理のメニューを組み立てるべきとお伝えしましたが、「まさかの味噌汁」と思っている方、多いのではないでしょうか?
まだ読んでいない方はこちらを読んでください。
味噌汁を侮るなかれ!!
今回の投稿では、私達日本人こそが味噌汁を飲むべき理由を説明したいと思います。
スーパーフード味噌汁の歴史
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私が味噌汁を薦める理由のひとつに、「味噌汁が日本人に長く飲まれてきた」という理由です。
マルコメ君で有名な味噌メーカーによると、平安時代に日本に伝来し、鎌倉時代に1汁1菜のメニューの汁物として確立されたと記載されています(参考資料①)
かなり昔から私達と味噌汁はズッ友だったのです。
味噌が日本に根付いた理由としては、日本は温暖湿潤気候といって四季があり、特に夏はムシムシしてくそ暑く、冬は乾燥してくそ寒いですね。
昔は冷蔵庫もなく、時期によって気候が大きく変わる為、保存に便利な発酵食品の味噌が重宝されたのではないかとされています。
味噌汁のすごい効果
日本に住む私達にとって、もはや味噌汁を飲むことは必然であったということですが、ここからは味噌汁の効果を説明していきたいと思います。
小さい頃から何気なく飲んでいた味噌汁ですが、実はとてもすごいやつだったのです。
良質なたんぱく質が摂れる
「たんぱく質なら肉・魚で良くね?」と思っている方いますよね?
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の摂取の割合でその後の死亡リスクを調査した結果、植物性たんぱく質の摂取が多い人が死亡リスクの減少がみられたのです(参考資料④)
味噌の原料の大豆は「畑の肉」ともいわれている良質な植物性たんぱく質です。
私、X(旧Twitter)をやっていて、なぜか筋トレアカウントの方にフォローされることが多いのですが、よくプロテインの画像をのせているのをよく見ます。
私としては味噌汁の画像や、今日の朝は米みそ・昼は麦みそなど味噌の画像をアップで載せてほしいと思っています!!
例えば以下のようなポストはどうでしょうか?
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この良質な植物性たんぱく質の味噌を味噌汁にして1日1回でも飲んでみませんか?
動物性たんぱく質は私達の腸内の悪玉菌を増やすことがわかっていますので、動物性たんぱく質の食べ過ぎには注意しましょう。
ビタミン・ミネラル豊富
味噌には多種多様のビタミン・ミネラルが含まれています(参考資料⑤)
この多種多様なビタミン・ミネラルを摂れることが味噌汁を飲むことによるメリットで、ビタミン・ミネラルの働きは以下の通りです。
私達の体を作る
代謝を助ける
体内の水分調節
体を活性酸素から守る
私達の大敵であり大好きな糖質ですが、糖質の代謝にはミネラルが必要ということがわかっており、ミネラルの不足した食事は
「なんかお腹いっぱいにならないなぁ、もっと食お!!」
となってしまいます。
ビタミン・ミネラルが豊富な味噌汁はファイナルファンタジーにでてくる「エリクサー」並みに最強の食べ物なのです。
腸内細菌を整える
味噌汁には植物性乳酸菌が多く含まれており、乳酸菌を直接摂取することが私達にさまざまな良い効果があることがわかっています(参考資料⑥)
私達の腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌と3種類の菌がおり、乳酸菌は善玉菌に分類されます。
添付した論文を読んでいない人も多いと思いますので、腸内の乳酸菌の働きは簡単に述べると以下の通りです。
整腸作用
病気の感染を防ぐ
血圧を下げる
免疫の強化
脂質の代謝を改善
その他(ストレスの改善・発がんの抑制など)
味噌汁を飲むことで腸内の善玉菌を増やすことになり、上記に挙げた論文における良い効果が期待できます。
さまざまな病気のリスクを下げる
味噌にはさまざまな病気を予防できる可能性があります。
簡単に述べると味噌を摂ることで以下の病気の予防が期待できます。
乳がん
胃がん
大腸がん
肝腫瘍
血圧低下
この論文を書いた広島大学名誉教授の渡邊敦光先生の行った実験ではマウスにおいて有効な結果が得られたとのことで、人に対して有効かはこれからの研究に期待です(参考資料⑦)
スーパーフード味噌汁はダイエットに効果あり?
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「健康に関しては分かった。でもオレは痩せたいんだよ!!」という方のために、味噌には食後の血糖値の上昇を緩やかにする可能性があります(参考資料⑧)
また大豆たんぱく質が中性脂肪を減らす働きがあることがわかってきています(参考資料⑨)
病気も予防できる可能性がある・ダイエットにも可能性あり・栄養も申し分なし、これは飲むしかないのではと思いませんか?
気になるスーパーフード味噌汁の塩分について
「ちっ、ちっ、ちっ、甘いぜ、じま。味噌には塩分が多く含まれているだろう?塩分の摂り過ぎは高血圧の元になるんだぜ」という健康マニアのみなさん、ご安心下さい。
参考資料⑩の論文によると、岩手県花巻市大迫町に住む35歳以上の住人1883名に、「週に味噌汁を何杯飲むか?」というアンケートを依頼し、それぞれ血圧を測ってもらったという実験です。
結果、味噌汁を飲むことは高血圧とは関係ないのではないかという予測がたてられています。
もちろん飲み過ぎは高血圧を招くとも記載あります。
また味噌に含まれる「大豆イソフラボン」や褐色成分の「メラノイジン」が血圧を下げる働きがあるのではないかともいわれています。
つまり、味噌汁を飲んだから必ず高血圧になるという因果関係は証明されていないのです。
スーパーフード味噌汁の効果を最大限に発揮する具材
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ここまでは味噌汁の効果を中心にお伝えしましたので、ここからは味噌汁の効果を最大限に発揮する具材についてお伝えします。
昨年の大河ドラマ「どうする、家康」の主人公でもある徳川家康も5菜3根の味噌汁を好んで飲んだといわれております。
家康めっちゃ具材いれてますね!!
豆腐・油揚げ
味噌汁自体にもたんぱく質は含まれるのですが、豆腐を入れることでよりたんぱく質を摂ることができます。
油揚げは今の時代は心配ないのですが、脂肪を摂取するためです。
脂肪は細胞膜の材料になったり、脳や神経系の機能を保つ為に私達に必須の栄養素です。
戦後の日本は脂肪を摂ることが少なかったので、脳出血や感染症で亡くなることが多かったのでは、とも言われています。
油揚げは冷凍もできて、味噌汁にそのまま入れることができる具材なのでぜひ活用してください。
海藻類・きのこ類
海藻類・きのこ類はビタミン類・ミネラル類と食物繊維が豊富な食材です。
食物繊維を多く摂ることで、腸内の善玉菌が短鎖脂肪酸を生み出し、短鎖脂肪酸はダイエットに効果があることがわかっています(参考資料⑪)
調理面で考えても、きのこは冷凍することでうま味がアップすることや、冷凍すれば賞味期限を気にせずにいつでも味噌汁に加えることができます。
海藻類も乾燥したわかめを使えば手軽に味噌汁の具材に加えることができますよね。
味噌汁に入れる具材がないという時は、海藻類やきのこ類を活用しましょう。
海藻類で私が味噌汁に入れていれて食べているのはこの商品です。
この商品はわかめ、茎わかめ・白きくらげ・杉海苔・寒天とさまざまな種類の海藻が入っており、それぞれ食感も違います。
内容量も260gと大容量で、味噌汁以外にサラダにも使える商品です。
スーパーフード味噌汁の驚くべき効果:まとめ
今回は私が食事の中心にするべき「味噌汁」について詳しく解説しました。
味噌汁を飲むべき理由は以下の通りです。
良質なたんぱく質が摂れること
ビタミン類・ミネラル類が豊富なこと
腸内細菌を整えること
さまざまな病気のリスクを下げること
健康面だけではなく、味噌には「血糖値を下げる」、「中性脂肪を下げる」働きがあることもお伝えしました。
私達の祖先が食べてきたもの、私達の土地で作られてきたもの、私達の日本の風土や気候に合ったもの、それがまさしく味噌であり味噌汁なのです!!
海外のスーパーフードを食べたり、効果があるのかよくわからないサプリメントを飲むよりも私はこう叫びたい。
日本人よ、味噌汁を飲もう!!
良き人生を!!
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参考文献
①体質と食物 健康への道 秋月辰一郎 株式会社 クリエー出版
②味噌力 毎日の味噌汁で強い体を作る 渡邊敦光 株式会社かんき出版
③味噌の発祥と歴史|味噌のこと|マルコメ (marukome.co.jp) マルコメ株式会社HPより
④動物性・植物性たんぱく質の摂取と死亡リスクとの関連 | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト (ncc.go.jp) 国立研究開発法人 国立がん研究センター
⑤調味料及び香辛料類/<調味料類>/(みそ類)/米みそ/だし入りみそ/減塩 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 (mext.go.jp) 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
⑥_pdf (jst.go.jp) 乳酸菌の生理機能とその要因 上西寛司 瀬戸泰幸
⑦醸造09-渡辺.indd (jst.go.jp) お味噌の効能 渡邊敦光
⑧味噌の食後血糖に及ぼす影響 (jst.go.jp) 百瀬 晶子, 後藤 直子, 早瀬 文孝, 五明 紀春, 三浦 理代
⑨大豆β-コングリシニンにつきまして|ニュースリリース|不二製油グループ本社株式会社 (fujioilholdings.com) 不二製油グループ本社株式会社HPより
⑩issn0289-8942-033-6-03.pdf (miso.jp) 味噌と血圧、予後および臓器障害に関する疫学研究
⑪肥満や病気に深い関係のある「腸内フローラ」の秘密|オムロン ヘルスケア (omron.co.jp) オムロンヘルスケア株式会社HPより