肉の名言ポスターを探せ!
これは、私がお気に入りの「東京都食肉事業協同組合」のポスターの話。
ある時、すごい名言に感動してから、古いものから新しいものまで、全部探してチェックするようになった。
きっかけは、これだった。
「食べる量、箸の動きに、自粛なし」
これは昨年、2020年のポスターだ。
不要不急の外出しないで!
飲み会しないで!
自粛、自粛で疲れきって、外に肉を食べ行く気持ちすら、すっかり失くしていた時、このポスターに、すごい衝撃を受けたのだ。
そうだ!
食べることをやめるわけじゃない。
箸の動きは止まらない。
肉を食べることを、止めるわけじゃないんだ!
東京都食肉事業協同組合は、 食肉小売店の集まりだ。
スーパーのお肉売り場ではなく、商店街などにある対面販売のお店、つまり、よく言う「お肉屋さん」だ。
ポスターは、その組合に加盟している「お肉屋さん」に張られている。主に、組合の「お肉の日」に合わせて作られているようだ。
これは「すき焼きの日」のポスター。
「鍋つつき、距離はいらない、お肉へは」
これもまた「ご時世」がテーマだ。
前回に続き、あえて狙ってる感じもある。
いまのご時世、同じ鍋を他人とつついちゃダメだろう!というツッコミが入りそうだが、これはあくまでも「一人鍋」のイメージか。
常に最新のポスターに張り替えて、セールを盛り上げているお店もあれば、古いものも残して、そのまま張り続けているお店もある。
普段、歩かない道を行くと、またポスターを発見!
「冬の寒さに、身も心も、温かく」
これは、古いバージョンだ!
カレンダーに半分隠れて、色あせながら頑張っていた。
このポスターは、ほのぼのとした雰囲気だ。
個人的な見解だが、このシリーズのポスターは、自粛をテーマにしたあたりから、急に雰囲気が変わった。気のせいだろうか、ある時から「さあ、この想い、受け取ってもらおうじゃないか」と言わんばかりの熱い何かを感じる。
そして、これは一番最近のもの。
今年の「焼肉の日」に向けたものだ。
「響き合う、火と肉の音の、幸福感」
そう来たか…。
突然、貫禄が出てきた。
お〜いお茶のラベルにある「新俳句大賞」ぐらいに、選び抜かれた感じがする。
なぜだろう。このポスターには、毎度、釘付けにされてしまう。気にせずにはいられない何かがあるのだ。
これからも、東京都食肉事業協同組合のポスターからは、目が離せない。
もし、東京都内の「お肉屋さん」を見かけたら、ちょっと気にしてみてほしい。
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今回は、note公式イベント「30分で記事を書く準備ができるワークショップ」の参加をきっかけに書きました。note公式では、定期的に勉強会やイベントが開催されていますが、どれも面白くて役に立ちます。オススメです!
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