しまコト広島講座【3-2】　～インターンシップ編～

”定住や移住ができなくても、島根と関わり続ける方法は？”
そんな自分なりの関わり方を探すために始まった「しまコトアカデミー広島講座」。

一泊二日のインターンシップについて書いた前編「しまコト広島講座【3-1】〜インターンシップ編〜」は下記をご覧ください。

前回は、地域で活躍している人の”共通点”について書きましたが、今回はそれ以外に印象的だったことを書きます。地域に関わる上で、「わたし自身」が忘れたくない学び・気づきたちです。

挑戦の”原動力”はどこに？

今回のインターンシップを通じで、どの現地プレイヤーにも共通していたのは「みんなイキイキと、そして楽しそうに話している」という点でした。

失敗したことも、今の課題も、これからの夢も。見方を変えれば、いくらでもネガティブに捉えられることなのに、それさえも面白がっているようでした。その表情に「わたしもがんばろう！」と背中を押してもらった受講生はたくさんいたはずです。（私も含む）

でも今までになかった挑戦をするとき、自分だったらやっぱり怖さも感じます。そこに飛び込めている人たちは、どこからそのエネルギーが沸き上がるのでしょうか？

それをピタリと言い当てたのが、江津市のカフェ「蔵庭」の戸田耕一郎さんが言われたこの言葉。

「動機がエンジンだよね」

こうなりたい！
こんな生活はもう嫌だ！
そういった強烈な想いが、挑戦する不安をも乗り越えられる”原動力”と言われて今いた。

人生のターニングポイントにいるわたしも、おそらく同じ。最初は泣くほど行きたくなかったインターンシップでしたが、それでも参加できたのは「外野じゃなくて、自分もプレイヤーとして島根と関わりたい！」「地域と関わる仕事がしたい！」といった、不安を乗り越えるほどの動機のおかげだったと思います。私の場合は地面スレスレで這いつくばるように参加しましたが、それでも一歩は踏みだsました。

本気で、強く、実現したいと思えたら。
怖さも不安も打ち勝てるんだなと、改めて感じました。

異に交えるほど、自己理解が深まる

もう一つ印象的だった話は、宿泊したyurusato（ユルサト）さんでの出来事。一棟貸しをしているオシャレなゲストハウス内で、初日の夜はお酒を飲みながらの女子会が始まり、気づいたら”即興人生コンサル”が始まっていました。

そんな中で、即興人生コンサルの講師がさらっと言った名言。
「異に交えるほど、自己理解が深まるんだよ」

これを聞いた受講生（女子）たちは、「なるほどー！」と唸っていました。いろんな人と交流し、比べるからこそ「自分」が浮き上がってくる。人と違うことは悪いことじゃないし、苦手なことは得意な人に助けてもらえばいい。

これから受講生たちが、どんな風にその個性を使うでしょうか？
そしてわたし自身は？
これから自分の関わりプランを考える上で、個人的にとても印象深かったお話でした。

じゃあ、わたしはどんな「関係人口」になりたい？

「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指します。国や自治体も最近よく使っている単語なので、知っている方も多いかもしません。
（参考：総務省　『関係人口』ポータルサイトより）

わたし自身も今すぐ定住できるわけではないし、むしろ将来的にも定住人口になれる可能性が低い人間です。そんな私が、地域に定住しない「関係人口」としてどんな風に関われるのか？そしてそれが本当に地域のためになるのか？
考えれば考えるほど、うーんと唸っている状況です。

でも本来しまコトアカデミーは、各自の「地域との関わり方」を見つけるための講座。講座最終回では、「しまコトプラン」として自分の関わり方を発表する機会があります。
全５回講座のうち３回目が終了し、最終回はプラン発表会。つまりこのインターンシップが終わったということは、受講生として学ぶ機会はあと１回だけになります。そろそろプランを具体的に考えていく段階です。

学びはたくさんあったし、ヒントもたくさんもらいました。
そのおかげで、「地域と関わっている・参加しているという意識を自分自身が感じられる関わり方を考えたい」と思うようになりました。

ということで、いろんなアドバイスをいただきながら、そしてわたし自身も調べたりしながら、最終回「しまコトプラン発表」に向けて、楽しみな時間が始まります。

熱が覚めないうちに、動きます！

さて次回は、NHKでも特集されたスーパー公務員の登場です。楽しみにしている講座でもあります！お楽しみに〜！

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