内藤カルル

内藤カルル

最近の記事

東大生きょうだいの親だが(10)勉強に必要な’読む力’って

勉強に必要な、読む力って・・・ ってかきかけて、「ちから」はそぐわないかなと気づいた。 力を入れないと読めないようじゃ、いつでも気軽にできないし、 空いた時間にちょっとやるにも、気合が要るようじゃ、 いまはいいかな、もっとまとまった時間で、とか。 基礎的能力というか、目の中に文字の並びが入ってきても、 労せずして内容が分かる。 そんなふうになったらいいんじゃないか。 それを、子どもたちに身につけてもらいたかった。 だから、きわめて月並みだが、本を好きになってもらうことを目

    • 東大生きょうだいの親だが(9)勉強って構えなくても、すーっと

      勉強って構えなくても、すーっとやれるにはどうしたら… ということの解のひとつに、 「文章を読むのが、苦でない/何の抵抗もない」というのがある気がしてならない。 実は、全教科・全科目の教科書に共通の要素は、「文章がある」ということだ。 もちろん、英語の教科書の文章は日本語だけではないし、文章より図や絵が多いものだってあるだろう。 文章を読んで理解できる。 これを、すこし分解すると、文の意味がわかる。でも、しかし、したがって、みたいな文と文のつながりが追いかけられる。 もっと分

      • 東大生きょうだいの親だが(8)勉強しなければならないときに勉強できるって

        「勉強しなければならないときに、勉強ができる」 ってとても大事だと思っている。 ムリに勉強が好きである必要はない。 嫌いでなければいい。 教科書や参考書を読むとか、英単語を書き写すとか、計算問題集をするとか、漢字ドリルをするとか、そういう「作業」が、行動の選択肢として、苦も無く選べる。 そんな性質というか、素養というか、姿勢がふだんからあればいい。 お腹がすいた。ご飯食べよ、とか。おやつ食べよ、とか。 喉がかわいた。お茶を飲もう、とか。 そんな日常動作と同じで、 あした漢

        • 東大生きょうだいの親だが(7)勉強との付き合いかた

          子どもたちでなく、自分の話だが、 仕事に関連した公的資格の試験に落ちてしまった・・・ その資格はあったらベター、というもので、別段明日の仕事には影響は無いんだが、やはり悔しい。 しかし、原因ははっきりしている。 勉強量が足りなかった。 勉強しなければならないときに、勉強ができる。 これが一番大事。 なのに、今回、勉強期間中に起きた突発発生事態のせいにして、ぜんぜん勉強しない期間があったんだよね。 子どもたちは、中学生~高校生の期間、 この「勉強しなければならないときに、

          東大生きょうだいの親だが(6)英語は身近に。電子辞書。

          ほんとは、紙の辞書が好きだし、本ならではのパラパラめくって新しい知識との出会いというのがある。 でも、電子辞書は、小さくて、辞書・辞典数冊~数十冊の情報を格納していて、かつ複数辞書検索もできる。ネット検索のように真偽不明・玉石混交ということはない。 わがやでは、食卓に電子辞書をつねに1台置いていた。 会話の中で、ラジオのニュースのなかで(わがやではダイニングキッチンにテレビはない。理由は後日)知らない時事用語や、英語が出てくると、とにかくすぐに調べる。 英和で調べたら、でき

          東大生きょうだいの親だが(6)英語は身近に。電子辞書。

          東大生きょうだいの親だが(5)英語の成果は

          そんなに悪くない。 子どもたちは、学生時代に学校企画の海外研修に2週間とか3週間とか行ってきたが、きちんとコミュニケーションできたようだ。 ひとりは、就職して、英語必須の職場で仕事に就いた。 でも、小学校時代のラジオ講座と中学校以降の授業だけなのである。 唯一塾を利用したのが、ネイティブの先生のいる塾の「夏季特別レッスン」というもので、子どもたちのうち一人は、週1×4回ほど通ったことがある。 これは、ネイティブの先生との会話という場数を踏みたかったから。 そして、親であ

          東大生きょうだいの親だが(5)英語の成果は

          東大生きょうだいの親だが(4)英語、親もやろう

          (3)のつづき。 学生は勉強しろ、英語。 親は関心ない。 ・・・では、悪いとはいわないが、学校でも塾でも、スポーツでも習い事でも、先生が教えてくれるでしょ、親はお金をだせばいい・・・ では、何かが足りない。 内藤の場合は、いっしょに勉強した。 ていうか、英語の資格試験に取り組んだ。 趣味の分野の洋書も買い求めて読んだ。 そんな姿を家で見せて、親子の会話のネタとして 単語の語源とか洋楽のタイトルや歌詞で盛り上がることもあった。 英語って勉強じゃなくて、視野が広がる、世界

          東大生きょうだいの親だが(4)英語、親もやろう

          東大生きょうだいの親だが(3)英語やるき

          (2)のつづき ラジオ講座も毎日続けるのはなかなか大変で、やる気がないと続かない。 やる気のもとは、勉強したら何かいいことがあるから。 「しゃべれたらカッコいい」 でいいんじゃないか。小学生のうちだったら。 というわけで、親子で観光地にいるとき、駅にいるとき、 外国からの旅行客の「写真撮って!」に気軽に答えて、「暑いね~」とか「良い旅を!」くらいも加えてやりとりするところを子どもに見せられたらいい。 英語しゃべるってカッコいい!って思ってもらえたら、じゅうぶんやる気の元

          東大生きょうだいの親だが(3)英語やるき

          東大生きょうだいの親だが(2)英語

          英語と数学は大事。 まず英語から。 英語は、ほとんどタダで勉強可能。 タダは言いすぎかもしれない。 でも、月に1000円はかからない。 手段は、NHK第2放送の、英語講座。 こどもたちには、小学生のときから、基礎英語を聴かせていた。 それを2~3年。 わたしも小学生のとき2年ほど聴いていた。 中学校に入学して初めて手にした英語の教科書だが、 1年生の教科書の最後の章まで楽勝で読めて、理解できたので、 中学校のあいだは、英語はずっとラクだった。 こどもたちも、たぶん同様だ

          東大生きょうだいの親だが(2)英語

          東大生きょうだいの親だが(1)

          ふたりとも数年前に卒業して、社会人をしている。 家族とごく近い親戚以外には、いっさいこの件は話をしない。 親として気をつけたどんなことが、こどもの進路に影響をあたえたかは、わからない。 しかし、意識しておこなっていたことはあるので、時系列や分野は順序だててとはいかないかもしれないが、メモしていこう。 いつか誰かの役にたつかもしれない。 こういった話は、面とむかって人に話すことではないと思っている。 どこかに自慢が入るだろう。 自分では意識せずとも。 書くだけにとどめておけば、

          東大生きょうだいの親だが(1)