内藤重人

内藤です。歌を歌っています。包み隠さず書きたい事があって。ここに記します。

内藤重人

内藤です。歌を歌っています。包み隠さず書きたい事があって。ここに記します。

マガジン

最近の記事

11月10日 Day39

2週間くらい読んでいたジョイスメイナードの「ライ麦畑の迷路を抜けて」を読了。結構面白くて図書館で借りた本でも面白かったらやっぱり本棚に置きたいから買ってみようかなと思う。 サリンジャーはそんなに好きじゃないはずなのに読んだ本を返しに行って次に借りた本はサリンジャーの読んだ事のない短編集。家に帰って少し読んでみたけど、どうなんだろう。なんか神経質で疲れるんだ。村上春樹訳のサリンジャーは自然に読めたけど、それってやっぱり春樹が好きだからなのだろうか。 夕方から昨日の続き、入稿

    • 11月9日 Day38

      日中、ジョギングシューズ購入後2度目のランニングをした。まだ全然走れない。とても遅い。しかし時々走ってればそのうち走れるようになるだろう。学生の頃は長距離走が得意だった。多くの人が嫌がるマラソン大会も地味に楽しみだった。最初から全力疾走しても学生のマラソン大会なんて3キロとかだから意外とハイペースでも走り切れるものだった。途中で脳がぼやけてきたりするのもゴールした後に倒れ込んでしまうような事も案外好きだった。 昼下がりから事務作業を開始。アルバムの最終作業とデザイン作業の詰

      • 11月8日 Day37

        11月7日、3枚目の録音作業が全て終わった。いつもより少し遅めに駅に着いて沼田が迎えに来てくれる車に乗り込んで彼の自宅に向かった。作業前に煙草を吸った。いつもは2本吸うのだけれど、昨日は1本しか吸わなかった。焦っているというか背中を突っつかれているような気持ちがあったのかもしれない。2時間と少しパソコンに向かい合って最後に曲間を調整して作業を終えた。帰る前にもう1本一緒に煙草を吸った。換気扇の下、食器は相変わらず綺麗に片付けられていた。駅まで車で送ってもらって、またね。と言っ

        • 11月7日 Day36

          11月7日、マスタリング作業を残して3枚目のアルバムの録音作業を全て終えた。いつもより少し遅めの19時前に駅に降りて21時半頃に駅を立った。風が強くてとても寒かった。まるで真冬みたいだったから薄着の僕は震えた。いつも西武新宿線から京王線に乗り換えていたけど、あまりにも寒くて高田馬場で山手線に乗り換えて新宿を経由して家に帰った。 あまりにも長く掛かったからか感動はなかった。作業が完了する時に感動があるとは限らない。物事の最終地点で興奮するとは限らない。それは途中のふとした時に

        11月10日 Day39

        マガジン

        • 3rd album発売まで
          40本
        • 140文字ではなくて1000文字で
          5本
        • ふたつめの小説
          1本
        • 小説みたいなもの
          11本
        • 音源制作
          0本
        • 青春の焦燥
          8本

        記事

          11月6日 Day35

          昨日に引き続いてエアポケットのような日。先日録りは終えたけれど、明日が本当の意味で録音の最終日になる。明日が終わればしばらくエンジニアの沼田の家に行く事もないだろう。いつから作り始めたんだっけ。夏だったか、春だったか。もしかしたら冬だったかもしれない。 今年も冬がやってくるようで、着実に東京は肌寒くなってきている。サンダルで出掛けるのも近所を歩くときくらいだし、Tシャツの上に一枚羽織るようになった。次の春が来る頃にはアルバムのツアーは終わって僕はどんな事を思ってるかな。

          11月6日 Day35

          11月5日 Day34

          なんとなく時間のエアポケットにすとんと落ちているみたいだ。録音は終わったけど完全に終わったわけではないし、ツアーも始まっていないからライブも全然ない。夕方に帰宅してゲームをして昼寝をして食事をしてメールを返して、メールを送って練習をして眠る。書いてみるととても平和だけど、実のところはなんとなく忙しくもある。 新曲「ブルー」と「札幌」をひとりでライブで演奏出来るように音源用のデータを考察してサンプリングを組んでみる。部屋で演奏した限りいい感じなのだけど、どうなのだろうか。

          11月5日 Day34

          11月4日 Day33

          日中、昨夜の酒に苦しみながら秋を楽しむ。きっと赤ワインは胃によくない。今度から白ワインにしようと思いながら昼飯にうどんを啜る。飲んだ翌日はうどんが良い。最近そう思っている。 11月の風が気持ち良い。起き上がってる時はせかせかと動いているので、体調が芳しくなくて横になってる時はここぞとばかりに天井を見上げながらぼんやりいくつかの事を考える。 夕方前、むくりと起き上がる。そして直ぐに走りに出かける。今日からたまにジョギングをしようと決めた。その為にランニングシューズも買った。

          11月4日 Day33

          11月3日 Day32

          知人の展示を覗きに神楽坂へ。ここは僕の好きな漫画「味いちもんめ」の伊橋が店を出した街だ。(誰も知らないと思うけど)そんなに傾斜のない長い坂道がある。その両脇には商店街が続く。街路樹はライトアップされているが、表参道などとも違う感じがする。恐らく住人の方の行き来が多い。きっと古くから住んでる人が多いのだろう。好感を持つ。神社もいい感じだし。 展示会にはそこまで長い時間いなかったけど、同行してくれたLOVE TKOのケイジさんと酒を飲もうとなったけど、日曜日というのもあって満席

          11月3日 Day32

          11月2日 Day31

          ライブが聴きたくて誰か誘ってくれないかなと思ってたら広島の深居くんが遊びに来ませんか?と誘ってくれた。喜んで足を運ぶ。大雨だけど。 GEEK STREEKSのヤス君と続きはらいせの西方君と深居くんのスリーマン。開演から終演まで全曲を見届ける。人のライブを見ていると自分のライブの事を思う。自分のライブはどんな風に見えてるのだろう、どう聞こえてるのだろうと思う。家でそれを想像する事はないけど、音の場所ではそういう事を思う。 白ワインを飲んだ。終演後、みんながラーメン屋に行くと

          11月2日 Day31

          11月1日 Day31

          昨日予約済みの歯医者に足を運ぶ。丁寧に診察してくれるが不吉な気配を漂わせる医者。歯垢が半端ないということで洗浄する。針で突き刺されるように痛い。口内が血だらけだ。歯垢が歯の隙間から侵食しているから4回に渡って歯の掃除をする事に。致命的な金額を払って医者を後にしたが、近代的で良い歯医者だった。 録音もひと段落したので少しのんびりした夜を過ごす。映画を見たりゲームをしたり幸せである。 途中ベンフォールズファイブを聴いていたら思いついてしまい新しい曲に取り組み始める。今ある曲も

          11月1日 Day31

          10月31日 Day30

          長かった風邪っぽい症状も和らいできた。 と、思っていたら今度は歯が痛くなってきた。 経験上、虫歯を疑う。しかし、違和感を感じる部分は既に神経がないはずなので、もしかしたらもっと問題のある事かもしれないと思い面倒臭いけど歯医者に行く事に決める。 通っていた歯医者さんはいつの間にか店じまいをしてしまったので新しい医者を探さなくてはいけない。初診料がまた掛かる。お金ないのに。 強くなりたいと決めた。だから歯に対しても気を遣わなければいけない。治療費は痛いが仕方ない。商店街を歩い

          10月31日 Day30

          10月30日 Day29

          MVの準備で福島に行く予定だったけれど、録音が終わらないので申し訳ないけれどリスケさせてもらって録音へ。このアルバムの制作で沼田の家に行くのも今日を入れて後多くても3回だろう。 もう間に合わない!のラインは抜け出したけれど油断は大敵だ。そうは言ってもMIXはまだだけどこの日で全ての録りを終える事ができた。終わった後ドミノピザを食べながら細やかながら打ち上げみたいな事をした。ビールを飲んでワインを飲んでサワーを飲んだ。沼田も酒を飲んだので帰り道は歩いて駅まで向かった。 AU

          10月30日 Day29

          10月29日 Day28

          今月はお金がない。全然ない。生活に必要なお金とクレジットカードの支払い分を避けるとほとんど残らない。マジかよ。と思う。こんなの久しぶりだ。知らないお金とか引き落とされてるんじゃないかと思って口座履歴を見てみるけど特に不審な点はない。 調子が良い時でもお金があるとは言えないが、少し前は当たり前にお金がなかった。全ての月でマイナスが当たり前として生活していた。もっと前はもっとお金がなかったし、更に前はもっともっとお金がなかった。単純に労働が足りていないのだろうけど、お金に余裕を

          10月29日 Day28

          10月28日 Day27

          アルバム録音も完全に後半戦。朗読の録音の為に成宮さんがスタジオに来てくれる。咳が出ると彼女は言っていた。僕も負けないくらいに咳は出る。不思議なもので歌ってる時には咳は止まる。通常時と歌唱時だと使われる場所が違うのだろうか。不思議なものだけど、自分の場合こうだよ、とその話をしたら成宮さんは訝しがっていたけど最終的には確かにそうかも。といった感じで無事に一時間程で録音を終了。 成宮さんが新曲の為に書いてくれた詩を大幅に取り入れた「世界は僕のものじゃない」という曲。実は題名も成宮

          10月28日 Day27

          10月27日 Day26

          朝早起きして選挙に行った。子供がいない僕には小学校に入れるのはこのタイミングくらいなので投票後、靴箱が並んでいる様子とか金魚が数匹泳いでいる水槽とかを眺めながら郷愁を馳せる。 小学生時代なんて何十年も前だけど意外と覚えていることもある。細部は脳内で捏造されて変化してしまっているのかもしれないが大筋は塗り替えていないはずだ。ひと通りの少ない学校の玄関口でしばらく黙ってひとりで立っていた。 選挙後、遊びに出かけた。休日はあれどライブ以外で遠出することがあまりない僕には珍しい行

          10月27日 Day26

          10月26日 Day25

          アルバムの最後に収録予定の曲の歌詞を改めて書く。前に書いた時の文字に重きを持ちつつ、改めて向き合う。前に書いた時は「行き止まりの世界に生まれて」という映画を見た熱情そのままに向き合って書いた。それを自分の言葉に置き換えなければいけない。前提を踏まえながらも殆ど全部置き換えなければいけない。 タイトルも自分の中で改めた。アメリカの映画の登場人物と自分の少年期には通じるものがあるような気がしながら移し替えて作り上げていった。 結果、数時間掛かって「少年の叫び」という名前の曲を

          10月26日 Day25