DMG森精機・伊賀事業所見学バスツアーを開催
令和6年10月31日(木)、トップセミナーおよび1日企業訪問プログラムの一環としてDMG森精機・伊賀事業所訪問バスツアーを開催しました。
本企画は関西に根ざすグローバル企業の研究開発および製造現場の実態に触れるとともに、産業界で活躍するトップマネジメント層の方の講演、研究者やエンジニアの方々との交流を通じて学生自身が産業界のイメージを膨らませ、将来のキャリアを考えるきっかけとなる場として毎年開催しています。
学生の約3割が外国人留学生で構成する本学の状況下で、日本人学生と留学生の双方に配慮した日英対応での訪問見学ツアーおよび講演を実施いただきました。当日は本学から貸し切りバスを運行し、学生・教職員併せて総勢36名が参加しました。(日本人学生14名、外国人留学生19名、教職員3名. なお学生の内16名が博士後期課程学生)
DMG森精機は1948年に奈良県大和郡山市で創業した森精機製作所と、ドイツのGILDEMEISTER社(DMG)が完全経営統合を行い誕生した工作機械業界を代表するグローバルカンパニーです。世界88カ国に113の拠点を構え、精密な加工を実現する5軸加工機、複合加工機、ターニングセンタ、マシニングセンタなどを中心とした生産に関するトータルソリューションを展開しています。
当日は最初に昼食を提供いただき、DMG森精機社員の方々とのカジュアルなランチ交流から始まりました。その後セミナールームに移動し、DMG森精機アカデミーの小林龍一部長より会社紹介と伊賀事業所の概要、研究開発の取り組み内容などについて日本語・英語による詳細な説明を受けました。小林氏は東北大学大学院工学研究科にて博士号を取得され、DMG森精機に入社後は加工技術開発、開発人事を経て現在はDMG森精機アカデミーにてデジタル /リアルの技術教育業務に従事されています。
後半では学生からの質問が殺到し、各拠点での事業内容やBtoBビジネスの実態、DMG森精機が求める人物像や企業文化、キャリアディベロプメントに至るまで活発な質疑応答が行われました。
次に事業所内見学として、部品を加工する加工工場、機械を組み立てる組立工場、そして機械を使用するソリューションセンタをそれぞれ見学しました。見学時は各設備や工作機械に関する積極的な質疑応答が交わされ、『工程集約・自動化・GX化』をDXで実現するMX(マシニング・トランスフォーメーション)の取り組み等について理解を深めました。
参加した学生からは、「工作機械が実現する精度へのこだわりや、母材や工具の自動装填をはじめとする稼働率向上のための取り組みに感銘を受けた」「社員の方々がとても気さくで、仕事を楽しむ様子が伝わり、インターンシップや採用の機会に興味を持った」「素晴らしい昼食会場と美味しいランチ、社員の皆様の親切心に感動した」などのポジティブなコメントや感想がありました。
キャリア支援室では、今後も学生のキャリア形成に資するイベントを継続的に実施していく予定です。