日記


夢。わたしは布団の上で、コンビニのトマトクリームパスタを食べている。布団の上からパスタの容器がずり落ちてしまったので、布団を降りて床に座ってつづきを食べた。
布団のほうに目をやると、枕も、シーツも、掛け布団も、トマトクリームとチーズに塗れて全てが汚れていた。汚した記憶はなかったのに。
(痴呆症の老人か?)と、わたしは思う。
そこで目が覚めた。


訳あって実家で5日間、1人で過ごしている。1人で暮らすにはこの家はあまりにも広くて、古い。ゆくゆくは管理が大変になるし、あまりに静かすぎる家だ。他の家からも離れた敷地にあるので、しんとした感じ。

心細いなと感じる。何かトラブルが起きたら…と不安にもなるし。それに、普段ずっと親とコミュニケーションをべったりととって暮らしているわけではないけれど、1人だと孤独を感じる。なぜならそこには生活の気配がないから。人の気配、足音、そういうものに自分は安心していたんだなと感じる。


くるりのザワールドイズマインを聴く。アマデウス。静かの海。ロックは心を慰めてくれる。ヒップホップを聴くと元気が出るし、ロックはわたしを励ましたり、慰めたりしてくれる。音楽はいつも手元で流せるし、心の中にも、わたしの血の中にも流れている。そのことに感謝している。


今日は虚無と無気力と暇につぶされそうな日だった。明日は何か変化があるといいな、と思う。
新しい炊飯器が届くんだった。それで茗荷と油揚げの炊き込みごはんを作るんだ。茹でた鶏肉と薬味の和物も作る。
いままではずっと古い炊飯器を使っていたから、新しい炊飯器で炊くごはんはおいしいかなぁ。少しだけ明るい気持ちになる。わたしは料理が好きだ。作業に没頭できるし、結果的に美味しいごはんが完成すると嬉しい。それを家族に美味しいと食べてもらえることは、もっと嬉しい。


小さな希望をかき集めてやっていくしかないのさ。寝る。