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値上げしたいのに値上げできない…(T_T)
さて、集客も落ち着き、技術もそれなりに上がって来た頃
アートについてはセミナーを受講し続け、持ち込まれた画像ができないことはほぼありませんでした。
有名ネイリストさんが発信したアートについては、いち早く受講しサロンワークに導入していましたので一般的なサロンではできないアートを求めてご来店するお客様も増えました。
ですが…
例えば、田辺さおり先生の
『レリーフネイル』
仕上がると映えますが、まー大変で。なのにそのようなデザインの場合、私のサロンはオフ・ケア込みで¥8500
バカでしょ、私
他にも自分が好きなアートは次々と受講しサロンワークに導入していきました。受講すれば自ずと練習が必要になりアート技術も上がります。
そしていつしか
▪️こんなにアートしてこの値段?
▪️フィルインでフォルムきれいに作ってこの値段?
▪️こんなにお客様に気遣いしてこの値段?
▪️こんなに衛生面に力入れてこの値段?
▪️オフ込みでこの値段?
なぜこの時までこのアホな値段に疑問をもたなかったのか!?
確かに手を抜き、1人のお客様に時間をかけないならそれでも良いと思います。よくありがちなワンカラーオフオンで1時間。どんどん回転し1日6、7人くらいこなす。集客できればそれはそれで売上に繋がります。
でも私の場合、そのやり方では新規止めるまでのリピートはできなかったでしょう。
その頃の私は、
1人のお客様に150分から180分くらいの時間をかけ
平均¥6500くらいでしょうか。
時給にすると¥2500前後
そしてここから必要経費が引かれます。材料費、光熱費、講習費、衛星管理費etc.
そうなると、ぜーんぜん満足できる対価を得られないのです。
だったら別の職種でパートさんで雇用してもらい、言われたことをきちんとこなし、お給料をいただいた方が断然良いと思いはじめました。経営に対する責任はなく、経費がひかれることもないし、与えられた職務を責任もって働く。私に1番合っているとも思ったのです。
※実際50歳前後だと仕事は見つかりにくいですけどね。
そんなことからだんだん値上げを考えはじめました。ところが一度決めた料金を値上げることはとても難しいのです。
お客様になんて説明しますか?
▪️私すごく上手になってきたんです
▪️今のままでは割に合わないんです
▪️元手がかかってるんです
そんな理由で納得させるなんてできません。
じゃあどうしたらいいのか。
またどのくらいの料金ならお客様にご納得いただけるのか、また自分自身の対価に納得できるのか…。
仕事の対価が得られないという事は好きだったはずのネイルの仕事を嫌いにさせていくのです…。
ふと、
ジェルが世に広まり出した頃の値段を思い出しました。当時ワンカラー¥20000くらい。
そして自分の年齢…、
気付けば50歳です。
これが最後の値上げになることを考えどうしたらいいか悩みました。
とにかく値上げするだけの付加価値を探さなくては…
次回はネイルサロンの在り方として迷走し続けていた頃の話です♪