6. 1人サロンのオーナーは１冊のノートを作ろう！
はじめに
1人で起業,開業の準備を進めている、もしくはすでに開業して営業していると、決めなくてはいけないこと、なんかスッキリとまとまらないことなど、ずっと頭の中で色んな考えがぐるぐる🌀してきますよね💦
私はもともと手帳やノートが好きという事もあって、まだ開業が確実になっていない時期から、自分がネイルサロンをオープンするとしたら…と考えていることをノートに書き留めていました。
結局その時期に開業することはなかったのですが、今のサロンをオープンする頃になってそのノートに書き留めていた内容を振り返り、とても役に立ちました✨
これまであまりノートに書き出す習慣がなかった方にもきっと役に立つと思いますので、今回は私が自分のノートに書き込んでいた内容にも触れながらお話ししたいなと思います。
ノートを用意しよう！
どんなノートにする？
誰かに提出するものではないので、どんなノートを使っても構わないと思います。
100円ショップで売っている物でもいいし、学生時代に余ったノートでもいい。
モチベーションを高めるために少し高価なノートを準備してもいいですね♪
ノートタイプも色々とありますよね。
例えば、
綴じノート
リングノート
ルーズリーフ
システム手帳
タブレットやPCのデジタルノートアプリ,ソフト
様々なタイプがありますので、お気に入りのデザインや、自分が使いやすいと思うレイアウト、書きやすいと感じる紙質の物を選ぶといいと思います。
私好みのノートを紹介♪
私はノート&手帳好きという事もあり、これまでに様々なノートを使ってきたので、自分の好みがだいぶ分かってきました。
サイズはA5もしくはB6
方眼罫(できれば2〜3㎜)で、線の色があまり濃くないグレーのもの
リングのないノートタイプ
紙の色はクリーム色かそれに近い白
180℃パタンと開くタイプ
表紙はハードタイプか、クリアカバーにセットされている物
↑が理想のタイプです。
どうですか？なかなか細かいでしょ（笑）
こういう話をすると、ノートや文具にこだわりのない方には軽く引かれます（笑）
でも、私にとってノートに書き出すという行為は思考を整理するということなので、書き心地のせいで思考が止まらないようなものを、と思うと、どんどんこだわりが強くなっていきました💦
ちなみに使うボールペンも決まってます(笑)
この辺りのお話も、ゆくゆくupしていきたいと思ってます♪
どんな内容を書き込む？
ノートが準備できたら、以下のような内容をどんどん書き込んでいきましょう！
目標
目標というと堅苦しい感じがしますが、だいたいいつぐらいに、こんな風になっているといいな、ぐらいのぼんやりとしたものでも構いません。
ただ、私が大切だと感じるのは、「こうなっていたい」という状態の他に、「その状態になっていたい時期」を設定することです。
例えば、
〇〇年6月にサロンをオープン
〇〇年9月までには少額でも利益の出る状態に
といったように、いつ頃までにどんな風になっていたいかを、できるかできないかではなく、まずは書き出してみること。
そこから逆算すると、今やらなければならないことが何なのかがはっきりしてきます。
もし間に合わないかも、と感じたら、その都度修正を加えていけばいいんです☺️
あの大谷選手も、学生時代に自分のゴールを設定して、そこから逆算して人生設計を立てていたって言いますもんね。
野球は全然知らないんですけど、そんな私でも耳にします。
長期的な目標設定が難しくても、１ヶ月、半年、１年など、短期的な目標から考えてみるといいと思います。
やることリスト(To doリスト)
開業するまでには
どんなお店にしたい？
どんなお客様に来てもらいたい？
どこに出店する？
営業時間や定休日はどうする？
メニューはどんなふうに設定する？
価格はどれぐらいにする？
広告やホームページはどうする？
などなど、今挙げた例の中だけでも、更に細分化して一つ一つ考えて決めていかなければいけません。
1人で全てを考え、決定していくわけですが、この膨大な量を、自分の頭の中だけで整理して覚えておくというのは、できなくはないと思いますが、結構大変だと思います💦
あなたのノートに、やらなくてはならない事や、考えなければならないことをリストにして記入してみましょう！
期限があるものにはその期日も記入しておくといいですね。
考えたこと
To doリストをもとに、自分が優先的にやるべきことから実行していきましょう。
実行する過程では、常に何かの「決定」が行われているはずです。
私が先日upした記事では、「自分の生活圏内で開業はしない」と決めたことを紹介しました。
その記事を見ていただくと分かる通り、その決定をするに至った「理由」が存在します。
内容はこちら↓
例えば営業時間を決めるにしても、
自分のターゲット層が来店しやすい時間帯に合わせてその時間にした、
他店があまり営業していない時間にした、
もしくは家庭の事情を考慮してその時間にした。
などなど、その営業時間に決めた経緯や理由があるはずなんです。
決めなくてはならないことがあった時、ご自身が考えたことや頭によぎったこと、そして疑問に感じたことなど、すべてノートに、思いつくままに書き込んでみてください。
その時に答えが出なくても、後から読み返してみると新たな発見があって、すっきりと決まることもあると思います。
調べたこと
いろんな事を考えていると、疑問に思うことがたくさん出てくると思います。
例えば、集塵機を買うならどこのメーカーの何が良くて、いくらかかるんだろう？とか、どこに広告を出せばいいんだろう？とか。
それに対して答えを出すには、調べなければ分からないこともたくさんあると思います。
私は、どのジェルメーカーをメインにするか決めかねて悩んでいた時、自分が気になっているジェルメーカーを調べ、各メーカーのメリットやデメリット、クチコミを確認したり、サイズや価格、購入できる販売店なども全てノートに書き出しました。
あちこちのサイトを見て調べていると、「あれ？あっちのジェルはどうだったっけ？」とか、「こっちのジェルの特徴だと思ってたけどあっちのジェルだった！」など、何度も何度もサイトを行ったり来たりして、一向に進まないことが😅
それをノートに書き出すことで、簡単に比較できるようになりました。
キレイに書かなくても、メモ書き程度でいいんです。
気づいたことや感じたこと
自分が通っている美容院や美容系のサロン、もしくは行ったことのあるカフェやホテルなど、どんな場所でもいいんですが、良かったなと感じたサービスやおもてなし、便利そうだなと思ったシステム、逆に残念だなと感じたことなどを、書き留めておきます。
テレビやネット上で見聞きした内容で感じたことでもいいんです。
自分のサロンで取り入れられそうな事や、失客対策を考えるきっかけになります。
打ち合わせ内容
これは外部とのやりとりがある場合のみになりますが、私はホットペッパーに掲載をしていますので、担当の方と打ち合わせをすることがあります。
その時話した内容や次までに考えておかなければならないことも含めて、記入しておきます。
どんなふうに書く？
書き方よりも目的
書き方は自由でいいんです。
いろんな方々がノートや手帳術などを発信されていますから、ご自身が書きやすく、見返しやすいと思った書き方が見つかればそれでいいと思いますが、誰かに見せるためのものではありませんし、「ノートに書くこと」を目的にするのでなく、「思考を整理する」目的のためにノートに書き出すということをきちんと明確にしておけばいいと思います。
マイルール
開業して５年になりますが、その間スタイルは変化しながらも、ノートに書くといくことは続けています。
時々サボりますけどね。(笑)
過去の自分がどう考えてどう実行したのか、記録が残っていることで、自分が今考えなくてはならないことについても参考になっています。
私はノートや手帳好きではありますが、決まった「手帳術」「ノート術」はなく、書き方はその時によって違います。
ただ、守っているルールが３点ほどありまして、それは、
・必ず日付(年月日で)を書き込むこと
・初めの行に大きくタイトルを書くこと
・決定したことや再検討すべき事に赤ペンを使うこと
です。
文章で考えていることを書き込むこともあれば、箇条書きが多い時もあります。
矢印であっちこっちに注釈を加えたりすることも。
だからこそ、後で見返した時に目につきやすく、目的の内容が探しやすくなるよう、最小限のルールは守るようにしています。
まとめ
1人でサロンのことを考えていると、どう考えてそれに決定したのかを振り返って辿ることが難しい時があると思います。
複数人のサロンや企業であれば、様々な人の意見を会議でまとめて決定することが多いでしょうから、議事録が残っていたり、同じ内容を話し合った相手がいることで思い出せることもあるかも知れませんが、個人サロン経営者はそうもいきません。
そんな時に１冊のノートに書き出して残しておくことで、過去の自分が何についてどう考え、どう決定したのかが明確になり、今の自分に応えてくれます。
今の自分が思うことが、過去の自分が考えた内容と変わっていたなら、それはそれで「あの時の自分の考え方はそうだったのか。でも今の自分にはこの方がいいかも！」など、修正していくきっかけにも繋がります。
こうやって時々振り返りながら、自分のサロンを見つめ直す機会を設けるために私はノートの書き込みを続けています。
なかなか迷いが消えない方やうまく考えがまとまらない方は、ぜひ一度、自分が考えていることを何でもかんでもノートに書き込んでみてください✨
初めは効果を感じられなくても、いつか役に立つ日が来るはずです✨
長い記事を最後まで読んでくださってありがとうございました！
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