駅のホームのベンチで
隣に座った初老の男性が、流れるようなスピード感のあるデザインの「TURBO」と飾り文字の入った白いスニーカーを履いていた。
男性が手にしているセカンドバッグにも、スニーカーの文字と書体は少し異なるが「TURBO」とエンブレムが入っている。
電車が来るまでだいぶ時間があったので飲み物を買って、戻って来る時にその男性を見たら、薄手のジャンパーの胸と、デニム地のキャップにまで、これもまた書体は違うものの「TURBO」と刺繍が入っていた。
ブランドや色合いで統一感を出す以外に、ワンポイントの文字で合わせるファッションもあるのだなと感心してまた足元見ると、先程見えなかった右足のスニーカーに「TURBO2」と入っていた。