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自分で経験学習サイクルを回してみる

毎年この時季になるのと新しい年の手帳が店頭に並んでいます。決まったことをコツコツとやるのが苦手な私は、手帳が一年最後まで続いたことはありません(笑)

それでも手書き手帳を始めました

苦手なんですが、10月から手書き手帳を始めました。スケジュール管理は基本的にはデジタル管理ですが、手書きの方にも後から書き込んでいます。

実はインスタグラムで手帳デコなるものを見ました。最近の流行のようです。私はセンスはないのですが、ちょっとやってみたいと思って文房具やらデコ用品など無駄遣いをしています。
でも、なんとなくですが今のところ飽きずに続いています。

書く内容はスケジュールだけでなく、もっと自由にしました。
週間のスケジュールを細かく書くなど苦手だったのですが、軽めに書いて「やならいといけないこと」は書き出して眺めるようになりました。
実際やってみた後、一言二言書いています。
気になったこととか、嬉しかったこととか、失敗したこととか、凹んだこととか結構適当なんですが、これが私には合っているようです。

あとは自分のあり方とかを言葉で書いてみるというのも最近の流行のようです。しかし、これは書き出すことで目指す方向が見えてくるので、そのための行動も少しずつですがやっているのかもしれません。

自分自身は自信がなかったり、あ~あれで良かったのか??とか結構モヤモヤを抱えて生きていますが、そういうことも一言二言書くようにしました。

知らないうちに経験学習をしていた

なんで合っていると思ったのか考えてみたのですが、やっていたことは

(適当にデコりながら)予定をゆるく書いてみる
 ↓
嫌でも目に入る
 ↓
(しょうがない・・・)準備する
 ↓
実行する
 ↓
良かったこと、反省点、気になったことなど書いてみる
 ↓
次の予定をゆるく書く

こんな程度だったのですが、よく考えてみたらこれは
経験学習のサイクルを回していたようです。

経験学習の大事さにあらためて気づく

経験学習については以前、自分でもブログを書いていました。(書いておいて自分でやっていなかったのか!と突っ込みたくなりましたが)

仕事においても「実践・実行」は誰でもやると思います。
そうすると「経験」が着いてきます。恐らくここで終わっているケースがほとんではないでしょうか。

人が成長するためにはこの「経験」を「振返り」そこから何が得られたのか、次にどう活かすのか?「言語化・概念化」が必要です。

概念化できたらそれを元に次の行動に移す。そしてまた実践→経験→振返り→概念化のループを回す感じです。

これができないとせっかくの「経験」が置き去りになります。

前回のブログで対話の現場に行ってくる話を書きましたが、実はこの時も
経験学習の必要性について話が出てきました。

新規事業の必要性は十分に理解しているし、やることに関しては異論はない。
しかし、実行して失敗してもその後の評価が示されないまま、新しいことに手をつけている。既存事業のリソースがどんどん食われていき、みんなの不満がどんどん膨れ上がっているのに、声の大きい人が更に新しいことを進めようとしている。このままでは立ちゆかなくなる。

ということでした。

既存事業と新規事業の両立のための、組織の構造が曖昧(に見える)なことが見えてきました。既存事業にしても新規事業にしてもこの経験学習の場が設定されていないことで両者の対立が大きくなっているようです。

経験学習の場は基本的なこと

経験学習というとなんだか難しそうなイメージがするかもしれませんが、そんなことはありません。

意識して「経験」したことを「振返る」場を設けるだけのことです。

例えば定期的に、前回立てた目標に対して実行できたこと、できなかったこと、次に活かせることなどを(文字にして)メンバーで話し合って共有すれば良いのです。
できなかったことを責めるのではなく、「次に活かせること」を共有するのです。

たったそれだけのことです。誰でもできることではないでしょうか。

だって、先ほどの私のゆるい手帳でもその機能はある程度できているのですから(笑)

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