アフリカにとってコロナの影響で一番心配なのは治安悪化
どうも、ベナンでドローン会社をしたり、アフリカホームステイ事業をやったり、趣味でYouTubeをやっているナイケルです。
今週に入り、世界的に一気にコロナに対する規制が強化されましたね。
仏大統領、外出制限発表 新型コロナで「戦争状態」
英首相、不必要な他者との接触・旅行の自粛要請
米首都、飲食店や娯楽施設に新規制 店内飲食禁止・一時閉鎖など
そして個人的には青年海外協力隊が全員一時帰国措置となったことが驚きました。
これについてはすでにツイートで僕の意見は述べています。
青年海外協力隊の日本退避は僕は賛成。
— 内藤獅友（ナイケル）@マンスリーサポーター100人募集中 (@Naikel0311) March 17, 2020
途上国で心配なのは医療の問題だけでなく、経済が落ち込むことによる治安の悪化だと思ってます。
例えば日本ならトイレットペーパーの買い溜めが「買い溜められないから盗る」という行動になる可能性もある。
その際に真っ先に対象になるのは外国人。
そしてここでの書いている通り、僕がアフリカなどの途上国におけるコロナの影響でいちばん心配しているのが治安の悪化なんですね。
もちろんコロナ感染者が増えることによる死者や医療崩壊も心配ですが、僕はとにかく治安悪化が心配。
日本と比べると、非常に短期間で治安悪化がおこりやすい状況にあると思っています。
ガソリンが一気に高騰する可能性
僕が住んでいるベナンはガソリンを100％輸入に頼っています。
今週からベナンも国境封鎖（完全にではない）を実施しているので、ガソリンの輸入量も減る、または今後ストップする可能性があると思っています。
物流が悪くなり、物価が上がり、品切れが起こる
ガソリンが高騰すると、今度は物流に影響がでてきます。
ベナンにはAmazonのようなサービスがほとんど普及していませんから、消費者はお店で物を買うのですが、ガソリン高騰により物が流れにくくなってきますから、品薄な物の価格があがる、または売り切れが続くかもしれません。
仕事がなくなり、貯金もないから、治安悪化
ベナンでは個人で物を安く仕入れて売っている人たちが多くいます。日本のように雇用が十分に無いからです。
そして、上記のような人たちが、ここまで書いた影響によって稼げなくなってきます。
また、リモートワークができない状況の人も多いので、例えばタクシー運転手さんなどは確実に仕事量が減ってしまうでしょう。
日本は貯蓄している人が多いですし、もともと生活保護という素晴らしい救済制度があるので、14日間外出禁止＆収入無しになっても生きられる人がほとんどです。
でもベナンの場合は、超致命的です。
ここまできてしまうと、生きるために必要なのは「誰かの物やお金を盗ること」しか方法がなくなってきます。
今のベナン政府にお金や仕事がなくて困っている人たちにサポートする余裕があるとは思えません。
とはいえ規制はやっぱり賛成
じゃあ政府は規制をしないほうがいいのか？という極論をぶつけてみたくなりますが、僕の意見はそれでも規制はしたほうがいいです。
世界的に規制をつよくしている状況なので、感染者がでている国は同じタイミングで対処することによって、短い期間で終息できる可能性があるんじゃないかと思っています。
リーダーは考えて動くしかない
その中で、僕のような経営者がやることは、できる限りビジネスを回せる方法を考えるということだと思っています。
コロナが拡大するリスクをともなう行為はもちろん避け、でもベナンでお金が回っていくような方法をあきらめずに考えることです。
本業が稼げないからといって諦めちゃダメです。
例えば、日本のオンラインワークなどを探せば「日本語のYouTubeに英語、フランス語の字幕をつける仕事」なんてのもあります。
これをうちのスタッフで翻訳経験があるものがいるので、僕が英語に訳したものをフランス語に訳してもらえば仕事ができます。
僕個人も決して今お金に余裕があるわけではないですから、焦っていないといえば嘘になりますが、ただ落ち込んでても仕方がないですからね。
そして一応リーダーである自分がスタッフの前で落ち込んでいたら、それこそ彼らも不安になってしまいます。
有料ゾーンでは、僕の個人的な問題と、もっとリアルな社内での状況を語ります。
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