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夫を責めなくなりました|内観ゼミ インタビュー①

内観ゼミ6か月コースを終えて
ご感想をお聞かせいただきました

内観ゼミご感想

田籠英子さん
大阪府在住
職業:照明コンサルタント
大学生、中学生 二児の母
長男は自閉症スペクトラム
 


門野内&モニカ以下(も)
内観ゼミを受けて1年後、最近いかがですか?


たごもりえいこ以下(え)
ちょうど息子のことで最近ショックなことがあって。
結構引きずっていたんですが、引きずるって滅多にないんです。
なので「何を私は引きずってるんだろう」と考えていました。
考えるって、今までなかったなあと。
何が納得いかないんだろう、と考えるようになった!
それで「私、成長してる」って思いました。
考えたからって解決とはまた違うんですけど、納得いかない気持ちは息子のことだけじゃなくて、夫のこととか混ざってて仕事のことまで入れ込んで、感情がわ~ってなってるって気付いて。
それはそれ、これはこれ、と分けれたし、気が付けたのが成長だと思いました。
今までだったら気持ちを全部ごっちゃにして「わ~」ってイライラしてましたね!

も)
イライラすると、自分か他人を責めがちだと思うのですが、今まで誰を責めてました?


え)
夫ですね!(即答に一同笑)
「ああしてくれない、こうしてくれない」と思いながら、でも言うと揉めるから嫌だし。揉めるエネルギーがないと思って抑え込むのに必死だったんです。今も全部言うようになったわけじゃないんですけど、イラだつことが少なくなり、言いたいことも言えるようになりました。
言うとき「こう言われるかもしれない」という怖さがなくなって、言われても言い返すことができるようになりましたね。
自分の欲しい答えがこなくても、イラだつことがなくなりました。


も)
すごく自分を客観視されてますね!


え)
内観して辛いと感じるようになったからですかね。今までは息子の(障害)のことで世間からこう見られるのはしょうがない、と抑え込んでました。
抑え込むことをしなくなったから、辛く感じたのかもしれません。

も)
内観ゼミ最初は「自閉症の子供の息子を育てるお母さん」だった気がします。


え)
分かります(笑)


も)
1年後の今は「田籠英子」として、息子さんのことを距離をもって捉えられてるなあという印象です。


え)終わって半年後は、そこまで実感がなかったんです。段々と、内観インスタライブを聞いて沁みてくる感じがありました。


みんながこんなにやってるのに、私はできてない!と、焦らなくなりました。


も)仕事とか生活の面で物理的に変わったと感じることってありますか?


え)
思うように進まなくても焦らない

年末に電気工事士の資格をとったんですけど、年明けて気が抜けてしまって。
発表までゆっくりしてたんですが、その後もエンジンがかからなくて、息子が中学校になるにあたって、他の子よりも手間がかかるんです。
例えば他の子だったらズボンも、ベルトを締めればいいところを息子は(自閉症スペクトラムで)それができない。だからウエストを詰めなきゃいけない・・そんなことがたくさんあって、2月と3月は、ずっと好きじゃない裁縫ばっかりしてたんです!(苦笑)
だからか仕事脳になれなかったんです。
入学しても学校に送っていたりとか、落ちつかないし疲れるんですよね。
だけど「今は家庭に集中して仕事は隙間を見ながらやっていこう」って焦らなくなりました。
みんなが、やってるのに、私はできてない」という焦りは、なくなりました。


も)それは大きな収穫ですね!


え)
前は焦っていたような気がします。


も)
前は焦ってることを隠すことに気をとられてらっしゃった印象です。


え)
強がってましたね(笑)


インタビュー②「夫が息子の学校行事に初めて参加しました」につづく


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