業務フローはボトルネック発見ツール
ないちです。
今回は、「業務フロー」について語ります。
まずは、「業務フロー」とは一体何か?
それは、つまり「仕事の流れ」です。
業務間のつながり、業務ごとの作業手順などが定義されるものです。
日本の各企業は、「生産性向上」が必須ミッションでありますが、
「業務フロー」は、業務上のボトルネックを見える化するツールで
あると捉えることができます。
「業務フロー」を作成することによるメリットは、以下が挙げられます。
・仕事の順番が明確化され、抜けモレが防げる。
・見える化することにより他人にも業務が分かる。
結果、多能工化につながる。
・仕事の分担が可能となる(急な休みなど緊急時にも対応可)。
・作業者間の共通認識が持てるため、仕事がスムーズになる。
・部署ごとの島意識が排除され、組織が活性化される。
それでは、「業務フロー」をどうやって書くか?ですが、
以下の順番で描くことが一般的です。
①最終的なゴールはどうしたいのかを決める。
②仕事のスタートは何なのかを把握する。
③スタートとゴールの間で、ところどころマイルストーンを設ける。
④順番に、「誰が」「何を」「どうするのか」を書き、矢印でつなげる。
(いきなり資料化せずに、まずは適当な紙で書く)
⑤④を資料化し、関係者に共有する。
ここで、④を行っていくと、
「この作業って本当に必要?」「ショートカットできるよね?」という
タスクが見つかることがあります。
これが、「ボトルネック」です。
この「ボトルネック」を見つけたら、どのように対応すべきか、ですが、
「ECRSの視点」で改善していく方法をお勧めします。
どういうものかというと、
E(Eliminate):排除
・その作業自体を無くせないか
・阻害する動き自体を無くせないか
C(Combine):結合
・2つの作業を同時に行なうことは出来ないか
・2つの機能を合体させることは出来ないか
R(Rearrange):交換
・作業手順を入れ替えることは出来ないか
・作業工程を入れ替えることは出来ないか
S(Simplify):簡素化
・チェック方法を単純化できないか
・作業手順を簡素化できないか
この「ECRS」を意識すると、より効率的な業務フローになり、
生産性が向上する事間違いなし、と考えます。