2024/10/06 東京都大田区氷川神社:東京柴燈大護摩供
2024/10/06 東京都大田区の氷川神社にて、阿含宗による柴燈護摩法要を行いました。
氷川神社の宮司さんを兼務している新田神社さんの多大なるご理解ご協力を得た法要となりました。
このnoteは下記の構成となっています。
前半:法要の趣旨や目的
後半:プロジェクトマネジメント、運用的な観点から見た法要の裏側
東京のカルマ断絶・天才鎮護が目的の法要
地域の天災鎮護
お釈迦様が説いた正真正銘の仏教(阿含経典)には「縁起」という教えがあります。
この抽象概念を国家国土という現実世界に落とし込んで考えます。
日本という国家国土は縄文の昔から今に至るまで、多くの人々の魂の欠片が降り積もり、重なっています。
とくに不幸な人生をおくった魂の欠片は、国家国土のカルマ、悪因悪業となります。
すると、そのカルマ・悪因悪業があるが故に、戦争、飢饉、天災地変が発生し、再び多くの不幸な人々が生まれてしまう。
縁起論の「AがあるからBが生じる」です。
※カルマがあると悲惨な出来事が発生する理由説明は割愛します
でも、国家国土のカルマ・悪因悪果を断滅することができたならば、カルマ・悪因悪果が存在しないが故に、国家規模での戦争、飢饉、天災地変が発生しないという結果になる。
縁起論の「AがなければBは生じない」です。
現在の阿含宗は、まさに、この国家規模、国家国土のカルマ・悪因悪果を断滅し、明日発生するかもしれない東海、東南海、南海トラフ地震とそれによる被害を可能な限り最小限に抑えるために法要を行っています。
また、神社での法要は、地域の神様の神力を超絶強化するという大変重要な役割があります。
阿含仏教の法力・霊力によって、地域の神社の神様、天神地祇に染み付いた穢れを清め払い、その上で神力を高めに高めて、その地域に強力な神力のバリアを構築してもらう
それにより地域の大難を小難に、小難を無難にしてもらう
このような効果を本気で狙っています。
神力のバリアによって不良外国人の流入を防ぐ
現代における地域の大難とは、天災地変・自然災害による被害が中心眼目となりますが、あまり注目されていない重要なポイントとして
不良外国人が住み着かない地域にする
という観点もあります。
地域のカルマ・悪因悪果を断滅することによって天災地変の大災害を防ぐことができるならば、地域に様々な人災を引き起こす不良外国人が来ない地域にすることも可能なはずです。
周知の通り、不良外国人を積極的に大量に呼び込んで陥落しつつある埼玉県の某地区のような惨状を、自分が住む地域では絶対に再現してはいけないし、そうなる遥か前にリスクそのものを抱えないようにする必要がある。
地域住民の意志とは関係なく、不良外国人はやって来てしまう。
でも、カルマの断滅と神様バリアがあることによって、
不良外国人が、なぜか当該地域の存在に気が付かない
なぜかスルーする
たとえ住もうと思っても当人に何かが起きて当該地域に来ることができない
というような人知を超えた不思議な偶然(のように人には見える)を神力によって起こしてもらう。そうやって地域の安寧をめざすわけです。
※日本語、日本文化、日本のルールを理解してくれる友好的な外国人は、もちろん大歓迎です
新田神社さんの協力があっての法要
ともかく、天災地変を防ぐという趣旨で、新田神社さんのご理解を得て、法要を開催することができました。
氷川神社は新田神社から歩いてすぐの場所にある児童公園の中にある小さな神社なのですけど、新田神社に参拝する機会があれば、こちらも是非ご参拝ください。公園なのに一種のパワースポットと化しているはずです。
プロジェクトマネジメントぽい観点からの法要
実務系僧侶がプロマネその他を兼務
ボクは今更、気がついて我ながら恥ずかしいのですが、法要の実務面を取り仕切っている僧侶の奮闘ぶりがすごかったです。
僧侶の役職をビジネスパーソン界隈の言葉で表現するならば、総合プロデューサー、プロジェクトマネージャー、現場監督、超VIPの自動車送迎の運転手、これを全部こなしていました。
阿含宗は日本だけでなく海外での法要もたくさん行っています。
そのため数々の法要の場数を踏んできた実務系僧侶は歴戦の猛者となっており、実務をこなすビジネスパーソン視点から見たら、とんでもなく大変なイベント業務を凄まじく高い能力でこなす人でした。
祭壇の写真を見てみましょう。
超VIPである御本尊様の車での送迎は、実務僧侶が自ら運転していました。
御本尊様は神仏そのものであり、「モノ」ではありません。
だから僧侶が責任を持って送迎(運搬ではない!)する必要があります。
そして本題は祭壇ではありません。
祭壇の奥に白いテントがあるのがわかるでしょうか?
右奥のテントには、法要で山伏が使用する斧、弓、宝剣、その他の法要で使用する貴重な法具を格納する専用のテントで、内部には特別な棚がしつらえられていました。
テントの大きさや内部の棚の具体的な仕様・配置は?というと、これは実務経験豊富な僧侶の指定が必要です。
何らかの野外イベントの準備業務をしたことがある人ならば、この事前準備、各種手配、調整は大変な作業量があるはずです。
それを問題なく遂行できるということは、歴戦の猛者だからこそ可能なのであって、まさにプロジェクトマネージャー、プロデューサーの仕事でした。
プロマネの才能、能力というのは、残念ながら誰もが仕事を通じて獲得できる能力ではないし、もちろんボクには無い才能・能力なので、すごい人がいるものだなぁと思いました。
僧侶なので現場監督もする
僧侶の本業は法要です。
実務僧侶は、現場監督も兼任しますので、修行者さんに法要の実技指導をします。
スタンドマイクの位置変更の指示
山伏の立ち位置の指示
このタイミングで音楽を流す、ダメ失敗、やり直し
といったリハーサルでの指導。
本番では、口上を完全に忘れてしまった山伏の近くに寄り添って、横から口上を伝えるサポートもこなす等々、本番の進行管理も行います。
法要の導師は、教団の偉い人に任せておけばいいし
山伏として奉仕修行する会員信徒さんが大活躍できるように動く
完全な裏方、現場監督、サーバントリーダーシップに徹していました。
CRMは、やはり基本
新田神社さんとは、過去数回法要をさせていただいているのですが、これはなぜかと言うと、この地域に住む熱心な会員信徒さんが、しっかりと新田神社の宮司さんと信頼関係を築いてきたことによります。
いわゆるCRM(Customer Relationship Management)、顧客との良好な関係を維持し続けること、これを実践している。
神社さんは顧客・Customerではないけれど、良好な関係を維持し続ける地道な努力を継続するという点では、CRMの精神そのものです。
当の本人は、たぶんCRMというビジネス用語は意識していなくて、熱い情熱を原動力にして、多くの人や組織との信頼関係を築くために頑張って、維持継続しているだけと思われます。
でも、この熱い情熱こそが強い!
ボクには、こういう熱さが無いが故に永遠の末端雑魚キャラです。
なので情熱がある人に対しては、ただただ敬服するのみです。
法要の写真を時系列に並べました。
CRMの結実を見てください。