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仏教は具体・抽象・具現化で理解できる

コンサル、プロマネ、システム設計開発、生産設計、防災、リスクマネジメント等の職種の人だからこそ、その業務知識で阿含経典の仏教実践が簡単に理解できる!という説明をします。

解決したい何らかの現実的な課題・事象があって、それを分析して抽象概念化を行い、さらにそれを現実に引き戻して具体的な解決手段を生み出して実践し、その成果として状況の改善・解決をして、より良い新しい状況を具現化する。これは、コンサル、プロマネ、システム設計開発、生産設計、防災、リスクマネジメントといった職種の人たちの日常業務です。

この業務知識や経験がある人なら、難しい仏教用語の知識が無くても、阿含経典に残されている本当の仏教実践の本質が理解可能なのです。


具体の抽象化

まずは現実の事象を認識

仏教の実践によって解決したい問題・課題の範囲というは、人間の意志では制御不可能な強制イベント発生の抑止や消滅です。

仮に、ここでは読者が結婚して子どもがいると仮定します。
そして、今、このような問題に直面しているとしましょう。

  1. 自分は真っ当に仕事をしているのだが、最近、他部署の社員の不正が発覚して勤務先が経営危機に陥った。自分が関与して解決できる問題ではなく、見ていることしかできない。会社が倒産して失業する可能性があり、将来が非常に不安である。

  2. 配偶者の不倫が発覚した。当然、自分にとっても寝耳に水である。相手先の家族から損害賠償請求の訴えがあり、夫婦関係も崩壊してしまった。

  3. 子どもが薬物に手を出し傷害事件を起こして実刑判決。さらに被害者から損害賠償請求の訴えがあり係争中である。

  4. 親が多額の借金を作っていたことが発覚した。親の経済力では支払い不可能な金額であり、自分が代理弁済する必要に迫られている。

  5. そんな中、大きな天災地変が発生して、我が家が居住不可能な状態に陥った。気づけば不良外国人グループが忍び込んだらしく、無事だった貴重な家財道具は盗まれてしまった。

この①から⑤まで全てが同時に降り掛かってきたら、あなたは生きていく自信がありますか?

ところで、ここで重要なのは、問題は全て他責であって自分起因の問題ではないということです。
全て、巻き込まれ事故です。
これらの苦しい出来事が、なぜ、自分の身の上に発生するのか?

この現象を抽象概念化して、さらに未然に防ぐ方法を提示しているのが、阿含経典に残された仏教実践です。
では具体を抽象概念化しましょう。

仏教の抽象概念での事象説明

具体を抽象概念化します。
これは「四諦したい」という基本教学が既に存在しています。
現代のビジネス用語で言えば「思考のフレームワーク」に該当します。
四諦したい」には「苦集滅道」という4分類がありまして、

  1. 「苦」:色々な人生上のトラブルがあるって、めちゃくちゃ苦しいですよね

  2. 「集」:なぜ苦しみ多い人生になるかというと、それは人間が持つ悪因悪果・カルマの不可視のエネルギーが、次から次へと不幸を集めて引き寄せるからなのです

  3. 「滅」:だから悪因悪果・カルマを消滅させることができたならば、根本原因がなくなるわけだから、不幸が発生しなくなります

  4. 「道」:その悪因悪果・カルマを消滅させることが可能な具体的な修行法があるよ。その修行法とは「七科三十七道品」「三福道(三善根)」「八法十六法」です

あなたにカルマがある(苦の根本原因)
 ↓
カルマがあなたの意志とは関係なく、自責他責を問わずカルマに見合った トラブルを引き寄せる(集:悪縁が発生する)
 ↓
リスクが顕現して不幸な人生になる(集の結果としての苦がずっと続く)
 ↓
リスクが顕現する前にカルマを消すことができたならば、リスクが消滅するのでリスクが顕現することもない(根本原因を滅して問題を未然に防ぐ必要性の提示)
 ↓
そのための具体的な修行法があります(仏教の実践、修行法の提示)

人の数だけある不幸は、抽象概念化、抽象モデル化すると全て「苦集」に集約されます。

これを読めば分かる通り、現代の我々から見れば、人生を対象としたリスクマネジメント、もしくは問題解決のための思考法です。
難しいことを何も言っていない。
ポイントは
①「カルマ」という謎の不可視エネルギーの存在の有無
②諸々の人生の不幸は、このカルマの作用によって生じる
という部分を信じるかどうかだけです。

再び抽象から具体へ

抽象概念、抽象モデルが見えたので、再び現実に落とし込んで考えます。

事例の問題をカルマの存在の観点から見ると、下記のように分析できます。

①から⑤全ておいて、自分に巻き込まれ体質のカルマがある
②配偶者のカルマが起因の問題
③子どものカルマが起因の問題
④親のカルマ起因の問題(兄弟姉妹、親戚、配偶者の家族も含む)
⑤自分が住む国家国土、地域社会のカルマが起因の問題

つまるところ、自分だけのことだけを考えているようではダメです。
自分以外のカルマを含めて何とかしないと、自分の意志とは関係なく強制的にトラブルに巻き込まれて自分の人生が悪い方向へ狂っていくばかりです。

対処すべきリスク要因が判明したので、次はリスクを抱え込まないこと、リスクを顕現させないこと、可能であれば抱え込んだリスクを消滅させること、これが目指すべき道となります。

難しいことを述べているつもりは全くありません。
リスクマネジメントを業務として実践しているビジネスパーソンならば、日常業務の知識の範疇で理解できるはずです。
これが阿含経典に書かれた仏教実践の本質です。

繰り返しになるけれども、家族が持つカルマがトラブルの起因になることは非常に多い。家族の持つカルマが自分の人生のリスク要因になります。
また逆に言うと、自分の持つカルマが起因となって家族を巻き添えにして苦しませることもあり、それはつまり、自分の存在そのものが家族にとってはリスク要因である、ということにも気づく必要があります。

新しい未来を具現化する

カルマを消滅させることで悲惨な人生のイベントが回避できるようになるということは、視点を変えると、平々凡々かもしれないけれど幸せな人生を具現化できていることを意味します。

実際にカルマを消滅(軽減)させることに成功したと言える数値で語れる実績はあるか?

あります。
はっきりと統計的な数字が出ていますが、絶対に認めるわけにいかない人たちの方が多いため、これを知る人はほとんどいません。
論理的、統計的に数字を理解できる人は、こちらを参照ください。

不可視なカルマを消滅させる具体的な手段とは?

個人と国家国土で方法が異なります。

とりあえず、個人家庭のレベルで今すぐできることが知りたいというお金持ちの人向けの書いた内容があります。実際のところは、阿含宗の道場に勇気を出してお越しいただいて、現在困っている状況を担当者と相談してほしいです。事例の①②③④に該当します。

国家国土のカルマを断つためには、阿含宗の特別な護摩法要を行って地域の霊的浄化を行います。さらに護摩の炎が放つ霊力で地域の天神地祇の神力を強化することで、神仏による天災鎮護、不良外国人流入防止の神力を地域社会に充満させることを目指しています。
事例の⑤に該当する活動です。リンク先はその活動事例のひとつです。

過去のnote

阿含経典とは何か?

阿含経典=お釈迦様の言行録
お釈迦様は本当は語ったのか?を知りたければ阿含経典を読む必要があります。

他の事例でも同じ

noteで仏教を語る人は、リンク先のnoteの事例についても、実績を伴う具体的な解決手段、未然に防ぐ手段を提示してください。


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