君といつまで
オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。
元夫と同居しつつ彼氏がいるオープンなお付き合いも無事1年を超え、彼は私の前では常に裸でお股大開帳してくれる程度にはリラックスしてくれるようになり、安定したお付き合いが続いています。
そんな先日、いつも行くラブホテルの待ち合いで老年期、恐らく60代のカップルを見かけました。
年老いた(しかもかなり)男性と、うら若き(しかもかなり)女性という組み合わせは腐る程見るのですが、どっちも老いてる(失礼)のは珍しく、目に留まりました。
しかも、「老いてもムンムン」タイプでも「始まったばかりのムラムラ」感も全く無く。
どちらもデート感のある服装でもなく、どちらもこういったら失礼かもしれないけど「やる気」のない「年老いた」格好。
顔を伏せ、会話もなく、笑顔も無く、熟年の夫婦が醸し出す「無」の雰囲気さえ漂う二人。
そんな二人が彼も気になっていたようで。
「この関係をこのまま続けたら、我々もああなるのかもね」
なんて話になりました。
ラブホに来るという事は、結婚していない確率は高い。
二人の「凪」感からすると付き合いが長い可能性も高い。
だとすると、まだお互いがムンムンムラムラしていた中年の頃に不倫が始まり、そのまま長年続いているのではないか、
と推理したのです。
私達もああなるのか。
それは、少し哀しいような、愛しいような
未来予想図IIでした。
こういってはまたまた失礼だけれど、
ムンムンでもない年老いた相手を、ムンムンでもない年老いた彼らは夫婦以外の恋愛の対象として見続けているのだ。
ムンムンムラムラの時に出逢った相手を、
ムンムンムラムラでなくなっても、
他に安定と信頼度家族としての愛情を注ぐ夫婦とか家族としての相手がいる状態でも、
よりムンムンムラムラを感じられる若い代替品を求めるのではなくセカンドパートナーとしてキープし続けているのだ。
その事が、なぜかとても心を打ったのであります。
他にプライマリーパートナーがいるオープンな関係の私は、彼にとっては単なる肉欲とときめきの対象、もしくは「本妻との鬱憤を吐き出す小料理屋の女将」兼サードプレイス担当で。
時が経ちこっちも年老いて肉欲とときめきを供給できなくなったらおしまいかな、残るは女将ポジション、ならば傾聴スキル上げねば、と思っていました。
けれど、
ああいう未来もあり得るのだ。
仮に私が年老いてシワシワで小料理屋の女将のような魅力がなくても彼と変わらず馴染のラブホで馴染みきった肌を求め合う未来が。
世の、
不倫の、
オープンな関係の結末に
結婚でも
別離でもなく
こういうパターンもあるのかな。
世の、
不倫の、
オープンな関係の人達は
どんな結末を歩んでいるんでしょうか?
求む、国勢調査。
その後のある日、
「君の永遠の恋人で居たい」
彼がそんなメッセージをくれました。
あの二人みたいになれるのかな、私達は。
なりたいのかな、私達は。
その瞬間、彼らを思い出しました。
いや、あのお二人のどちらかが実は熟練の凄腕テクニシャンっていう説もあるけどね?