アプリで旅行してみた 14人目その2
オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。
マッチングアプリで出逢った14人目の方と交際が始まりました。
この一年でセフレ扱いにすっかり慣れてしまった為、予想し得るあらゆる塩対応に傷付かないよういつでも受け身取れる体制でいるのですが、普通に甘々な彼女扱いされて驚くばかりの日々です。
わー、おはようからおやすみまでのLINE!
どんなに忙しくても返信が来る、だと…?
え、セックス無しでもホントに会えるんですか?
夏休みは私に合わせて取得してくれるって、神なの!?
いやきっと、まだバツ2もセフレも経験してない若かりし頃の私だったら
「彼女なんだからこれ位当然よねっ?」
ってつよつよな態度で、出来ないならスネちゃう位だったのでしょうが。
日々「好き」「会いたい」と言い合えて、次回のデートどころか何ヶ月、何年も先の将来の話が出来る。
ただ普通に付き合う相手を探せば良かった時には当たり前だった事、セフレ相手には出来なかった事が、またできるありがたさ。
失って、得難いと分かったからこそ大切にできる。
彼にも
「君は本当に何も期待しないね」
とお褒め(?)に預かりました。
(同時に「許容範囲が広すぎる、基準をもっと上げなさい」とも。)
しかし、ブッダも仰っていた…
ような気がする。
幸せを感じる秘訣はあらゆる期待や執着を捨てる事だと…
かなんとか。
セフレが私に解脱への道を示してくれた…
のかもしれない。
ありがとう、1人目さん、5人目さん、ゴッド様、11人目さん、12人目さん…
そんな訳でゴッド様には彼氏ができたのでもう会えない旨をお伝えして終了にしました。
「君の為に嬉しいよ。淋しいけどね。君が傷つく事がないといいなと願ってる。またワインだけでも飲みに行けたら教えて」
くぅ、推しからこんな温かいお言葉っ!行かないけどね。心の中で永遠に推し続けますぅ!
ちょいちょい連絡が来てて近々再会しようとなっていた5人目さんにもサクッとお断りをしました。
そして付き合って約一ヶ月の時に、14人目さんと早くも二泊三日の旅行に行くことになったのでした。
ちょうどお盆の時期だったのでお互いの家族が帰省等で不在時に旅行に連れて行きたいと彼が言ってくれたのですが、ゆうてもまだホテル行っただけなのに旅行て…!?
いーや、行っちゃえ(笑)
だってお互い家庭持ちの身、大手を振って旅行なんてこんな時でもないとなかなか行けない。
そもそも年齢的にこんな恋ができるのはこれが最後かもしれない。
なら流れ(というかかなりの急流)に身を任せるのもまた一興。
でもオープン活動を初めて一年、旅行どころかお泊りもした事ないので、試しにまずお泊りデートからしてみることにしました。
それだけでも大きなステップだったので同居している元夫に言い出すのを少し緊張したのですが、「泊まってきていい?」と聞くと「泊まり!?」とビックリされたものの「いいけど」と言ったきり特に何も聞かれず。
あ、結構気にする事ないのかな。
もう彼が何を考えているかを慮るのは辞めているので、じゃいーか。
しかしこの時点でまだ2回のホテルデートしかしておらず、相手の食や旅行の好みもロクに分からない状態。数日寝食を共にするのに好みが合わなかったら成田離婚必至(国内旅行だけど)。
なのに、
「費用は出すから君の行きたい所を選んでいいよ」
という彼。
り、旅行の費用を全額だと…?!
なんという甘やかし!
そりゃ貴方の1/10以下の薄給にはありがたいお言葉だけれども
全然自分の分は自分で出しますよ。
ちなみに彼は全部出してくれる派なのですが、私はセフレとのホテル代でも半分出してた派なので、まだ慣れません。
しかし彼はそれよりも宿を選ぶ方をやってくれというので、それと交通手配と費用と現地の細々したものを私が出すことにしました。
確かに、
特に観光がしたいとかでなく、
ただ普段できない数日二人で一緒に過ごす、という事ができれば良い、というだけの旅行なので、どこでもいいっちゃいい。
更に彼にとっては家族旅行じゃないロマンチックな旅行なんて本当に久しぶりらしく、宿のリサーチが大変、というのも分かる。
でも些かお互いの事知らなすぎるし、なんといってもお盆はどこも混んでてお高い。
自腹や私が奢るなら失敗も平気だけど人様のお金で変な所選んだら、と思うとプレッシャーが…。
結局悩みに悩んで選び抜いたのは、同系列の宿に行ったことがあったので品質が分かっている、おこもりステイ系オーベルジュ。
気になっていたお互いのパートナーにも何も聞かれず、なんと「楽しんできてね」とだけ言われまして。
オープンな関係ってこんなもんなのか、
と気が抜けて、いざ出発。
ところが、行ってみたら食の好みから食べ方、旅先や宿での過ごし方、生活リズム、寝相いびき全てが合わず悲惨でした…
なーんてことにはならず、
有り難い事に、
心配していたお盆の公共交通機関の混雑も、
前日も結局デートしたので4日間もいきなり一緒で間が持つんかなという不安も、
トイレの音とか匂いとか大丈夫かなというレディな悩みも問題なく、
宿も彼にはご満足頂く事ができました。
やはり旅行に行くと色んな面が見えて来て、時間が取れない中短いデートを重ねるより早い段階に旅行に踏み切って正解だったなと思いました。
例えば、
前日夜遅くまでお子さんと遊んでいたのに当日の朝早起きして集合時間より早く到着していた彼。
聞いたら
「君が一生懸命アレンジしてくれたのに遅刻しちゃいけないと思って」
だそうで、人の気持ちを慮れるちゃんとした人だなあ、と分かったり。
割りとオサレディナーだったんだけどTシャツビーサンで(というか初デートもビーサンだった(笑))、まあ館内着でもOKなおこもりホテルなんで良かったんだけど、地位と収入の割には意識高い系ではなくホント気取らない人なんだな、と分かったり。
そして、どんな旅行でもいいよといいつつ、やはりレベル高い経験色々してる方故の見る目の厳しさや求めるセンスの高さもやはりあったので、ここぞという時にはある程度のこだわりは大事だなと分かったり。
初デートからホテルへGOだった為いわゆるオサレなデートディナーを一回も経験しないままここまで来てしまったけれど、
お互いハレもケもイケる、とここで分かったのは良かったです。
本当に何もせず、ただただ一緒に寝て起きて食べていちゃいちゃしてお喋りしてお部屋の露天風呂に入ってまたじゃれあって寝て。
マッチングアプリで一ヶ月前に出逢った見ず知らずの他人と、二人きり。
こんな遠い、静かな山の中の美しいホテルの中で。
もうずっと一緒にいるように感じるけれど、
ふと我に帰ると、まだ数回しか会ったことのない人。
強くて弱い、激しいけれど穏やかで、優しいけれど恐ろしい、そして、愛しくてどこかかなしい…そんな彼と。
自然で、非日常で、奇妙なのに、なぜかこれが正しいと感じられる
不思議な時を過ごしました。
ちなみにこういう旅行って旅行先から帰ってきたら即解散なのか??と思ってたら
まだ一緒にいよう、と言われて結局夜まで一緒に過ごして、
合ってるね、とお互い認識できて、
終わって日常に戻った後は、お互い一緒にいないのが逆に変に感じるようになった位なのでした。
余談ですが旅行中に分かったのが、彼と私の16 personalitiesが一緒だった事。
(https://www.16personalities.com/ja )
前に結構流行ってたのか、マッチングアプリでもプロフィールに入れている人をよく見ました。
ちなみに私はENFP-T。
あー、だから似てるし合うんだねー、となんだか二人で納得。
皆さんは何でしたか?
さて、
ここまで暴走列車で関係が進んできましたが、大きなステップはこれでひとまず終了。
旅行後はいよいよ、ふつーの日常に戻ってのお付き合いのはじまりはじまり。
ちゃんちゃん