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仕事は旧姓、私は新しい姓 旧姓併記で運転免許証を更新した話

 今日、運転免許証を更新してきました。
 2019年11月5日の法令改正から住民票、マイナンバーカードに旧姓併記ができるようになったらしく、その後2019年12月1日から運転免許証に旧姓を併記できるようになったそうです。
トップの写真のように、免許証の氏名欄に括弧で旧姓も併記されます。

旧姓?新しい姓? 私が仕事で旧姓を使うようになった背景

 私は仕事では旧姓を使っています。
と言っても、特にポリシーがあったわけでなく、単純に前職でメールアドレスにフルネームが入っていて、長年やりとりしてきたメールアドレスをクライアントさんに変えてもらうのが手間をかけてしまい面倒だなと思ったので、そのまま旧姓にしていただけです、笑。
 その後、私用のメールアドレスの表示名は新しい姓にしていたので、そのアドレスから旧姓で個人でお付き合いのある方へ講演依頼のメールを送った時に「誰?と思った」と言われ、旧姓フルネームで認識している人には開封を戸惑われるのか〜!と気付いたこともありました。

 また結婚前に夫から聞いていたものの、新しい名前はとにかく名前を間違えられる&言い直す場面が多かったりします。頭の漢字で宅配便・郵便の不在票など他の頭の漢字が同じ名字と間違えられること多数。あまり見かけない姓というのもある(私も夫と会うまで会ったことがないし、親戚以外でまだ出会ったことがない)のですが、これは仕事で使うには間違えられることのない旧姓の方が便利かもと思うように。
 それにこれは当初はそう思ってはいなかったのですが、特に子どもも誕生したことであまり見ない苗字というのもありインターネット上に本名の情報をいろいろ置くより、旧姓で情報を出す方がしっくりきているというのもあります。

 ただ以前、義理の両親に平日に引越しをするため夫婦が引っ越し対応をしている間に子どもをみてもらったことがあり、かかってきた職場からの電話に「はい、宮下です!」と出て、男性相手にいろいろ私が指示している様子に義理の母はかなり驚いたようなので、上の世代には結婚したら新しい姓が常識&内心どう思ったのかしら?と感じたこともありました、笑。

 印象に残っている旧姓か?新しい姓か?の話で、数年前に大手メーカーのクライアントさん(女性)と雑談していた時にその企業では住民票の名前と社内システムが一緒でないといけないため、姓が変わると自動的にメールアドレスが変更になってしまうのが本当に嫌だという話を聞いたことがあります。離婚された女性の先輩が事情を知らない方から「おめでとうございます」と言われて困惑していたというエピソード付きで、それはかなり嫌だなと思いました。
 研究職やクリエイティブ職などで旧姓で論文を書いていたり、何か作品を作っていたり、または資格を取ったり、免許を持っていたりする人などにとっても旧姓と新姓で別人のように見えたり、同一人物という証明がなくなるというのはデメリットだろうなと感じます。

 4年前の調査ですが、インテージリサーチ社が発表した「平成28年度内閣府委託調査 旧姓使用の状況に関する調査」によると、有職かつ既婚で改姓経験のある人々に旧姓使用の状況を尋ねたところ、「現在、旧姓を使用している」と回答した人の割合は全体の10.0%で、すべて女性だったそう(調査対象:全国の20~64歳の男女40,903人 ※うち、男性は44人)。
 使用者を年齢別に見ると、20代女性が17.5%、30代女性が13.3%、40代女性が6.6%で、若い人ほど使用している割合が高い傾向のようです。
 また、旧姓を使っている理由は「改姓前から付き合いのある仕事関係者に同一人物と認識してもらえるため」が72.5%と、最も多く回答されています。これは私も同じ目的で旧姓を使用しているので共感です。
 かつてに比べると旧姓使用は珍しくなくなっているものの、実際に使っている人は意外に10.0%で、認めている企業は半数程度というのが現状なんですね・・・。
http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/mname_h28_gaiyo.pdf

運転免許証に旧姓併記をするための手順は?

 旧姓か?新しい姓か?という話が長くなりましたが、4年前に旧姓の地元銀行の口座を解約する時に旧姓と新姓両方載った免許証を出して口座解約できたという経験もあったので、普段は銀行口座やクレジットカードなど新しい姓にしているため、旧姓を特に使うことはないだろうけれど、今回免許証の更新ついでにやってみるかくらいの気持ちで併記することにしました。
 先ほど上にリンクを貼った調査で旧姓を使用しようと思った理由が「結婚・離婚などのプライベートな情報を 知られたくないため」の人には、新しい姓の横に括弧で旧姓となるので婚姻の有無がわかってしまうから微妙かもしれません。私は仕事以外は新しい姓なのでそこは特に気にならなかったのですが。

 旧姓併記の場合、「旧姓の記載された住民票が必要」と更新ハガキにも記載されているのですが、当初普通に住民票を発行したらいいのかな?と思っていたら、住民票に旧姓を併記するところからでした。
面倒だなぁと思ったけれど、せっかくの機会なのでまず戸籍謄本を取り寄せることに。

手順は
① 戸籍謄本を戸籍のある役所から取り寄せる
② 役所で住民票に旧姓を併記する→旧姓が併記された住民票を発行する(私の住んでいる自治体では、時間外や休日開庁の際にはこの手続きができないようだったので、事前に確認した方が良いです)
③ 免許センターなどに住民票・更新ハガキ・現在の免許証などを持って更新に行く
という3ステップです。

免許更新のタイミングでなくても、裏面への記載事項変更だけならいつでもできるようです。

 運転免許試験場はコロナの影響もあってかかなりの混雑していました。これは事前に調べて把握していたので、時間潰しグッズで新しい新書を一冊鞄に入れて並ぶこと1時間弱。
混雑状況は下のサイトで前の週の時間帯別の混雑状況を確認することができます。

 私の視界に入る範囲の並んでいる人の中には旧姓併記に手続きをしている人は見かけませんでした。人は多かったので、メジャーじゃないんだろうなぁ・・・。
 基本は普通の更新と同じで、途中1回別の窓口で旧姓併記の手続きをしてもらったことと、講習後の受け取りの際、他の人より少し出来上がりが遅かったことです。と言っても数分くらい。
トータルで待ち時間含め2時間ちょっとで更新手続きを終えられました。

ゴールド免許な初心者 このタイミングで交通教本読み直し

 最後に旧姓併記の話題とは変わりますが、私は免許を取得して15年経ちます。ただ今年の夏にペーパードライバー講習を受けて運転をするようになったばかりの初心者です、笑。

 そのため地味に今回の更新タイミングに「交通教本」をもらって読み直せたのはよかったことでした。
 これまでは「身分証明証」として運転をしないと思いながら受けていた講習ですが、今回はかなり真剣に聞きましたし、冊子も全部読みました。
次回も5年後にゴールド免許で更新を迎えたいから、安全運転に気をつけながら運転を楽しみたいなと思います。

#運転免許証 #旧姓併記 #ゴールド免許



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