ブック&カフェ(11月9日土)
私が高校生ぐらいまでは、本屋さんといったら本ぐらいしか置いてなくて、あとは文房具を少し置いているぐらいだった。
それから何年かして、本棚にソースが置いてあるのを見て、びっくりしたことを覚えている。料理の本のそばに液体ソースが3本ほど置いてあった。
今やカフェも併設されて、そこで本が読めるというのも、よく見かける光景になってきた。食品を売っていたり、ギャラリースペースで催事があったり、本屋さんはどんどん楽しめる空間になっている。
きょうは、ある雑誌の広告を見て、欲しいなと思って書店に行った。ぱらぱらとめくったページは、思っていた特集とはちょっと違っていたので、その雑誌の購入はやめた。
せっかく来たんだし、文芸コーナーの本棚をめぐる。私が楽しんでいる川柳の本は、俳句や短歌の本よりも少ない。(シルバー川柳はシリーズで何冊も出版されているけど。)
そんな状況で、ぱっと目に入ったのが『流花 女性川柳家伝』だった。第1刷が2024年4月10日だから、新しく出版されたところ。買うはずだった雑誌の代わりに、こちらにした。衝動買い。
レジで、併設のカフェで使える50円引き券をもらったので、久々にこちらのカフェで休憩しよう。ほうじ茶ラテとフィナンシェをお供に座って、『流花 女性川柳家伝』の序文とあとがきを読んだ。BGMが鳴っていても、割とすいすい読めるものです。周りの人たちも、本やパソコンやスマホを開いたりして、長居している。
このフィナンシェ、おいしい。どこで作られたのかなと思って、フィナンシェ(バニラ)が入っていた袋を裏返して製造者のところを見たら、「株式会社石田老舗」と印刷されていた。これが会社名なんですよ。京都のお菓子メーカー。知ってる知ってる。シュークリームもおいしいんです。
ああ、まったりした。