伏せられた写真立て
父が急性すい炎で急死して2週間経ちました。永眠する前日の朝まで普段通り散歩をし、朝食を食べ、雪かきもし、その後体調が急変しました。
父と母と私の3人で20年以上今の家で暮らしてきたため、まだ実感がわきません。
うちにあるもの、父の腕時計、父が散歩中に拾ったくまのプーさんのキーホルダーなど、何を見ても父を思い出し、私の顔はくしゃっとゆがみ、涙がぽろぽろと頬をつたい落ちます。
自室の机の上に家族3人で旅行中に母が撮ってくれた父と私のツーショットを入れた写真立てを用意しました。しかし、そちらを見ると泣いてしまうため、まだ伏せたままです。
この悲しみにもいつかは慣れてしまうの?
慣れてしまうこともつらい。
つらい。
つらい。
つらい。
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