文化・芸術が単なる嗜好品だなんて絶対に言えない
約9か月ぶりに!!!
ライブに行ったのですよ、昨日!!!!!
私の大好きな、エレファントカシマシの日比谷野外音楽堂!!!!!!!
もともと日比谷の野音はキャパが小さくて、チケットがなかなか取れなくなっているうえに、今回は50%程度に観客数を抑えていたので、プラチナ中のプラチナのチケット。
それが、なんと幸運なことに当たりまして、うれし泣きしながら行ってきました。
雲が多かったけれど、雨は降らずに、夜でもTシャツ1枚でいられるような、心地よい空気で。
都会の真ん中のオアシスのような日比谷公園で、秋の虫の声ときんもくせいの香りに包まれながら。
大好きな音楽を聴くということ。
大好きな人達がステージに立っているのをこの目で目撃するということ。
それらを身体全体で感じられること。
本当に本当に、幸せな夜でした。
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この時期に公演を行うというのは、とても大変な準備と、運営のご苦労があったことと思います。
バンドのメンバー、並びにスタッフの皆様には、心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございます!!
感染症対策は徹底していて、検温、消毒、マスク着用はもちろんのこと、入場・退場時を時間差にして混雑を避ける工夫など、本当に一生懸命にされていました。
観客も、出来るだけ歓声は控えるという、苦しい(笑)努力もしつつ、(とはいえうっかり声出ちゃう時もあったけど)粛々と、案内に従っておりました。
そしてやっぱり、私はこの「生演奏をライブで体験する」ということを、
本当に切実に、欲していたんだなあと、しみじみと感じられる、そんな時間となりました。
五感はもちろん、身体の細胞全部でも、しみこむように感じ入ったのです。
自粛生活が始まってから、特に音楽や演劇のライブ、イベントが中止になって。
それを生業にしている方々の生活ももちろんですが、それらを待ち望んでる人たちも、本当に大変でした。
いや、今だってまだ、全然戻っていない。ようやく一歩を踏みだしたところ。
ライブで体験できるなんて、本当にぜいたくなことになってしまった。
生き死にには関係がない、単なる嗜好品なんて思われがちな文化・芸術分野だけれども、人間である以上、それは生き死ににもかかわる、とてもとても大切なものだと思うのです。
人間は、食べて眠りさえすればよいわけじゃない。
喜びがないと生きていけないのです。
心に潤いがなかったら。
大好きなものがなかったら。
私たちの真の食物は「喜び」である。
「喜び」で満たされていれば、たくさんの食物は必要ない。
という言葉さえ、聴いたことあります!(確か、インドの精神指導者OSHOの言葉だったかと)
人によって、その「大好きなもの」は違うけれど、それぞれが、自分の大好きなものを守っていかなくちゃならない。
個人にできることは小さいけれど。
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こういう事態になって少し良かったことは、「ライブ配信」がメジャーになったことですね。
実際に現地には行けない方(育児や介護や仕事やお金やスケジュールや…いろいろな理由で)。
行きたかったけれどチケットが取れなかった方。
行くほどではないけどちょっと見て見たいという方。
ライブそのものとは、また違った体験ではあるけれど、いろんな方に届けることが出来ますよね。
こういう、テクノロジーで解決できる、新しい良い方法はどんどん試しつつ、やはり実際に生身の身体で体験できることは続けていかないといけない。
自分の身体で体験すること、体感することが、とても大事だと思っている私には、すべてをデジタル化することなんて愚の骨頂としか思えない。
人間は、身体を離れては生きていけない。
身体があっての生き物です。
だから、文化や芸術というものは、人にとってなくてはならないもの。
心を満たし、身体も喜ばせることができるもの。
単なる嗜好品だなんて言って、切り捨てられては絶対にいけないもの。
そう、思っています。
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それにしても、エレファントカシマシのライブは本当に最高でした。
最&高
最高of最高
胸がいっぱいで、言葉にならない衝撃と感動でした。
ライブ配信のアーカイブが7日まで見られるので、これから見ますー!
あ、ちなみに #私の勝負曲 というお題があったので、それを考えてみました。
勝負曲、というのかわからないけど、私にとってとても大事な曲が
エレファントカシマシ「悲しみの果て」です。
エレカシにはたーーーくさんの名曲があって、ひとつ選ぶなんて至難の技だけど、どうしても1曲選ぶなら、有名なこの曲。
これから先の人生で、どんなに悲しいことがあったとしても、この曲があるから私はきっと大丈夫だ、と思える曲。
昨日も演奏してくれたけど、どんなに聴きなれていても、こみ上げるものがあります。
そしてやっぱり1曲だけは片手落ち。もう1曲追加するなら
「パワーインザワールド」
”順番を放棄せよ / 出番は今だ
順番を放棄せよ / パワーインザワールド”
最高。