強烈な人と出会ったとき自分を守る方法
パリに来て、普通では出会えないような強烈な人と出会うことが多くなりました。
俳優兼音楽家とか、ファッション関係の人とか、音楽関係の人とか、街を歩けばアーティストに当たる状態です。
一方で、私は今、仕事もせず、ものすごく閉じているので、こういう人に会うと、おもしろいな〜と思う反面、パーっと照りだすようなエネルギーにあたってしまい、ヘトヘトに疲れてしまったりします。
昨日もファッション関係の方と、楽しくお茶をしていたはずが、
途中から身の上話になり、
ふんふん、と聞いていると強烈エピソードのオンパレードに。
お店が18時で閉まったので、「場所変えて晩御飯いきますか?」となったけど、
「・・・ちょっと、いろいろ咀嚼したいので、今日は帰ります!」と謎の理由で早々に退散。
以前の私なら、「せっかく貴重な機会だったのに・・・」とか
「お断りして、気分を害されたんじゃなかろうか・・・」などと考えてしまい
断ったことにナーバスになってしまっていましたが
今は、これも私のペース。自分は自分に無理のないペースで人と付き合えばいいのだ、と割り切れるようになりました。
個性的な人、エネルギーがものすごい人、なんかわからないけどとにかく強烈な人、というのは確かに存在していて、
パリには割とそういう人が多い気がします。
そして、そういう人に会うと、私のような内向きな人間は
無意識に相手のエネルギーをもっと引き立ててあげようと
鏡のような役割を果たしてしまうことがあり、
必要以上にものすごく共感したり、相手の話を引き出そうとしたりして
疲れてしまうのです。
自分の感情を挟むことなく、相手の話にわーっと乗っていった末、
行き着いた場所が自分にとっては心もとない不安な場所だった、みたいな。
素直にドン引きしたり、「えー、私無理」と境界を引ける人はある意味でとても賢いし、
中途半端に共感性が高いと、巻き込まれる可能性も高くなります。
でも、自分の知らないおもしろい世界に出会える確率も上がります。
そのメリットとリスクとどう向き合うのかということになるのですが、
私は、自分の体が疲れていると少しでも感じたら、
一旦お開きにする、とりあえず物理的にその人から離れてみる、というのが正しい気がします。自分を偽ってまで相手に合わせる必要はない。
どうしても会いたい人なら、また会うだろうし。
どちらにせよ、今の私は、徹夜で友達の失恋話を聞いてあげた結果、自分がヘトヘトに疲れていた、というようなことは、もうあまりしたくないなと思うのです。
この人のおもしろい話は聞きたいけど、これ以上深入りするとめんどくさいな、という自分なりのセンサーは働かせておくようにしたいです。
なんだか打算的な気もしますが、自分を守ることの大切さが身にしみる今日この頃なのです。
パリのドタバタ日記はこちらです→ https://viequotidienne629.wordpress.com
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