この物語は “ひとりの女子大生のひと冬の恋”を 描いたお話です。 主な登場人物 ・私 都内に通うごく普通の女子大生。 サークルで出会った同い年の後輩が推し。 ・彼(私の推し) 熊本から上京してきたちょっとミステリアスな男子大生。一浪していていて私と同い年。 出会った当初は俗に言う“陰キャ”?。 大2の夏から1年の海外留学に行く。 1年遅く入学してきた彼を私が自分の所属するサークルに誘ったのが2人の出会い。 共通の知り合いがいたわけでもないし、 2年生になったばかりの4月
私の名前は『 菜帆 (なほ) 』 そこには、 “菜”の花のように 明るく、 舟の“帆”のように たくさんの風を受けながら 人生の荒波をも強く進んでほしい そんな両親の想いがこめられていました。 両親の「名付けの力」 名前にこめられた想いを初めて知ったのは 小学生の頃だったと思います。 幼ながらも、想いを聞いてから、 何だか自分の名前に愛着が湧くようになったのを覚えています。 (そこから15年ほど経った今でもその内容に間違いがなかったので、相当その時の話が心に響いた