タイムマシーンに乗って。
おはようございます。
今朝起きたら、水槽からペットのベタが消えていました。
寝起きだし、自分が寝ぼけているのか?と。
「ベタ子が消えたー」と夫をたたき起こし、確認してもらいました。
でも、どこを見てもいなくて「神隠し?」とちょっとパニックに。
水槽を置いている棚を夫にずらしてもらうと。
そこに、いました。
確かに、ベタはジャンプすると知っていましたが、
蓋もしていたのに。。。
で、生きていました。
よかったー。
さすがに弱っているようなので、様子を見ています。
昨日水替えした時に、ちょっと水量が多いかなとは思っていたのですが。
以後、気をつけます。
私は、すごく後悔していることがあります。
それは、母を認知症の検査に行かせたこと。
治らないなら、行かせなければよかった。
今の医学では治らないことを、知っていたのに。
あの頃の母は、私の事を娘だと認識できました。
父のことも、自分の夫だと認識できました。
なのでアルツハイマーと診断されたことを、理解できました。
今の母は、アルツハイマーが治ったと思っています。
いや、もうアルツハイマーだったことすら、忘れていると思います。
そうなるまでの間。
自分がいつか認知症になるのだという未来を知ってから、
自分がアルツハイマーだということを忘れてしまうまでの間。
母はずっと「私はまだ認知症になっていないってお医者さんが言った」
「そのうち進行したら、認知症になるかもしれないけどまだなってない」
そればかり、繰り返していました。
私は、「そうね、まだ認知症になってないね」といつも返事しました。
それしか、言える言葉がなかった。
そんなに繰り返し確認したいほど、怖かったんだろうな。
かわいそうなことしたな、と。
そう思っていることを、つい人に話してしまいました。
その話を、その人は自分の親が認知症かも知れないと悩んでいる人に話してしまいました。
その悩んでいた人は、私の言葉を聞いて決めたと言うのです。
「検査にはつれていかない」と。
なんてことを話してしまったのか、と後悔しました。
そんなに簡単に決めないで欲しいのです。
めちゃくちゃ悩んで、決めて欲しいのです。
これは、あくまでも「私の後悔」なのです。
ちゃんと病院に連れて行って、薬も飲んで。
やることやったけど、効果がなかったから言っています。
ご自宅で一緒に住まれているとか、環境が違えば治療の効果もきっと違います。
母には効かなくても、他の人には効果が絶大かもしれません。
最近はテレビなどでも、初期なら治せると聞いたりします。
母はもうすでに、初期ではありませんでした。
いろいろ母とは状況が違います。
そのことを、もう一度伝えてもらいました。
前段の方は、本人が望めばもちろん検査に行くけど、そうでないなら自分からは言わないことを決めた、のだそうです。
認知症になったらなったで受けとめよう、という決心ができたからであって、決して私の言葉を聞いたからだけではないとのこと。
タイムマシーンに乗って、検査に行く前に戻ることができたとして。
やっぱり一縷の望みを託して、病院に連れていってしまうかも知れないな。
とか考えてしまう、自分がいるのです。
後悔してるって言ったくせに。
私はもう一度「お母さん」と話しがしたいのです。
認知症になる前の「お母さん」と。
つらい思いをさせることがわかっていても、自分のエゴに勝てないのです。
認知症とわかる前から、少し言動がおかしくなって。
わがままがひどくなって、意地悪もひどくなって。
だから、あまり仲良くなかった。
優しくしてあげられなかった。
仲良くしてあげればよかった。
優しくしてあげればよかった。
その後悔が、もう一度「お母さん」に会いたい気持ちの正体なのだと思います。
これからの人は、できるだけ後悔のないようにして欲しい。
本当に、そう願います。
そうだ、タイムマシーンに乗ったら、水槽の水も減らしておかないと!