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「マネージャー視点のコーチングの活用」についての学び

過日、マネージャーさん対象のコーチング入門というイベントを聴講しました。THE COACHというコーチングマインドを広げることをミッションとした会社の『マネージャーが学ぶべきコーチング入門』というイベントです。

私はマネージャーではなく、そしてなる予定もないけれどチームビルディングに興味があったので、聴講。メンバーの視点でも知っておいて損なことはないと思います。

私は、人をマネジメントするという立場になったことはなく、また病院で働く看護師のキャリアが長いので、一般的な会社の上司と部下というような視点からは外れていると思います。
そして、聴講してみて感じたのは私にはマネジメントの知識がないので、ベースとしてそこがないと理解できていない部分もあるよなというのが一番感じました。

病院では、いわゆる師長さんが看護管理という名目で、人の管理をしていて、日々の業務のマネジメントはスタッフが自分で行っています。スタッフ個人で難しい所はその日のリーダーさんが調整。
リーダーはしたことがあるけれど、マネジメントしているという意識はなく業務調整という言葉がしっくりきます。誰に何の仕事をふるのか、業務量が多くなり過ぎていないか、トラブルは起きていないかということを把握して調整していました。
大まかな業務のマネジメントは師長さんが行っているけれど、マネジメントされているという感覚はほとんどありません。


マネジメントとコーチング

マネジメントの中にコーチングを少し取り入れるというイメージだったけれど、コーチングを自分のものにして根幹からマネジメントを支える武器にするというイメージに変わりました。

追加で上からトッピングするのではなく、根幹からしっかりとマネジメントの一翼を担うイメージです。
マネジメント自体は、コーチングがなくても成り立つものです。
けれど、「コーチングがあるとマネジメントは豊かになる」という言葉が印象的でした。
確かに、心の声に寄り添ってもらえたら、メンバーの方としてはより助けられたり安心できる場面はあるだろうなと思います。
自主性や継続性を持ってメンバーが仕事に取り組めるようになる。これは、大きなことだと思います。

ティーチングとコーチング

マネジメントにおいては、ティーチングとコーチングを場面に応じて使い分けましょうということが言われていました。
難しくないのかな?というのが率直な感想です。具体的な場面をとり上げて、コーチング的な関わり方、それ以外の方法による関わり方が示されていたのでとても分かりやすかったです。ですが実践するとなると難しそうだなという印象を受けました。時間と自分の精神的な余裕があればコーチング的関わりが出来そうな感じがします。

いちスタッフの私が活かせると思うのは、後輩指導をする場面。これ以外の活かせる場面を見つけたい!
ティーチングに振り切って教えるということもできるけれど(正しい知識を教えることが最優先)、相手が自分で気づく・学ぶことができるような問いかけや関わり方をできると、より本人が自分の力で成長できるような関わりが実現できると思います。

看護師の中には、そういう関わりがうまい先輩もいます。自分で考える力・アセスメントして判断する力が看護師には大事だからだと思います。指示されたことをするだけでなく、変化していく状況に応じて考える力が必要。

時間が足りなくてティーチングで終わることもあるけれど、場面に応じてコーチング的関わりができることもあると思いました。
すぐに原因を分析して対策を立てようとする傾向が職業柄強いと感じるので、相手の可能性を信じることが改めて大事だなと思います。

マネジメントの歴史

働くことに関心があるので、その中で読んだことと重なる部分がありました。労働力→モチベーションの向上→戦略的な人的資源の活用と時代によってマネジメントが変化してきたことを分かりやすく教えてもらいました。
マネジメントという視点からの話だったけど、働くことそのものにも関わりが深くて、今の時代に求められていることや心理的資本について学ぶことが出来ました。
心理的資本という言葉にふれたのは、今回が初めてだと思います。人も資源だということは聞いたことがありますが、今はさらに細かく分類分けされているようでした。

心理的資本:業績に影響する個と組織の心理状態

言葉で説明されてもぴんとこなかったのですが、人的資本の深い部分を支えていて、「パフォーマンスや、well-beingなど様々な要素にポジティブな影響が出る開発可能な資本」とのこと。開発可能なら、そこをもっと引き出していこうという話です。それにコーチングが寄与できる。書いてても理解できたとは言えませんが、働く上でも心の状態を良い状態に保てることが注目されてきているのだなと思いました。

「聴く」とは

「傾聴」について習ってきたし、しているようだけど私は実際にコーチング学習でしっかり教えてもらって出来ていなかったなと感じました。だからこそ、仕事にめちゃくちゃ活きそうな部分です。
マネジメントに限らず、人との関係において基本だなと改めて思いました。

まとめ

やっぱりマネジメントの知識がないので、深く理解できた感じはありません💧
ただ、働きやすさとコーチングの関わりみたいなものが少し見えたので、面白かったです。

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