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「生きてて良かった!!」を聞きたいんだよ。
ヘルプマンのつぶやき
勤め先の施設にいる長寿な100歳のIさん。
まだまだお元気で、食事は普通食。排泄もポータブル。大してボケてもいない。
ただ、【安全上】という名のもと、見守りが欠かせなくて常に職員の机のそばに【座らせられている】。
ボーっと、ただ。目の前に雑誌が置かれるくらいだ。←視力もよいのです。
午後「しんどいなぁ…」とつぶやいたのが聞こえた。
「しんどいですか?ベッドに横になりますか?」と尋ねると
「することがなくてしんどい。どこっちゃ行けんし」。
まさに本心。
こんなんじゃいかんやろ!!
私はめちゃくちゃ怒っている。
施設に対して。
なんとかしなくちゃ!!
100年も生きているのに。
生きてて良かった、を聞いてみたい。
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………
ヘルプマン(介護士)の存在意義はここにあるのだろう。
みな、この思いを持っているはず。
だけど忙しさや人手不足のため、その思いが徐々に薄まってしまっていっているのが現状。
夫が介護福祉士で、別法人の特養に勤めている。
夫と”理想”について話すことも増えている。
私はやっと現場に入って3か月。
パートだし、週4日だし…
でも、正職員の人たちとほぼ同じ業務を「やらざるを得ない」状況に置かれているため「あっという間に慣れてしまった」というのが正直なところ。
オムツ交換だって、もうなんてことない。
私が介護福祉士をとるには3年間の実務経験が必要だから、まだまだだけど、夫と何かやりたいな、って気になっている。