「マッスルおばあちゃん」—先週もっとも読まれなかったDearMedia Newsletter [2020.3.16〜3.20]
こんにちは、ディアメディアの味岡です。
ディアメディアでは、私が毎朝目にしている約1,000記事の中から、「ちょっと気になる情報」「最近話題のニュース」「面白いできごと」をピックアップして、週3回お届けしています。
先週は「高齢」をテーマに、
・高齢起業家コミュニティ
・高齢者の犯罪
・マッスルおばあちゃん
という3本のニュースレターをお届けしました。
この中から、もっとも読まれたニュースレターを・・・と言いたいところなのですが、先週金曜日は祝日だったこともあり、3本目として配信した「マッスルおばあちゃん」がもっとも読まれなかったのです(涙)
とてもハッピーな気持ちになる記事だったので是非読んでいただけたら嬉しいなぁと、今日は、先週もっとも読まれなかった記事をお届けします。
マッスルおばあちゃん—3月20日配信
誰しもいつかは迎えるであろう「老い」は、人類共通のテーマです。
今週は「高齢」をテーマにニュースレターをお届けします。
“時間”と”身体”は、現実世界で生きている限りつきまとってくる、逃げられない入れ物です。
そのため、健康というテーマは関心の高い人が多く、先進国では市場も大きい分野です。
日本では「痩せる」という現象にフォーカスされがちですが、健康になることは、本来はもっと多様なもの。
自分にとってのベストな身体はこれ!という状態で常にいることが健康ということだと思うのですが、高齢になると、筋肉も内蔵も皮膚も思い通りにならなくなる、と思い込んでいる人も多そうです。
今日ピックアップするのは、70歳の女性が3年かけて30kg痩せた上に、美しく筋肉をつけて、フィットネス雑誌の表紙を飾るようになった物語です。
記事の主人公、Joan MacDonaldさんは身体を鍛えていくことで何を手に入れたのでしょうか?
▼本日のピックアップニュース
3年前のJoanさんは、怒りっぽくフラストレーションが溜まっていて、太り過ぎで関節炎もありました。
その上、高血圧・高コレステロールおよび酸逆流のための薬物療法を受けていました。
ある日、かかりつけの医師から、今のライフスタイルを続けたいのであれば、投薬量を増やす必要があると言われます。
「何か違うことをしなければいけないとわかっていました。
無力感と不快感を感じることにうんざりしていましたし、私の母も同じように薬ばかり服用していて、私はそんなふうになりたくなかったんです」
と、彼女は話します。
パワーリフター/ヨギ/プロのシェフ/ボディビルダージム経営者のJoanさんの娘、Michelleさんは、長年Joanさんの健康を心配していました。
健康的な習慣を作りたいというJoanさんの願い聞いたMichelleさんは喜び、Michelleさんが提供する、オンラインで行うワークアウトプログラムに参加するよう助言します。
Joanさんはまずウォーキングとヨガの有酸素運動を始めてウェイトリフティングも開始しました。
はじめは10ポンド(約4.5kg)の重量もとても重く感じたそうです。
彼女の目標は、全体的に強さと持久力をつけることでした。
始めた当初は安全な、できる範囲のエクササイズを行っていましたが、すぐにジムで2時間、週5日を過ごすようになります。
「私はとても鈍くさいので、何をするにも倍の時間がかかるんです」
と彼女は話しますが、3年経った今も同じように週5日ジムに通っています。
3年間の累計で約30kgの減量に成功し、医者から健康の太鼓判をもらって、血圧や酸逆流など全ての薬の服用が必要なくなりました。
これほどの健康改善を達成するには、ワークアウトだけではなく、食事も変える必要がありました。
Joanさんは、
「この挑戦を始めた時は今よりも少ない量を食べていましたが、間違ったものを食べていました。今は1日5回食事をしますが、体重を減らし続け、気分も良いです」
と言います。
当初の目標は、体重を減らすことでしたが、今の彼女は、自分自身で設定した「強さ」の目標ために挑戦を続けています。
彼女は、目標を達成することは、純粋に身を捧げて、ただ実行することだと
話しますが、Michelleさんの指導なしでは達成できなかった、と付け加えます。
「私はずっと彼女を称賛してきましたが、彼女のトレーニングはそれ以上のものでした。Michelleには、何も見返りがなかったんですから」
Joanさんはダイエットを通し、健康的な体だけではなく、
●自分を信頼し、愛する気持ち
●強い自信と楽観主義
●わからないことを習得しようというチャレンジ精神
を得たといいます。
彼女は、
「年齢は単なる数であり、時計を戻すことはできなくても、再び巻き上げることはできるんです」
とメッセージを伝えてくれています。
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13万件も「いいね」がついたJoanさんの健康改善前後のInstagramに投稿された写真を、ぜひ見てみてください。
優しそうな笑顔はそのままですが、自信に満ちた瞳と、彩り鮮やかになった美しさがとても素敵な投稿です。
娘さんのMichelleさんもとても美しい方ですが、この写真、73歳と49歳って言い当てられる人はどのくらいいるでしょうか。
「年齢はただの数字」と言い切る人が美しいのは、実体験とそれを体現している現実から来る自信が、そう見せているのだと思います。
80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんや、
85歳でフルマラソンを4時間切るタイムで走るエド・ホイットロックさん、
83歳のボディビルダー金澤利翼さんなど、
肉体の限界は幻想なのではないかと思わせてくれる—そんな現実を見せてくれる方々がいます。
皆さんきっと一人で成し遂げたのではなく、JoanさんにとってのMichelleさんのような導き、励まし、協力してくれるパートナーがいらっしゃるのでしょう。
自分ひとりで頑張って努力することも美しいことですが、誰かと一緒に、一見無謀に見えることに挑戦して目標を手に入れた奇跡を分かち合うことは、喜びが何倍にもなる体験です。
JoanさんとMichelleさんはお互いをとても尊重し、愛している様子が垣間見えて、それが更にこの物語を美しくしています。
MichelleさんのInstagramに投稿された素敵な写真につけられた文章が、二人の関係性を語ってくれていると思うので、最後に引用します。
Dear mom..
I love you.
I love you now.
I loved you then.
I will always have your back.
I will fight for you.
I will take care of you.
You created me for a reason.
@trainwithjoan keep on flying!
お母さん、愛してるよ。
今も愛しているし
これまでもずっと愛してる。
いつでも私がついているよ。
いつだってあなたのために戦えるし
いつも気にかけているよ。
あなたはそのために私を創ったんだから。
お母さん、輝き続けてね!
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