3-20 プロジェクトマネージャはいるのか?
7月30日朝。審査の進行状況と完了の時期に関して事務局から電話が来ました。電話の内容は、計画変更部署で審査をしているとしか言えず、答えられないということでした。
「それは、実績報告と計画変更で部署が違うからどうなっているのかわからないということですか?」
と聞くと、そうでもあるしそうでもない、というような曖昧な返事。
「風通しが悪くて他の部署のことが調べられないということですか?」
と聞くと、そうでもあるしそうでもない、というような曖昧な返事。
何を聞いてもあいまいな答えしか返ってこないので、たぶんそうなんでしょう。
「計画変更じゃないですよね?軽微な変更ですよね?交付申請の時点での事務局の指示に従ったのですよ」というと、「う・・・」と黙り込んでしまう。
プロジェクトマネージャに代わってください
ちょうど事業再構築補助金の「事務局/プロジェクトマネージャー」と書かれている求人広告が出ていました。
求人内容としては、メンバーのフォローアップと書かれていたので、
事務局/プロジェクトマネージャーというのは、「事務局員(メンバー)」または「プロジェクトマネージャー」の募集なのではないかなと感じました。
メンバーの年収が450万円で、プロジェクトマネージャが最高600万円。
窓口担当者として電話をするのがメンバーで、
裏で案件の方針を決めるのがプロジェクトマネージャかな?と。
このあたりの階層が何段階あるのかわからないのですが、いつもの窓口担当者に「プロジェクトマネージャに代わってください」というと、
しばらく黙り込んだあと「・・・そういう役職のものはおりません」とのこと。果たして、いるのかいないのか?
今後の段取りについて
気を取り直して「計画変更部署での審議が完了したら、その後はどうなりますか?」と聞くと、実績報告部署内で再び審査をするとのこと。今度の審査はそんなにかかりませんという。
「別の部署でのダブルチェック・トリプルチェックを再度やるのですか?これを延々と続けていたらいつまで経っても終わりませんよね?何をチェックするのですか?」と聞くと、表6のチェックとのこと。
「表6はもうチェックしたでしょ、消費税の端数が1円違っていたとかなんとかで」というと、また再び同じような金額チェックするようなことを言ってきます。
それから「内容に関するチェックをする」とも言うので、「実績審査は証票の確認するものでしょ?内容をチェックするのは実績審査の業務を逸脱しているのでは?」というと、
「そうでした。内容のチェックは計画変更です」というようなことを言う。
「どうしてそんなに時間がかかるのか?」と聞くと、「事業者によってさまざま。証票が全部そろっている事業者は早いとのこと。」つまり、ワイの場合は計画変更部署に戻すために時間がかかっていると言いたそう。
「チェックを追加することで恣意的に交付を送らせていませんか?」と聞くと、それはない、と明言しました。
計画変更は最初から仕組まれていた?
一般に、計画変更は様式3という表に変更前後の金額や収益計画を書くことで行われます。これは交付決定から実績報告の間の事業実施期間内に行われるものなのですが、私の案件では購入しなかった物品があるため、計画変更に該当すると事務局の中の誰か(プロジェクトマネージャ?)が言い出したのだと思われます。
そのため、4月の時点で「様式3を出せ」という差し戻しが来たのですが、もしもそのときに「購入しなかった物品がある場合は計画変更に準じる手続きをしなければならないので、金額の増減と収益計画を出してください。軽微な変更にするには事業全体への影響が少ないことやより能率的な業務遂行に寄与することなどを理由書で示すことが必要です。」と言ってくれれば無駄な争いもなくスムーズに行ったのに、
現実は、
「買わなかったものに関して理由と影響を出せ」
↓
「やっぱり様式3を出せ」
↓
「やっぱり収益計画を出せ」
と、1か月くらいの間隔を開けて(審査項目を秘密にしたまま)小出しにしてきたわけです。
なぜなんでしょうね?
今思えば、計画変更部署に出すのは当初からのPMの既定路線だったと思います。そのためには金額の増減表と収益計画表が必要だということもわかります。
であれば、どうして小出しにするのでしょうか?
審査内容を隠そうとするのでしょうか?
そもそも計画変更の部署に出すために資料を集めていたと言わないのでしょうか??
基準を秘密にしたまま審査したことにして事業者のミスを誘っているのか、それとも裏で案件管理している人が全体を見渡せていないのか・・、真相はわかりません。
まとめ
やはり計画変更部署の動きは実績報告部署からはわからないようで、審査の状況や完了時期わわからないことはどうにもならないようでした。
これは実績報告の部署に言っても仕方がないし、行政手続法にも反していると思われるので、機構に報告して改善を求めますと伝えました。