なひたふ(事業再構築補助金差し戻し対策マニュアル)
交付申請、実績報告の対応を中心にまとめていきます
はじめに 私は採択事業者なのですが、さまざまな事情で実績報告の金額が少なくなりました。いくつかの物品やサービスを購入しなかったため、交付決定額より実績報告額が少なくなったという状況です。 このような場合、実績で申請した物品やサービスの補助金が交付されて、支出しなかったものに対しては交付されないだけであると交付申請のときに言われていたし、そうなるものだと考えていました。 しかし、実績報告はそんなに簡単ではありませんでした。当noteでは、主に実績報告での差し戻し対応を書いていこ
私の事業再構築補助金は交付取り消しの寸前まで追い詰められましたが、そこから挽回し、担当者から審査の基準について非常に多くのことを聞き出すことができました。どのような観点で審査をしているのか、どのような理由書を書けばクリアできるのか、逆にどういう場合に交付取消になるのかを探り出すことができました。 こういった経験をもとに「理由書コンサルティングサービス」を始めることにしました。理不尽な差し戻しをされて困っている皆様の力になりたいと思っています。 サービスの紹介ページはこちらです
私のプロジェクトについて少し振り返ってみたいと思います。 早い人では実績報告をしてから3カ月くらいで確定通知が来たという人もいるようです。私のプロジェクトは11カ月かかりました。中にはさらに長く1年以上かかっている人もいるようです。 その理由について考えてみます。 ①交付決定額の40%くらいしか使わなかった私のプロジェクトは当初の事業経費が2200万円くらいのプロジェクトで、交付申請額は1500万円くらいでした。 そもそも「コロナ禍で半導体不足が起きたのでその解決策」
10月18日朝。夢にまでみた補助金確定通知が届きました。(ここ数日、本当に夢に出ていた) 事務局からの確定通知とjGrantsの通知は別で、額確定通知メールのだいたい1日後にやってきます。 理事長の名前の書かれた正式な確定通知書が届きます。 本当に長かった・・・ あれ? よく見ると、確定通知の2ページ目がありました。 今後の手順が書かれているのですが、 「※補助金額0円で確定した場合の清算払請求は不要です。」 さりげなく超怖いこと書いてません!? 事務局の誰かが「
ようやく確定通知が来ました。 18日か21日にと言われていたのが、1日早く来ました。 最近、補助金の夢まで見るようになってきました。 金額が書かれていないのがちょっと不安ですが、25日に最終申請したところから減らされていないことを祈ります。 ようやくバラモスを倒した気分です。 今、あまりにも会社の資金繰りが悪くなりすぎていて、個人から会社にウン百万円貸さなければならない状況で、しかもクレジットカードのキャッシングという禁断の手を使っている状況です。 これで、ようやく
先日書いた の件で、中小機構からまさかのお手紙で返事が来ました。 中小機構にはこれまで何度か質問を送ってきたのですが、回答が来たのは初めてです。 「事務局から虚偽の申請を強要されたんだが。これって事務局による不正じゃない?」みたいなことを書いたので、真面目に検討をしてくれたのではないかと思います。 内容はというと・・・、ふーむ・・・、という感じ。 まぁ、そう書くよね。普通。 文章で回答をくれたということは中の人が一応目を通してくれたんだなとは思います。
一昨日の電話では明日(9日)に電話すると言われていたのですが電話がなかったので、今日(10日)に、こちらから問い合わせました。 そのときのやりとりをテープ起こししました。 ちょっと進んだ?事「ま、あのー、昨日、えー、お電話をすることができず、えー、また、コールセンターにお電話いただいての折り返しとなってしまったことをお詫び申しまして、状況ということですけど、昨日今日ということで、まあ、昨日今日ということで、えー、ま、計算の確認の不備は解消したという認識をお伝えいたします。」
これまでの会話から推測すると、9月27日ごろには最終承認者(?)に申請を出しているのだろうと思われます。 それに対して重箱の隅をつつくようなRejectされたのが10月2日午後ごろだと思われます。担当者もまさかここでRejectされるとは思っていなかったので、9月の中旬時点では「2週間で確定通知」と言ってしまったのではないかと推測できます。 内部的には最終承認プロセスを通過するには2~3日で、それが済んだら後は事務的に進んで1週間くらいで確定通知メールが出るのではないだろ
10月9日。今日は電話がなかったので、昨日の2回目の電話の内容を書き起こしてみます。電話は18:40ごろに来ました。 プロローグ事「さきほど、あのう、折り返し電話するということがあり、いま、お電話しております。申し上げることとして、特に審査を止めているということはございませんということはお伝えさせていただき、今後お伝えできること、申し上げられることが、あの、近・・、あぁ、日数の、日程のお約束はできないんですが、お伝えできるタイミングというのが、日程っていうか、何らかのいいお
10月8日。 最初の挨拶。進捗も情報もない事「事業再構築補助金事務局の○○です。時間が経ってしまったのですけれども、審査にお時間がかかっておることを心からお詫びするものなのですけど、今日の段階でもまだお待ちいただきたいというのが今の状態ということで 私「特に昨日と変化はないということですね?」 事「そうとも言えます。」 私「進んでないということですね?」 事「いや、進んでいないということではないんですが、いや進んでいるのかと言われると、私の気持ちとしては、進め・・、ただ、こ
今日の電話では勘弁という言葉を何回聞いたでしょうか。 本当に勘弁と言いたいのはこっちですよ。 軽い挨拶10月7日。審査の進捗状況を問い合わせたら、事務局から電話がかかってきました。 事「コールセンターにお電話いただきまして、進捗ということで、金曜日もしており、もちろんお答えすべくこの時間まで来ているんですけども、審査の計算を詰めている、確認しているということで、完了といいますか終了に向けて進んでおります。」 事「差し戻しということにはしないようにしたいということにしたいと
10月4日。審査の状況について再度問い合わせました。 電話の内容を、かなり忠実に書き起こしてみます。 序盤~軽い挨拶~事務局「審査がまだ進んでおりませんで、お連絡ができずに今日にいたっている。」 私「進んでないんですか?」 事務局「進んでないわけじゃないんですけれども・・」 私「担当者がつかまらないんですか?」 事務局「いえいえいえいえ。あのーチェックしています。先ほども確認したんですが・・、していた。」 事務局「詳細というか、いただいたものをチェックしているので、これまで
10月3日。 先月25日に中小企業庁と中小機構に「事業再構築補助金事務局による行政手続法違反および虚偽の内容での申請を指導されたことについて」という質問を送ったのですが、その回答が来ました。 その回答とは、以下のようなものでした。 一見すると「中小企業庁は個々の案件にはかかわっていないから機構と事務局に申し入れをします」という対応なのですが、以前、全く別の件で尋ねたときの回答も と一言一句同じでした。 つまり、回答の文章はコピペでした。 ところで中小企業庁の回答には回
10月2日。事業再構築補助金事務局に電話で「審査の進捗を教えてくれ」と言ったところ、その折り返しの電話が来ました。 「まだ審査中ということで、現時点では差し戻しはないが、今後はどうなるかわからない」ということを言っていました。 いや、それはおかしい。 最終の理由書を提出してから3日目くらいに差し戻しがないことの確定があって、2週間目くらいで確定通知メールと聞いていたのに、表現が後退している。なぜだ!? 録音テープ起こしをしてみた(追記)録音データが発掘できたので、テー
今日は久しぶりに差し戻しがなく平和な1日だったので、先日行われたバウンダリスキャン研究会のスライドを紹介することにします。 事業再構築補助金に採択されて作った「偽物の半導体を発見する装置」の話です。 スライドのURLはこちらです↓↓ https://www.tokudenkairo.co.jp/blogtemp/bscan20240918.pdf 懇親会で「これ作るのお金かかったでしょ?」と聞かれて、「事業再構築補助金を取ったのですが、まだ支払われていないので、銀行から
25日。中小企業庁に質問を送ったのとだいたい同じくらいのタイミングで電話が来ました。 なにやら98個の部品についても、安い方から先に使い切ったことにして高い方を残=対象外にしろと言っています。 2156円くらいの差なのですが、この最後の最後まで削ってこようとしています。 もはや質問と回答がかみ合っていない昨日の理由書では、「次に差し戻すなら●●の回答をしてほしい。差し戻さないなら不要」と書いておいたのですが、ご丁寧にその回答が付いていました。 24日に出した理由書がこれ