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沖縄のサバイバルゲームと同好会を取り巻く環境の回顧と展望(令和6年)

この『別冊沖縄ディフェンダーガゼット』は
同好会メンバーの、編集長役が"個人"で作成
しているブログです。
このブログは、特定の職業、組織、役職、とは
関係がありません。

趣旨

令和6年1月1日から12月31日までの間に
あった、沖縄のサバイバルゲーム及び同好会を
取り巻く環境について、記録・分析し、じ後の
展望について、記事に残すもの。

はじめに

沖縄県のミリタリー及びサバイバルゲームシーン
は、県内におけるコロナウイルス感染症の患者が
下げ止まりとなった2022年10月以降、
大きな変動は無く、有志のイベント開催など、
安定した活動が行われていました。
【参照:沖縄データプラットフォーム】

2024年は、有志によるイベント開催では
エアソフトガンの種類を絞ったイベント
初心者向けのイベント
装備系のイベント
架空LEの撮影会
など各種のイベントが行われました。
また、生地における大型イベントのプレゲーム
が開催され、今後の沖縄県のサバイバルゲーム
シーンが盛り上がる兆候がありました。
サバイバルゲームを行う基盤においては、12月
1日、豊見城市にJ.Compactがオープンしまし
た。

令和6年12月までの状況

Area27は中城村に移転(一部修正)

サバイバルゲームフィールド

沖縄県で、安定して活動をしているサバイバル
ゲームフィールドは、全部で5ヶ所
2024年の変化は、Area27が4月に浦添市から
移転の為閉鎖され、9月末に中城村で営業再開が
確認されました。
トイレ、屋根のあるセーフティなどの、必要な
インフラは未整備、しかしゲームが出来る状態で
あり営業中
予約はLINEのコミュニティグループ若しくは
架電で実施
天候若しくは人数により、開催されない場合が
ある為、LINEのコミュニティに入っていない
場合は、事前に電話確認が必要

J.Compactが12月1日オープン、まだトイレ
屋根のあるセーフティなどの、必要なインフラは
未整備、しかしゲームが出来る状態であり営業中
予約は、LINEのコミュニティグループで実施
フィールド側の人数把握の為に、予約制を取って
います。

ミリタリーショップ等

ミリタリーショップについては、大きな変動は
無く、実店舗の4ヶ所は営業を確認
内1件のオードナンスオキナワは、令和6年3月にORDNANCE  TACTICAL OKINAWA のアパレル・パッチ部門として、『Sculpture』をその一部
に加え、ブランドの強化を行いました。

6月4日に北谷町のフロントショップが閉店
しますが、ギアメーカーとしてのブランド
そのものには、影響が無いと思われます。

シューティングバー

2024年の沖縄県内で営業中のシューティング
バーは2ヶ所
那覇市松山にあるシューティングバー『ワイルド
ギース』は、ユーザーの社交場になっている他、沖縄県のサバイバルゲームイベントの主催
グループに名を連ねるなど、沖縄県のミリタリ
ー・サバイバルゲームにおける重要なインフラ
としての役割を担っています。
12月には、内装を一部リニューアルしました。

那覇市にあったシューティングバー『レジェンド』
は閉店し、現在は宜野湾市大山にある、ミリタリ
ーショップ『ディスカバーショップ58』の一部と
してシューティングレンジを運営しています。

豊見城市にあるシューティングバー『MA5』は
営業中、このシューティングバーが母体になり
同市内でサバイバルゲームフィールドを運営
しています。【サバイバルゲームフィールドの項
を参照】

イベント等

2024年、沖縄県では、様々なサバイバル
ゲームのイベントが開催されました。

◯ エアソフトガンの種類を絞ったイベント
3月から定期的に、OMEGA KAIナカモト氏主催による東京マルイ製MWSシステムを、搭載した
エアソフトガンによるイベント
『MWSの集い』がSergent58で開催されました。
2024年で計5回実施され、沖縄県では年間を
通して、ガスブローバック方式のエアソフトガンが使える事を、全国にアピールしました。

10月26日には、SMG限定ゲームのイベント
がRinさんの主催によりSergent58で開催
されました。

インターネット上で調べた限りでは、他に同様
の趣旨のイベントを発見出来なかった為、
沖縄県で、SMGに絞ったサバイバルゲームの
イベントは、これが初の開催だと思われます。


◯ 初心者向けのイベント

積極的にサバイバルゲームの楽しさを普及し、
沖縄のサバゲー環境を盛り上げていく事を目的と
した、『初心者スキルアップサバゲー』が、
南国ハンバーグパプア氏主催で開催されました。

この『初心者スキルアップサバゲー』は2024年
7月28日(日)、11月10日(日)に開催され、
2025年1月19日(日)に第3回目が開催
される予定です。

◯  装備系のイベント
11月4日(月)近接戦闘研究会主催による、
個人装備及びリアルカウントのサバイバル
ゲームイベント『Okinawa Zero-Day』の第1回が
Sergent58で開催されました。

◯ 架空LEの撮影会
沖縄県固有の架空LEである、『琉球警察』
『RKPD』は、年間を通じて生地を使った
撮影会を開催し、その作品をインターネットに
発表していました。
また、全国規模のイベントにも参加し、世界観
の拡張を図りました。
【各作品の使用許可を調整していない為、リンク
及び写真はありません。】

◯ 沖縄全県イベントの準備
10月20日(日)沖縄県国頭郡東村にある
東村村民の森つつじエコパークにおいて、
沖縄全県イベントに向けた、テストゲームが
行われました。
主催は、ジャハナン族長及びジャハナン会、
シューティングバー『ワイルドギース』です。

残念の事に、つつじエコパークを利用した、全県
イベントの実現は出来ない事が決まりましたが、
沖縄のサバイバルゲームシーンにとって、大きな
足跡を残しました。

◯ 2024年の分析
2024年の、沖縄におけるミリタリー、
サバイバルゲームシーンは、活気を帯び始めた
年と言えます。
新規サバイバルゲームフィールドの開店
シューティングバーの盛況
個人レベルのユーザーの活発な活動
ミリタリー、サバイバルゲームでの販売等を
行う、業界関係者の活発な活動
いずれも、2010年代にあった活気を彷彿
とさせるものであり、2019年を境にした
沈黙の時期、その後のコロナウイルス感染症
による、緊急事態宣言及び自粛のダメージから
脱却したと、評価出来るでしょう。

文章ばかりなので写真もどうぞ

更に、より良いサバイバルゲーム環境の醸成を
目的とする、初心者向けイベントの開催が
行われ、今までにない、未来に向けた前向きな
アプローチがありました。
これは、沖縄のサバイバルゲームシーン
そのものの、成長を証明する兆候であると
思われます。
また、サバイバルゲームチーム『ASYURA』に
見られる、純粋なサバイバルゲームクラン
の文化が、沖縄には根強くあり、各クランや
チームの形態ではない【コミュニティ】が、
リゾームを構成しつつある兆候を確認しました。

文章ばかりなので休憩がてら画像をどうぞ

以上の事から、2024年における、沖縄の
ミリタリー・サバイバルゲームシーンは更なる
発展の途上にあったと言えます。

◯ 2025年の展望
2025年には、個人主催のイベントが更に
発達し、多種多様なイベントが開催されると
思われます。
また、新規オープンしたJ.Compactは、インフラ
の拡充を予定している為、沖縄県南部地域の
サバイバルゲームを支える、重要な柱になる
でしょう。
また、サバイバルゲームフィールドの開店
若しくはリニューアルなど、サバイバルゲーム
のインフラが、より充実する可能性があります。
2024年に、ジャハナン族長によりサバイバル
ゲームを知らない沖縄県民にも、サバイバル
ゲームが受け入れられる可能性が、示唆された事
から、生地における、大型イベントが開催出来る
可能性は、まだあると言えます。

最後に
2023年10月より小生の所属する、近接戦闘
研究会は、活動を開始しました。
広い地域の方々に、沖縄のサバイバルゲームと、
近接戦闘研究会の活動を知って頂く事を企図し、
様々なアプローチから、個人で記事を作成
しました。
離島という、海に閉ざされた閉鎖性、色々な
人が海と空からやってくる国際性の、相反する
2つの要素が混在する特殊な環境で、いかなる
サバイバルゲームシーンや、ミリタリー趣味の
世界が広がっているか、その魅力は何か、
少しでも伝える事が出来たら、小生は大満足
です。
2024年もお世話になりました、また来年も
宜しくお願いします。