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MWSノ集い part4 【主催:OMEGA KAI】

この『別冊沖縄ディフェンダーガゼット』は
同好会メンバーの、編集長役が"個人"で作成
しているブログです。
このブログは、特定の職業、組織、役職、とは
関係がありません。

はじめに

沖縄県のサバイバルゲームシーンにおいて、
他県に比して圧倒的なアドバンテージを保持
している部分があります。
それは、1年全てのシーズンを通して、
ガスブローバック方式のエアソフトガンが
使える事です。
つまり、沖縄県はガスブローバック方式の
エアソフトガンの聖地
と言えるでしょう。

ライフル、ハンドガン問わず、安定した作動性を
期待出来る東京マルイ製から、安定性はマルイに
劣るものの、リアリティと質感のVFC製まで、
沖縄県では1年を通じて、ガスブローバック方式 
のエアソフトガンが運用出来ます。

それは、沖縄県の気候が、最低気温と最高気温
の差が小さく、1年を通して温暖な気候だから
です。
(前回の服装に関する記事参照)

そのような地理的特性を背景に、東京マルイ製
ガスブローバック方式エアソフトガン『MWS』の限定イベントである『MWSノ集い』が
始まったのは、必然とも言えるでしょう。

MWSノ集いとは

2024年3月30日に、OMEGA KAIの
ナカモト氏が主催になり始めた、東京マルイ製
MWS限定のサバイバルゲームのイベントです。

2024年10月13日に実施された『MWSノ
集い』で、4回目になります。
過去4回の、平均参加者数は、約21名です。
(ゲームに参加者を写真からカウントした平均)

これは、一見少ないように感じますが、開催
されているフィールドである、Sergent58
主催の、定例会での集合写真には、多い時で
20〜30人の人数が写っています。

MWS限定という、参加者にフィルターをかけた
イベントが、フィルターのない定例会に、平均の
人数で迫っているという事は、沖縄県内における
『MWSノ集い』の位置付けが、沖縄県内の
サバイバルゲームシーンにとって、1つの文化
になっている事を示唆しています。

これは冒頭で申し上げた、沖縄県がガスブロー
バック方式の、エアソフトガンの聖地となりうる
年中ガスガンが使える、稀有な地域である事が
背景にあるからです。

集合写真からも楽しい事が分かります。


ゲーム内容

ゲーム内容は復活ありの、シンプルな全滅戦
で、止血帯を他人に巻いてもらう事で、復活
します。
被弾して、復活までの待機中はそのまま座り、
完全にヒット判定をさせるのは、ナイフキルを
行うという、変則ルールです。

更に、プレートキャリア装着者には優遇措置が
あり、味方の位置まで、這って移動が可能です。

基本基礎の動作が滲み出ます。


ゲームは毎回エキサイトして、とても楽しい
1日が過ごせました。
同じMWSという、プラットフォームで撃ち
合いを行うので、サバイバルゲームのジャンルを
問わない、サバイバルゲームの原風景のような
楽しい駆け引きのあるゲームを堪能しました。

残念ながら、小生には言葉でしか読者諸賢に
伝えられませんが、仮にMWSノ集いpart4
を撮影していたとして、思い出と高揚感を
独り占めしたくて、誰にも見せないかもしれ
ません。
これを読む読者諸賢にも、MWSを片手に、是非
参加して頂いて、次はこの高揚感を小生と共有
して頂ければ幸いです。

参加者のMWS紹介

最後に、今回参加された方々のMWSの一部を
紹介したいと思います。

1 サバイバルゲームチーム『ASYURA』
 リーダーのMWS
各部のパーツをマグプルで統一してあるのが特徴
全体の長さをCQBでの実用性に適合させ、最も
効率的に操作出来る形にセットアップしてある。
併せてピストルスタビを付け、米国の銃器愛好家
及びシューターが持っていそうな"実銃感"が表現
されている。
吟味されたパーツ、塗装による統一感、CQBでの
実用性、そして微かな異国情緒、まさに沖縄仕様
と呼べる教科書的カスタムが施されたMWS
である。

2 HI-RO氏のMWS
ガイズリーMk14のハンドガードが装着されて
いる。これは細身、軽量によるCQBでの取回し
と、様々な機器を搭載するキャパシティの確保、
これらを全て叶える、最適解のパーツである。
HI-RO氏は、装備愛好家でもあり、軍装と
実用性の両立が、このMWSに現れている。
特に注目すべきは、サイレンサーに焼きが入り、
あたかも実弾が発射されたかのような、演出が
施されている点である、更にストックパッドが
取り付けられている点が大変通好みであり、
最適な射撃が出来るようになっている。
所有者の拘りが分かる、渋めのセットアップで
ある。

3 M氏のMWS
SIG MCX のコンバージョンキットが組み込ま
れた仕様
見る者全てを魅了する、禁断の物欲最終兵器と
言える、ハイエンドモデルである。
また、形に類似性があるINFORCEのウェポン
ライトをチョイスし、あたかも一体のような
デザインの安定性を与えている所に、所有者の
センスを感じる。
微妙に写真がブレているように見えるのは、
目の錯覚ではなく、小生が禁断の物欲に耐え、
手が震える中、撮影している為である。
ご理解頂きたい。

セラコートの仕上がりに魅入ってしまいます。

4 OFU氏のMWS
たまたまあったG&Pのパーツを組んだという
OFU氏のMWS
G&P製 ファントムMLOK のハンドガードに
Tactical RAT Stockを装着している。
たまたまあった部品で、カスタムを組み上げる
行為に、胸の奥から込み上げる、熱い何かを
感じるのは小生だけではない筈
ジオン残党のモビルスーツのように、あるもの
改修の魅力を、存分に発揮しているMWS
であると言える。
滑り止めにカモフラージュテープを巻いている
辺りが、まさに戦う漢の為のMWSである。
(機動戦士ガンダム0083及びガンダムUC参照)

ベクターオプティクスのドットサイトで実用性も確保

5 いわさんのMWS
(SNS等をやっていないと伺った為、HNでは
なく、通称で表記させて頂きます。)
まず添付した写真を見て頂きたい。
このMWSを見て「ん?」となった読者諸賢の
違和感は正しい。
PDWワイヤードストックが組み込まれているが
市販のMWS用と形が違う。
これは、いわさんが部品の一部を金属加工で削り
出し、自作しているオリジナル仕様である。
そして実際に持って初めて分かった事であるが、
見た目はSMGサイズなのにかなり重い。
一般的なガスブローバック方式のエアソフトガン
は、電動ガンと違いガスの圧力を、発射とブロー
バックさせる力に分ける為、バレル長変更には
かなり調整に手間がかかる。
見た目も十分手間が掛かっているが、それ以上に
内部にも技術力が注ぎ込まれた、テクニカル
なカスタムである。
技術力とアイデアを形にした、沖縄仕様の多様性
という、違う答えを提示したカスタムであると
言える。

6 OMEGA KAI ナカモト氏のMWS
最後に、主催者であるナカモト氏のMWSを紹介
する。
ノベスケのハンドガードが装着され、ストックは
VLTOR
独特なパターンのグリップである、DFCO製のKung Fu Gripを装着
シンプルな、民間人シューターが持つ、実銃の
ようなリアリティと、操作性が両立されている。
民間仕様にする為、フルオートの刻印が
埋められ、塗装が施してある。
吟味されたパーツを組み合わせた上で、更に
手間をかける沖縄仕様の中でも、フラッグシップ
的なMWSであり、OMEGA KAIという道場の
先生が使うに相応しいセットアップとなって
いる。

ストックの一部の部品を外してパッドを追加装着し、使いやすいように工夫されている。

まとめ

OMEGA KAIのナカモト氏は、MWSノ集い以外
にも、Sergent58で行われる、初心者スキル
アップサバゲーのプロデュースもしています。
これは、初心者にルール、マナーを普及して
沖縄県のサバイバルゲームシーンにおける、
良質なアクティブユーザーを育てる、将来に
向けた取り組みです。

そして、この『MWSノ集い』は、今、既に
サバイバルゲームを楽しんでいる、アクティブ
ユーザーに向けた、沖縄県のサバイバルゲーム
の多様性を提示して、盛り上げようとしている
当面の取り組みです。

この、ナカモト氏の活動と熱意の一端が、
MWSノ集いのルールや趣向に活かされて
います。
MWSノ集いは、まさに南国沖縄の楽しい
サバゲー『オキサバ』を体現した、イベント
であると言えるでしょう。

今後、『ガスブロの聖地沖縄』という認知と
共に、ナカモト氏が牽引する『MWSノ集い』
が発展していく事を願って、まとめとしたいと
思います。
参加された皆様大変お疲れ様でした。

主催:OMEGA KAI ナカモト氏