Three elements of オシャレ 〜実践編〜
今回は自分のクローゼットを例に挙げて私自身のオシャレを分析してみる。
今回はトップスのみで考えてみる。
私の手持ちはオールシーズン合わせて40着である。
少ない??
おそらく、私は普段、会社で作業着を着ており、週末ぐらいしかオシャレをすることがない、また滅多に服を買わない。さらに居住地域が亜熱帯地域なので、この数はもしかして少ないかもしれない。
色
色相
予想はしていたが灰色が最も多かった。次いで白、さらに茶色、紺と青、ベージュ、そして黄色とオレンジという結果になった。
実は私は茶色が良く似合い、そして好きなのだ。黄色も好きなので、実際、プライベートではこれらを良く着ている。
しかし手持ちのトップスで多い色は灰色、白、紺と青である。これはいわゆる「出張着」であった。黒があまり似合わない気がするので、それ以外の色となると、こうなってしまうのだろう。
トーン
モノトーンの服以外で、持っている服のトーンを分析してみた。
その結果、灰色がかった色や暗い色が多かった。つまり好きな茶色でさえも、明るい茶色というよりもくすんだ茶色やこげ茶色などが多いということになった。
さらに、柄物がほとんどない。ロゴやマークさえもない。昔はチェック柄ぐらいはあったと思うが、ここ数年それさえもなくなった。
潔いぐらいの無地のオンパレード…これはユニクロや無印良品などの影響かもしれない。
面白みという観点からは、程遠いものになっている。
形
今、巷にはオーバーサイズの洋服があふれている。私はこれをうまく着こなすことができず、ここ数年服を買っていない。なんとなく気が向いて買ったのがロング丈かつボリューム袖の白いセーターと、ボリューム袖のリネンシャツであるが、ボトムスとのバランスが取りづらくあまり着ていない。シルエットとしてはあまりボリュームがあって今風な服は好まず、体に沿った服を好むため、他人には年相応の落ち着いた印象を与えていると思われる。
また、直線-曲線比率でいうと、もっと直線要素が多いかなと予想していたが、実際はやや曲線の入ったデザインを多く持っていることが分かった。好みとしてもフェミニンすぎたりマニッシュすぎる服よりも、ユニセックスブランドのレディースラインや、マニッシュさを含んだデザインを選びがちである。
しかし、数枚だけかなりフェミニンよりの服がある。これは自分でもかなり思い切って購入した記憶があり、試着をしたら案外行けるかも。と思ったものである。これらの洋服には襟元や袖口にフリルがあったり、パフスリーブになっていたりと、女性らしい要素が多く、着るのに少し気合がいる服である。
質感
洋服店をのぞくと、ざっくりニット(ローゲージ)が沢山売っているのは知っている。見た目も可愛らしく、ついつい触ってしまう。
しかし、着てみるとこれがまた全然似合わないのである。というわけで私が持っているニットのほとんどは編地の細かいハイゲージニットである。
ゲージというのは、網目の大きさを指し、編機(生地を編む機械)の針の密度のことである。ゲージの密度が高い(網目が詰まっている)ためハイゲージ、その逆はローゲージという。
先の記事にも書いたが、生地の凹凸が大きいほどカジュアルになるが、私の手持ちのトップスのほとんどが平滑な生地で出来ている。ここでもカジュアル要素よりもフォーマル要素に傾きがちな嗜好を持っていることが分かる。
一方、生地のハリというか厚みは比較的薄いものが多い。住んでいる地域がほぼ亜熱帯地域であるということも一理あると思うが、背丈が小さく小柄なこともあってハリのある生地だと、服に着られてしまうため、あまり選ばないのかもしれない。
というわけで私のファッション傾向をまとめてみる
色相:モノトーンとベーシック 赤や緑、柄物がない=色柄に関して極めて保守的
トーン:グレイッシュ、ダークが多い=落ち着いたトーンを好む
形:ルーズシルエットは苦手で、標準~タイト=体に沿ったデザインを好む
:曲線要素を含む直線デザインを好む=中性的ながら女性らしさも追及
質感:目の細かいしなやかな素材を好む=落ち着いた体になじむ素材を好む
クローゼット分析から見える人となり
クローゼットは自分自身の歴史でもある。
私は比較的年齢やシチュエーションによって手持ちの洋服を変えていくタイプであるが、人によってはもう着ない洋服でも捨てないで大切に保存している方もいると思う。
一度、このような視点から解析することで、改めて自分の嗜好や「課題や可能性」が見えてくる。
この「課題と可能性」についてはまたの機会に述べてみたい。
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