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「本当は夏フェスに行きたくなかった」と子どもに言われた件
これは中津川ソーラー武道館2023へ行った後の後日談です。親の身としては非常に反省させられる出来事だったので、シェアして少しでも他のフェス好きファミリーさんたちの参考になればと思います。
「家族でフェスに行ったのは楽しかった。でも野球の練習を2日間も休んでまで行きたいかと言ったらそうじゃ無かった」
フェスから帰宅後、5年生の長男にこう言われました。
元々コロナ前までは毎年どこかしらの音楽フェスに行くことが恒例になっていた我が家族。コロナ期間を挟んで久しぶりに思い切り楽しめるソーラー武道館に私たち親はワクワクして浮き足立っておりました。そう、子どもたちの気も知らずに。
結論から言いますと、子どもたちのコロナ禍3年間で芽生えた自立心や成長を無視して、「子どもは家族と共に行動して当たり前」という思い込みのもと、親たちほど前向きに参加する気持ちの無い子どもたちをフェスに連れて行ってしまったのです。それは、今年から始めた少年野球が主な理由でした。(活動が主に土日なので、フェスに行くならその2日間は練習をお休みしなければいけないからです。)
帰ってきてから冒頭の言葉を長男に言われて、自分たちの身勝手さを反省し子どもたちに謝りました。親として申し訳なく恥ずかしい限りです。(野球のクラブチームの練習には行きたいけれど、親が楽しみにしている家族イベントだから2日間練習を休むことに渋々承知した、とのことでした)
思い返せば、コロナ禍前は7歳と4歳だった子どもたち。彼らは11歳と7歳になりました。この数年で、親の思いを汲んで一緒にフェスに来る思いやりを持ち、そしてしっかり親に自分の意見も主張できる年齢に成長していました。そして、子どもと一緒に一つのことを楽しめる期間って意外に短いのだと痛感しました。成長は嬉しいけれど、油断していたのでちょっと寂しいです。
子どもが家族と一緒に一つのことに取り組み、楽しむ時間は案外短いようです。
「一緒にフェスに行きたいかどうか?」
家族恒例の行事だとしても、みなさんはちゃんと子どもたちの意思を確認していますか?
今年の中津川ソーラー武道館は、無邪気だった子どもたちを一人の小さな大人として尊重する大切さに気付かされたイベントになりました。
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