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私のために本気で編んでみよう!~襟 前立て その他諸々編~


🔻前回の話🔻

前回、袖パーツと身頃パーツを繋いで、襟を編み始めたところで、
『何か、この繋ぎ目汚い、気に入らない!』
と感じ、編み直しを決意していました。

§訂正の概要§

私は、
[袖パーツも身頃パーツも、襟の付け根まで編みきって、繋げてから襟だけをまとめて編む]
という予定の元制作していました。

しかし、その方法でやってみるととても見栄えに納得ができませんでした。

そこで、
[全てのパーツの、"色を揃えたところから"全パーツ繋げ、まとめて編む]
という作戦に変更したのです。そのため、全てのパーツを28段分ほどく運びとなりました。

全パーツ、[残り28段編んで完成]という段階で繋いでしまい、繋がってから全てまとめて残りの28段を編む。

ただし、それぞれのパーツ毎に、元々減目していたポイントで間違いなく減目させ、
[繋げて編んでるのに、それぞれのパーツが存在している]かのような形に編む
必要がありました。

減目する場所を一切間違えることなく仕上げるために集中したかったので、この工程時、写真を一切撮らずに進めることにしました。なので、途中経過の写真は、今回はありません。


この工程はメモを取りつつ確認しながら進めました。お陰で、しっかり編み上げることに成功しました。

無事、想定していた襟の目数まで減目を進め、襟を編んだ状態がこれです。

後ろ

前回気になっていた穴や、色の微妙なズレ、繋ぎ目の汚さが全て解消しました。非常に満足な仕上がりです!

しかも、繋げて編んでるのに、全てのパーツを編んでから繋げたのと同じ形に仕上がっています!この工程が完成したときは、とても感動しました!

仕上がりのクオリティの圧倒的な差



§フードを襟に繋げる§

襟をかなり長く編んであるのですが、これを半分折りにして、その中にフードが仕舞われる形になります。

・フードを襟部分に繋ぐ
・襟を折り畳んだ状態で一部繋ぐ

これらの工程を踏んで襟部分を完成させていきます。

襟部分の説明

私は、糸を繋ぐ際、よっぽどのことがない限りほどけないような結び目で繋いではいるのですが、念には念を…フードパーツの、糸を繋いだ結び目にちょっとだけボンドを塗って固めて、より糸がほどけるリスクを減らすように努めました。

そのため、渇き待ちの時間が必要になり、襟(フード込み)が完成するまでには、時間がかかりそうです。



§ボタン§

ボンドを乾かす間に、先にボタンを作ることにしました。

ダイソーの商品、
【制作キット付くるみボタン】

これでニットのくるみボタンを作ってみようと思います。

果たして、編んだ厚みでボタンにできるのか…少々不安でもありますが、やってみます!



どうやら、型紙のサイズに丸を編めば良いみたいですね。でも、布より厚みが出てしまうことを考えると、一部工夫もいるかもしれません…とりあえず丸を編んでみてやってみてから考えましょう!

編んでみました。アイロンでプレス(笑)済みです。

微妙~…に小さいけど…果たしてボタンになるのか?

制作キットにセットしてみたところ、これは明らかにボタンになりませんね笑

ボタンのパーツの中に明らかに押し込めない量の余白

ですが、くるんだ状態で編んでしまえば完全に無理という訳でもなさそうです。

こんな風に編み直してみました。

パーツAをくるんだ状態で編んだ

何となくできそうな予感が…果たしてどうでしょう…

打ち具台に乗せなくても作れそう。

パーツBを乗せてみた

後は、パーツBをしっかり押し込むだけ!
……でも、結果的に無理でした(  ̄- ̄)

なので、パーツBをそのまま編み込んでしまう作戦に切り替えることに。

この状態から

輪が外側にくるように糸を通し直して

パーツBを乗せた状態で

くるんでいく

はい完成☆



パーツBを乗せた時点でボンドで貼っておくのも良いのかもしれないけど…別にほどけなければボタンが分解される訳でもないので、問題ないということで、この作り方でボタンを量産していきましょう◎

我ながら、可愛過ぎてテンション爆アガりです。

量産したくるみボタン

多分、この数で足りるはずですが、前立てを編んだ後に足りなさそうであれば、追加で編みましょう◎


§前立て§

襟、フードが一応形は仕上がり、後はフードを完全に仕舞い込んで"留める"方法を検討する前に、前立てを編んでいこうと思います。

襟の中にフードが降り立たんで仕舞われている状態

想定としては、
10目×250段を2枚
編みます。

まずはボタン側から編んで、本体に繋ぎ、ボタンを仮留めしてみました。

こっちの前立ては、編むだけだったからすぐ出来た

案の定前立てクルクルするけど、もう、ボタンのこのポップさが可愛過ぎてどうでも良くなってます!(笑)

とりあえず、このボタンの配置の微調整をしつつ、それに合わせながらもう半身の前立てにボタンホールを開けながら編んでいきます。編みながら、(既に出来てる方の前立てに)ボタンを本留めしながら、数えながら…と、この作業も集中力を要しそうですね。

ボタンホールを開けながらもう半身の前立てを仕上げるには、この作業もまたなかなか時間が掛かりそうです…。


§感想§

今週、記事の内容は少なめですね。私が感じた作業のウエイトは過去一で重かった感覚なのですが…。若干複雑な気分です。

今回は、
『慎重に……慎重に……失敗しないように……』
と、常に気を張ったり、確認も繰り返していたので、作業が物凄く疲れた週でした。ボタンホールの開いた前立てを編む作業もなかなか骨が折れそうなので、戦々恐々だったりしています。

もう、本当に完成が目前に見えていて、見えているからこそなかなか進まないようにも感じるし、最終段階だからこそ慎重にやるべき作業ばかりになっている感じがあって、焦りのような、失敗したくない恐れのような、気が重い感覚です。

あと少しなのに、
『もう、作業したくない!』
という気分に近くて困ります笑



何となくこの感じ、布帛での洋服づくりとの違いが感じられて不思議な感覚です。

もし、布帛から作ろうとした際は、恐らく襟パーツを作って、袖パーツを作って、身頃にファスナーを付けて、最後は全てのパーツを繋ぐだけ、という工程を踏むと予測されます。終わりに近付く程、作業内容は簡単になっていくのが布帛での洋服作りっていうイメージなんですよね。

ですが、私が編んできたように、ある程度繋いでからまとめて編んだ方が見た目が綺麗になることから、襟パーツを仕上げる作業は最後の方になるし、その作業のために、ある程度繋いでしまう作業も先の段階で行う必要があるし、前立てにしても、布帛の場合はミシンで縫って穴を開けるだけの作業が、編み物だと、想定の位置に穴を開けながら編んでいく必要があったりと、細かい作業は後回しになりがちです。

前半の、大きなパーツを編むだけの作業も大変は大変でしたが、それでもやはり根気良く"編むだけ"です。それに比べると、今回発揮した集中力はハンパなかった!

とにかく減目の場所を絶対に間違えないように気を遣い過ぎて、目数を数え過ぎて、頭が溶けそうでした。でも、仕上がりを見ると、
『編み直して、本当に良かった!』
と、物凄く満足できたので、内容の薄さの割には達成感がでかい回でしたね。



ボタンホールの開いた前立てを編むのも、かなり時間がかかりそうで、次回を最終回にできるか不安の方が大きいのですが、
『絶対に、編みきってやる!』
という意気込みも強まったので、あと少し頑張っていきましょう!


🔻つづき🔻



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