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ワーキングピンク


前回の記事を元にちょっと思い出した話です。

女性、特にティーンエイジャーから二十歳前後などの若者は個人店でのアルバイトは止めた方が良いですよ!

と、いう警告です笑



何て言うか、全ての職場がそうって訳でも無いし、大企業だから良いって話でも無いのですが、小規模な会社に勤めた際のデメリットの部分の話ですね。

昔、個人経営の居酒屋でアルバイトをしたことがあったんです。自宅から凄く近くて、通いやすかったんですよ。

で、営業中はオーナーと私、2人だけで店を回す…みたいな規模のお店でした。昼間は別のパートさんがオーナーと2人で店を回す…みたいな感じで、夜シフトの私が関わる必要があるのはオーナーだけだったんです。関わる人が少ないという点はとても楽でした。

ですが、その店のオーナー、トイレットペーパーのストックに意識が回ってなかったのか、しょっちゅうトイレットペーパーを切らし気味だったんですよ。居酒屋なのに。

好意から
「とりあえず私、家から持って来ましょうか?」
って感じで、貸してあげたことが何度かありました。一応、ワンロール貸したらワンロール返ってくる…と、いうように後日返ってきてはいたのですが、私が使っていたのは【安くて長いロールの物】。対してお店が使っていたのは【高くはない、短いロールの物】。

地味に、私、損してない?!

って思わずにはいられなかったんですよね。でも、地味じゃないですか。地味過ぎるじゃないですか。

このモヤモヤ、捌け口が無かったんですよ。何故なら、自分以外のスタッフがオーナーしかいないから!当人に相談なんてできなかったから!他のスタッフさんがいないと、
『これって…私がケチ過ぎるだけなんかな?』
って、自分1人で抱え込むしかなくなるんです。

多分、今の私のように、社会経験を色々経た後であれば、
「オーナー、次からはちゃんと経費でトイペ買ってください。私もう二度と持ってきませんから。」
位は言えます。経営するってことは、経費(延いては備品)管理は"業務"なので、
「毎度毎度同じミスを繰り返しているあなたが改めないといけませんよ!」
って、堂々と言えると思います。(言い方はちゃんと工夫はしますけど。)

ですが、18歳、19歳なんかの経験が乏しい時期に、
『これは、明らかにオーナーがおかしい!』
なんて、ジャッジしづらいんですよ。実家に住んでいれば話は別ですが、一人暮らしをしていたら
『この状態っておかしいんじゃないのかなぁ?』
と、疑問に思っても、なかなか聞ける相手っていないんですよね。

友達に相談すれば良い、という意見も至極全うな指摘なんですけど、当時の私の中では
『こんな、くだらない(地味な)ことを友達に相談して良いのだろうか…?』
って迷ってしまって、周りに相談もできませんでした。ティーンエイジャーって、本当に複雑ですよね。

『友達に気を使わせたくはない。だから、相談する内容は吟味したい。』
こういう感覚だったんですよ。

今の私であれば、
[サラッと友達に何気なく話してみて、反応を見る]
…とか、当たり障りの無い立ち回りだってできますが、ティーンエイジャーの時代にそれがなかなかできなかったんです。だから、そんな地味なことで悩んでるということをさらけ出せませんでした。



人それぞれ、性格も考え方も違うとは思いますが、ティーンエイジャーなど、社会経験値の少ない時期に
【自分と同じような立場の先輩が全然いない職場】
で働くのは、注意が必要だと思います。相談相手がいないのは、それこそ地味にキツい部分があるんです。

個人経営のお店で働くのであれば、オーナーが元々知り合いだった、とか、どんな些細な悩みだろうとすぐに相談できる相手が近くにいる、とか、とにかく
『仕事の悩みを1人で抱え込む必要が無い。』
と、確信してる場合にのみ、選んだ方が良いんじゃないかと私は思っています。
若い…というか社会経験が乏しい時期は、小規模な職場での勤務は要注意ですね。



で、この話、続きがあって、ある時を堺に、オーナーがトイレに入った状態のままで私にトイペを持ってくる(or買ってくる)ことを要求してくるようになったんです。

オーナーはパンツなどまでを下ろしきった状態で便座に座ったまま、トイレのドアを開け、私を呼び付けて、
「ごめん、トイレットペーパー切れそうでさぁ………。」
と、伝えてくるようになったんです。

トップスの裾で隠れてるので、下半身が見えるようなことは一切ありませんでしたが、トイレに座ってる情景を見せつけられてたんですよ。

『これって…セクハラに当たらんのか?当たるやろ?え?でも、こんなん、どこにも訴えれない、助けも求められない、友達にも何て相談して良いか分かんない、エスカレートされたら困る!』
と、パニックになりながらも、パニックになってない風を装って
「はーい、持って(買って)来まーす。」
と、平然と対応し続けるしかなかったんですよね。

怖すぎるて笑

私のように、
『いやぁ…これ、明らかなセクハラだって言い切って良いのか分かんないんだけど…不快!』
って、思うようなことをされたとしても、まじで助けを求める場が無いんですよ。

『明らかにセクハラだよね?!』
っていうことをされてしまったとしても、訴える場所も証拠も、色々無いので、泣き寝入りするしか無くなるんです。

現代であれば、
「セクハラですよ?止めてくれません?」
と訴えれば、止めてくれる可能性も高まってきてるのかもしれません。ですが、セクハラする人間というのは、
・自分の行動がセクハラだと認識していない
もしくは
・セクハラだと分かってて、わざと訴えにくい方法でセクハラしてくる
かのパターンが多いので、個人経営の場で、周りに人がいない環境でセクハラを受けてしまうと、詰みやすいんですよ。

だから、経験値が低い、特に女性は注意が必要です。

身体的被害は受けなかったとしても、精神的被害を受ける可能性があります。だから、相応の心構えや、ボイスレコーダー、動画等々証拠を残す準備は必要になるかもしれません。とにかく
『自分が構えておいて対処するしかなくなる!』
のだということを念頭に置いた上でバイトに挑む必要があるということなんですよね。

繰り返しますが、全ての職場がそうという訳でも無いし、必ずそんなことが起きる訳でもありません。ただ、可能性はあるから、注意も必要ですよ、という話です。



こういう観点から見て、オーナー個人の経営だったとしても、大きなテナントに入ってる形のお店なんかであればまだ、リスクは減ると思います。テナント内なら、防犯カメラ、警備員をはじめとして、他の人の目が存在してるので、いざという時でも助けを求めやすいですよね。

何より、トイレ付近で2人っきりになることは一切ありません。

↑これ、結構重要ポイントなのかもしれません。



先程例に挙げた職場とは全く異なる別の職場の話なのですが、男性で
【部下の1人】
としてではなく
【1人の女性】
として対応してくる人もまぁまぁいるんですよ。

「職場恋愛禁止!」
を掲げている職場も存在する昨今で未だに
『職場の異性=結婚(恋人)候補』
みたいな感覚の人間、まぁまぁいるんですよね。

一番質が悪いのは、

恋愛がそんなに得意…でもなかったけど、職場で相手を見付け、結婚し、"既婚者になったから"余裕が出たせいで女性にグイグイ話せるようになった

ようなタイプですね。

↑この手のタイプは、
『結婚するまで、恋愛経験がそこまで充実してなかった…。』
という卑屈感に似たフラストレーションと、
『もう、結婚しちゃってるんだからたとえフラれたって傷付かないし~。』
という、無敵感が悪い具合に交わってはっちゃけるんですよね。本当に質悪い。

こういうタイプも、他人の目が行き届かない場所を狙って接触を試みてくる狡猾さがあるので、注意が必要とも言えるんです。



本っ当に、一概には言えないんですけど、経験値が浅い時期に選ぶ職場は、多くの人と関わる、且つ、同性の先輩の方が多い職場から選んでみた方が、要らない悩みを抱えずにお金だけ稼げるんじゃないかと思います。

色んな経験をすることの方が大事ではあるんですけど、例えば
『基本的には学業を頑張りたいけど、生活費の足しに稼ぎが必要。』
とか、
『恋も"楽しみたい"なぁ。』
とか、青春を謳歌する気満々なのであれば、要注意人物を避けることも大事な側面はあるんじゃないかなぁ?と、私は思うんですよ。

まず間違いなく、はっちゃけてる既婚者にほだされてないで、同世代の男子とキャピキャピした恋愛を楽しんだ方が得るものは多いよ。と、私は思います。

※誰にどんな経験がどんな影響を与えるのかは分からないから、色々断言はできないんですけど、頭の中ピンク色な男性が思いの外多くて、
[純粋に仕事を経験してお金を稼ぐ]
だけっていうのが難しい職場が存在するのは事実ですよ、っていう話ですね。



本文の趣旨からはズレまくるんですけど、既婚者の男性が未婚女性に対して
「2人でご飯行こう。」
って誘うのはもはやセクハラだと認定して欲しい笑

その言動、奥さんに対しても、誘ってる未婚女性に対しても、失礼だって気付いた方が良いと思うんですよね。

酷い場合なんて、
「自分は既婚者なんだ。」
っていうことを言わずにシレッと指輪を外した状態でアプローチしたりしてきてさぁ笑

そんなんで誤魔化せると思ってんかよ


そしてそんなあからさまな浮気性、こちとら興味無いっての。本当にウザい。"上司"じゃなかったらフルボッコ確定なのにね。

でも驚くべきことに、"既婚者だからこそ"気が大きくなって、女にアプローチできるようになってる勘違い野郎は結構いるんですよ。←こういう奴の多くは恋心じゃなくて性欲に支配されてるだけの犬みたいなモンだから、恋愛しても幸せなことなんて良いこと1個も無いんです。

『可哀想な私、グスン🥺』
を楽しめる人じゃないと、相手はできないんです。

だから私にまとわりつくんじゃねぇチキショー( ;゚皿゚)ノシ



話は逸れてしまいましたが、私はどうも
『女がまともに働くって難しいな。』
って感じる経験をちょいちょいしてるんですよ。

この話に書いたように"地味~に"
『平静を装って働くには支障があるんですけど😢』
っていう経験がちょいちょいあります。

今でこそ
「それ、違いますよね?」
って、堂々と言えるように、知識や知恵、判断力なんかも備わってきてはいますけど、若い時や経験値が乏しい時は黙って去る以外、どうしようもないこともありました。←それらの経験に対して
『まぁ、あの時の経験があったお陰で今…』
とは、なりませんからね!経験し損なことばっかですよ。

だから、

色んな人が純粋に
『働きたい。』
『稼ぎたい。』
っていう思いを形にできる環境

がもっと世の中に増えて欲しいなぁ、って思うんです。

パワハラにしたってそうですよ。上の人たちからしたら
「これは、愛の鞭だ!打たれてこそ強い鉄になるんだ!」
って言い訳して暴言吐きまくりの人間もまぁまぁいましたけど、
「馬鹿野郎、てめぇは鍛冶職人程の腕あらへんのんじゃ、もっと腕磨いてから出直して来い💢」
って人間の方が多かったですからね。←こういう、鉄を打つ資格の無い人間に潰される人が量産されない環境は増えるべきだと私は思ってるんですよ。

でも、被害者側になっちゃった私が何を言おうと
「それはただの自己養護でしょ?」
としか取られないから話が通じなかったりしてさぁ。

私はトロイの木馬の中に潜むしかなくなるよね。でも、時が来れば………知らんで?



全てが職場のせいだって言うつもりもないんだけどさぁ、私が職場を離れざるを得なかったのは私だけのせいじゃない側面はちらほらあります。そしてこういう経緯を次の職場の面接で
『セクハラ被害に遭ったので逃げました。』
なんて、言ってはいけないんじゃないかと思っていたので、これまで1人で抱え込んでたんですよ。すっかり忘れてましたが、私も広い意味でMeTooの関係者でした笑無関係だと思ってたけど、無関係でもなかった笑

多分、世の中で見たら
「男だから…」
「女だから…」
って話ではないんだろうけど、私個人としては
『男の人はもっと、職場の女性に対して"異性として"見るのを止めて欲しいな。』
って、思います。

また別のケースになるんですけど、20歳近く年上の離婚経験者なんかが執拗にご飯に誘ってくるとかもあって、うざかったこともありました。この時も、
『いや、お前はもっと自重しろや?』
と思いながらも無下にもできない立場の人だったので、なかなか困ってたので、
『職場の異性にはアプローチして良いものだから😋』
っていう認識を改めて欲しい人は世の中にいーーーっぱいいますね。

ですがそういう、頭の中ピンク野郎がいない職場なんて選びようがないし、選んでたら働く場なんて無いし、本っ当に、
『色んな人の認識が変わって欲しいなぁ。』
と、私は思ってます。何も
「恋愛なんてするなー!!!」
とか極端なことまでは言いませんが、
『必要以上に絡むのは相手に失礼かもしれないな?』
程度は考えて、自分を抑制しながら"仕事して"欲しいですね。



恋は落ちるものだし、男女のことだから難しい側面はあるのかもしれないんですけど、まーじーで、職場に恋愛脳は持ち込み禁止でお願いします。

職場は仕事をする場であって、女の子とお喋りを楽しむ場ではありません。

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