一所懸命に頑張らない
最近、
『頑張ってはいけないんだな!』
というこを何となく肌感覚で理解しつつあります。
私の価値観として、
『生きる上で生き甲斐を感じながら生きていたい。』
という理想があるのですが、
『じゃあ、何に対して生き甲斐を感じるの?』
と自問したところで具体的な答えも見出だせないから、なかなか困る場面が多いです。
そんな中で、最近再ハマりしたONE PIECEを介して、
『そうか!やりたいと思ったことに対して一所懸命に取り組んでいたら、それだけで良いんだ!』
と、理解し始めたんですよね。
前までは、自分がやりたいこと、興味があることよりも
『やらなきゃいけない!』
と思い込んでいる事柄に対して"頑張って"取り組み続け、なのに自分にとって得られるものはほとんど無く、虚しさを抱えたまま生きていました。
そんな無意味に感じる生き方と、有意義に感じられる生き方の違いを理解できてきたように感じている訳です。
私は言霊って結構大事だと思っていて、言葉をそもそもの由来に基づいた正しい言い方だったり、語源を意識して、使う言葉を選ぶだけで自ずと目の前にある人生への向き合い方が正されると実感しているからです。
その観点で書けば、
「頑張る」
は
「我を張る」
が元々の由来なので、意固地になることを表していますね。柔軟性にも欠けます。
一方の
「一所懸命」
は
「1つの場所を命を懸けて守る」
が由来なので、物事へ取り組む際の集中力は桁違いです。"賭ける"ではなく、"懸ける"である部分もポイントで、この"懸ける"は、ノーリスクの上、全身全霊で打ち込む様を表しています。
一所懸命になることを「必死になること」と表している人もいるようですが、命を懸けることは必ず死ぬことではないので、"必死"とは全くの別物です。
私の中のニュアンスを表現するなら、
「命を懸ける」
とは
「命を燃やすこと」
であって、
「命を捨てること」
とは別なんですよね。
それで、
『一所懸命に生きるのが大事なんだな!』
って感じているのです。
勿論、職種や会社にもよりけりですが、現代に、組織という中で働く上では
[一所懸命に働く]
って結構難しいんですよね。
あれこれ色々、想定したり管理したり、同時進行を求められる場面も多かったりして、"一所"に"懸命"になりにくいんです。
だから、私は自分の人生や世の中に嫌気が差すんだということが腑に落ちました。この点を踏まえて、今後の生き方を模索すると良さそうです。
ちょっと変な例え方かもしれませんが、
「さぁ、こい!」
と、構えて敵を待つのが
「頑張る」
のイメージなんです。
「やられてたまるか!」
と、攻撃を受けて耐えるのが
「踏ん張る」
のイメージなんです。
踏ん張ることはときに必要だと私は考えるのですが、頑張るのは無駄でしかないと思うのです。
本気の攻防に"構え"は要らないかなって。
『毎日投稿って意味無いよなぁ…。』
と、思いながら続けてますが、意外と着実に私が目指すべき生き方へのピントが絞れてきているから、捨てたもんじゃないんだなって思いますね笑
今年に入ってから如実に
『どうすれば自分の人生に満足のいく生き方ができるのか?』
というフワッとした疑問への攻略法がじわじわ見付かっています。
この調子だと、揺るぎ無い自分で生きられるようになる日もそう遠くないんじゃないかと、期待も湧きますね。
毎日投稿によって、一話一話のウエイトが軽くなってるせいで、自分の中になかなか定着しないのもデメリットではありますが、今はそれで良いのかもしれないと思えるようにもなりました。
今回の気付きは本当に良かった!
「一所懸命に生きる!」
って言うと、
「1つのことだけに固執して……」
っていうニュアンスに捉える人の方が多いのかもしれませんが、その捉え方も違うと私は思うんです。
「やりたい!」
と、思うことにその都度注力すれば良くて、なにもそのやりたいことを1つだけに絞る必要は無いんだな、という理解に落ち着いています。
本当にルフィのスタンスそのものを表してる感じですね。
ルフィの目的は
「ラフテルに行き着くぞ!」
じゃないじゃないですか。色んな島それぞれで、その都度全力で冒険して戦ってる訳じゃないですか。それと同じなのでしょう。
前にも書いた通り、私は昔ルフィのこと好きじゃなかったんですけど、最近ずっと
『そうか…私の生き方の理想はルフィなんだ…。』
って気付くことを繰り返していて、妙な気分になります。
自分の好奇心が赴くままに、その都度命を懸けて取り組めることが、私にとっての理想の生き方なんじゃないかと判明しつつあるようなのです。
前にも何度も書いてますが、夢や目標がハッキリ定まっていて、尚且つそれらがより具体性を帯びている程達成しやすいから、目指すときも迷いにくくなります。
でも、私みたいに、夢目標も無い、何なら目指したいものも漠然としかイメージが湧かないタイプの人間は、ときに生き方に迷うんですよね。
その迷いの中で私は燻っている訳ですが、どんどんその霧が晴れてきている感覚を感じられているのです。
そして、具体的な形としての夢目標でなく、"自分の在り方"を明確にして、筋を通せるようになれば、特に夢目標も必要無いんだと、分かってきましたね。
どんどん自分の中の芯が強くなってきてるのも分かるようになってきました。
頑張るのではなく、懸命に取り組む。
今日から意識して、私にとっての楽しい世界を渡っていこうと思います。